使い勝手はともかく角が丸いのがいいな・・・「工具箱」つづき

一番気になったのがこの箱。工具箱でしょうか。ぴったりと左右のハンドルの間にできるスキマに寄り添った愛せるかたち。真鍮のエッチングによる銘板もステキです。こういう部分、「持つヨロコビ」をくすぐるところですよね!

ここのところの工具箱シリーズで見ている人は飽きたか、付いてこられなくなっている模様です。しかし、最後まで行ってしまいましょう。

 

一番気になったのがこの箱。工具箱でしょうか。ぴったりと左右のハンドルの間にできるスキマに寄り添った愛せるかたち。真鍮のエッチングによる銘板もステキです。こういう部分、「持つヨロコビ」をくすぐるところですよね!
特にいいなあ・・・と思うのはこのような角の丸いタイプ。メリーティラーMTG3のハンドル付近についていた物です。同じ金属製にしても四角い物とこのような丸い物、もしかしたら丸い物のほうが工具を入れる場合には使い勝手が悪いかもしれません。さらに継ぎ目がなく、プレスでバンバン作れるこの形のほうが手間もかかっていないかもしれません。でも、なんだかかわいらしくてこちらが好きです。

 

Sさんのところで見た、鈴江農機製作所CN型耕耘機「撮りトラ」です。(耕うん機だからトラクターといえないかもしれませんが)年式はよくわからないんです。でも、昔のステッカー「金属銘板」の書体や各部の作りを見ると相当昔のものなのでしょう。しかも高級車!
スズエのCN型耕耘機はハンドルの根本に工具箱が備え付けてあります。蓋を開くと当時の工具が・・・

 

こちらも歩行式のハンドル間の角度に合わせ台形の形状をした工具箱。「伊藤式車軸ロータ」と書いてあるのでしょうか・・・フタが閉じなくなって麻ひもで縛ってあるのもいい感じです。
こちらも歩行式のハンドル間の角度に合わせ台形の形状をした工具箱。「伊藤式車軸ロータ」と書いてあるのでしょうか・・・フタが閉じなくなって麻ひもで縛ってあるのもいい感じです。

 

 

その工具箱を開けてみると・・・当時の工具が・・・タイムマシンみたいですね。
その工具箱を開けてみると・・・当時の工具が・・・タイムマシンみたいですね。

 

すてきな名前入り工具箱付き!
イセキのポルシェ。空冷のTB-23工具箱。ブリキの工具箱は時が経つと持ち主の使い方やクセを吸収して「いかにも持ち主の工具箱」になりますよね。すてきな名前入り工具箱付き!

 

クボタL2601DTは農研機構の登録で1976年、今年で40歳です。3気筒立形4サイクルディーゼル1299cc、26馬力/2800rpm。この顔はL3001と同じ涙袋のあるタイプ。
世界の名門トラクター、クボタL2601のアクセスしやすく、大きな備え付けの工具箱。ブルトラのとはえらい違いです。進化してますね!

 

同じく工具箱です。これは本体付属の工具箱なのでしょうか・・・とすれば、工具箱も同い年ですよね。
発動機付属の工具箱なのでしょうか・・・発動機の運転会で見たものです。やはり角丸の2ピース構造の工具箱。使い勝手のためか古いものは角丸、それ以降は四角い折り構造。もっといくとプラスチック製・・・という流れになっているように見えます。

 

珍しい大島の工具箱。こういうマークだったんですね!
珍しい大島の工具箱。角丸です。バインダーとかコンバイン付属の物だったのでしょうか?

 

ヤンマーの工具箱
ヤンマーの工具箱。これも角丸です。

 

工具箱だって丸で、こんなにステキなんです。
僕の一番はこのクレイソン122汎用コンバインの物でしょうか・・・角丸でバスタブのような形。大きさもたっぷりの工具箱です。

 

開くとこんな感じ。
開くとこんな感じ。使い勝手もそうですが、様々なデザインが60年代後半から四角に移り変わっていますから、それとともに工具箱も四角になっていったのでしょう。

 

中を見てみるとこんな物が入っていたりします。
中を見てみるとこんな物が入っていたりします。

 

なんでしょう・・・コンパウンドか何かかな?
なんでしょう・・・コンパウンドか何かかな?

 

古いから、丸いから、目新しいから惹かれるのか、それとも純粋にその形が訴えかけているのか、両方を同時に見たわけでもなく、もちろんこれから先真っ白な気持で同時に見ることはもはやできないので判断できません。

 

でも、ブリキの、角丸の工具箱は「いいなあ」と思います。今日はここまでです。また明日!

 

 

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