『お嬢さん、そんなにイヤそうな顔しないでくださいよぉ』三菱耕うん機CT-70「昔のポスター」

今日は「昔のカタログシリーズ」、もとい「昔のポスター」。伊藤産業機械さんのところで見た、フルカバー耕うん機が異様に熱かった1960年代初頭のモノではないか?と、僕が考えている、三菱ハンドトラクターCT-70のポスターです。

新製品 三菱ティラーCT-70形のポスターです。微妙な色のツートン、フルカバーのボディと昭和40年、1965年以前の医療を持ち合わせていないので想像でしかありませんが、一連の耕うん機デザインに熱かった1960年周辺の製品ではないかと思います。
新製品
三菱ティラーCT-70形のポスターです。微妙な色のツートン、フルカバーのボディと昭和40年、1965年以前の医療を持ち合わせていないので想像でしかありませんが、一連の耕うん機デザインに熱かった1960年周辺の製品ではないかと思います。

僕はティラーというと「ばあさんを乗せた台車を引っぱってじいさんが運転するもの」というものだと思っていました。しかしそもそも「効率の良い二連スキも装着できます」ということでスキで土を起こすものだったんですねぇ・・・

ロータリーもできると書いてあるのを見ると万能型のようです。

セロテープもこんなに飴色になっちゃって・・・と、よく見ると薄く削った木を釘で打って、ポスターに穴をあけないように掲示しているのでした。これは素晴らしい!

しかし、意にそぐわない仕事に来てしまった感バレバレの表情です。口角は上がっていますが目が死んでいて、モーレツにつまんなそうです。
一応作業できそうな服装はしているが、実際はやってそうもないお約束の「なぜなんだおねえさん」しかし、意にそぐわない仕事に来てしまった感バレバレの表情です。口角は上がっていますが目が死んでいて、モーレツにつまんなそうです。この先望む華やかな仕事につながるかもしれないんだから、『お嬢さん、そんなにイヤそうな顔しないでくださいよぉ』
おまけに手は添えてるだけでこうです。ものすごくイヤそうです。まさかさらわれてきちゃったのかな・・・
おまけに手は添えてるだけでこうです。ものすごくイヤそうです。まさかさらわれてきちゃったのかな・・・

探してみると女性のでているこのような古い商品ポスターはなかなか見つからないもので、もしかしたら貴重というか当時のさきがけという感じだったのかもしれません。

大塚食品 ボンカレー50 200g×5箱

ボンカレーだってまだ50年です。それより前となるとなかなかなく、なぜ耕うん機にその貴重なリソースが集中していたのか気になるところです。

たわわに実った田んぼの畦道を行く、スマートな耕耘機(後には鋤がついているようです)のポスター。見事に日焼けしています。 上下をセロハンテープ、もしくはドラフティングテープで壁に貼ったのでしょう。そのテープが真っ黒に変色しているところからも時代を感じることができます。 真ん中にいたの押さえが入ってしまっているので、肝心なところが見えず残念ですが、触ると痛みそうで触ることができませんでした。隠れているところは多分、国の何かの試験に合格したこと、そして「日の出式ハンドトラクター」と書いてあることが想像できます。 また一番下にはメーカー名、ブランドロゴと埼玉・川越 片山製作所 とあります。
たわわに実った田んぼの畦道を行く、スマートな耕耘機(後には鋤がついているようです)のポスター。見事に日焼けしています。
以前紹介した日の出式ハンドトラクターも同じように女性モデルを採用しています。
フルカバーの耕うん機ポスターの女性モデルはこれだけでなく、他にもあり、購入層がそれを求めていたのか、送り出し側がそうだったのか・・・

時間もなくなり、この話つづきます。また明日!

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“『お嬢さん、そんなにイヤそうな顔しないでくださいよぉ』三菱耕うん機CT-70「昔のポスター」” への2件の返信

  1. ポメラニアンさん おはようございます
    お返事遅れました
    画像はあくまで自分本位の興味(お嬢さん、もしくは、おねえさん)をもとに載せていますので
    ご期待に添えませんでした・・・すみません

  2. あの〜ですよ〜。当時の耕運機を見たいので、画像はしっかり乗せて下さい。1950〜1960くらいの工業デザインは世界一になる為、凄いです。斜体のエンブレム。ありえないデザインロケットを思わす様な。しかもイタリア、フランス、アメリカデザインです。工業製品、電気製品今より素晴らしいです。三菱耕運機は難しい。

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