やっぱりそうか!ヤンマー13馬力の系譜。YM173「撮りトラ@第34回国際農業機械展in帯広」

今日はhokkaidoujinさんにお招きいただき行ってきた、第34回国際農業機械展in帯広ヤンマーブースで見た、YM173「撮りトラ」です。

 

違和感があるくらいきれいに仕上げられた、ヤンマーYM173です。ヤンマーの年表によれば昭和43年(1968年)〜昭和48年(1973年)水冷ディーゼル13馬力でした。キャプションには・・・ 機種 ヤンマーオールドモデルトラクター 型式仕様 YM173 全長 2090mm(3点リンク付) 全幅 880mm(最小) 全高 1080mm(マフラー頂端) エンジン 横型水冷4サイクルディーゼル 総排気量 751cc 出力/回転速度 13PS/2100rpm <来歴> ヤンマーの量産トラクターとして、新築のヤンマーディーゼルエンジン木之本工場(昭和42年竣工)にて製造。 札幌市中央区でリンゴ、野菜、米を生産していた斎藤氏がロータリー耕、プラウ耕で昭和59年まで使用。 新たにトラクターを購入後も、ポンプやそ菜用の段ボール切りの動力として平成5年まで使用し、その後も家庭菜園用に現役で活躍していた。 とありました。エンジンが横型ということや、排気量がわかったのは収穫です。
違和感があるくらいきれいに仕上げられた、ヤンマーYM173です。ヤンマーの年表によれば昭和43年(1968年)〜昭和48年(1973年)水冷ディーゼル13馬力でした。キャプションには・・・

機種 ヤンマーオールドモデルトラクター
型式仕様 YM173
全長 2090mm(3点リンク付)
全幅 880mm(最小)
全高 1080mm(マフラー頂端)
エンジン 横型水冷4サイクルディーゼル
総排気量 751cc
出力/回転速度 13PS/2100rpm

<来歴>
ヤンマーの量産トラクターとして、新築のヤンマーディーゼルエンジン木之本工場(昭和42年竣工)にて製造。
札幌市中央区でリンゴ、野菜、米を生産していた斎藤氏がロータリー耕、プラウ耕で昭和59年まで使用。
新たにトラクターを購入後も、ポンプやそ菜用の段ボール切りの動力として平成5年まで使用し、その後も家庭菜園用に現役で活躍していた。

とありました。エンジンが横型ということや、排気量がわかったのは収穫です。

 

またこのようにインパネを見られたのも収穫です。ただ、写真はこれだけ。様々な機械が一同に会する展示会は時間がありませんね。
またこのようにインパネを見られたのも収穫です。ただ、写真はこれだけ。様々な機械が一同に会する展示会は時間がありません。

 

まず初めに、ヤンマー100年史P235に、岡山県の藤井製作所、高知県の協和農機、福岡県の竹下鉄工とヤンマーがヤンマー農機を設立したというようなことが書いてあります。1963 年には初のヤンマートラクタとして竹下鉄工がYM12A(12馬力)、藤井製作所がYM13A(13 馬力)、協和農機がYM18A(18 馬力)を開発した。とあり、まず作業機メーカー主体でトラクターの開発がなされたということがわかります。と、いうことは「各作業機メーカーのDNAがしばらくはヤンマートラクターの中に色濃く残っているのではないか?」と、楽しい想像ができそうじゃありませんか!
以前、「YM1300Dは藤井製作所の血を引いているのじゃないか?」という記事を書きましたが、このヤンマー13馬力の系譜、だんだんはっきりしてきました。

 

ヤンマー13馬力の系譜

 

『豊穣無限-ヤンマー農機20年の歩み-』という本の巻末に年表が載っていました。これによれば、ヤンマー13馬力の系譜はやはり藤井製作所のYM13Aから始まっています。
『豊穣無限-ヤンマー農機20年の歩み-』という本の巻末に年表が載っていました。上の数字は「昭和〜年」を表しています。これによれば、ヤンマー13馬力の系譜はやはり藤井製作所のYM13Aから始まっています。その後1年のブランクを経て(新工場を作っていたのでしょう)、YM173→YM1300→YM1301と受け継がれていったようです。

つまり・・藤井製作所のYM13Aから・・・

 

YM13Aです。本物を見られるなんて本当に運がいい!『“iQ乘り”の日常』さんのサイトにありました。僕も見てみたいです。これはカワカッコイイですねぇ・・・
YM13Aです。本物を見られるなんて本当に運がいい!『“iQ乘り”の日常』さんのサイトにありました。僕も見てみたいです。これはカワカッコイイですねぇ・・・

YM173

 

で、YM173は13馬力みたいなんです。この型番、型番から「7」を取ったものが馬力になってるんですね!それにしても一見意味がなさそうに思える「7」にどんな意味が込められているのだろう・・・
以前見たYM173です。協和農機の血を引くYM273と明らかに血筋が違う(YM273はフェンダーライトですし・・・)感じがします。

 

水冷単気筒横型エンジンです。YM1300Dは水冷立形のようなのでここは少し違いますが、同じ13馬力、同じような顔、同じ水冷ということでYM173とYM1300Dには関連性があると考えられないでしょうか?
ネットで見つけたYM173のカタログです。顔もそうですが、水冷単気筒横型エンジンで、協和農機の血を引く空冷ベースのYM273と構造もかなり違います。つまりYM173は水冷エンジンベースの藤井製作所のYM13Aの血を引いていると考えられませんか? これが1968年〜の話です。

 

YM1300

 

なぜかクボタB1600のステッカーが貼ってありますが、ヤンマーのYM1300Dで間違いないと思います。
なぜかクボタB1600のステッカーが貼ってありますが、ヤンマーのYM1300Dです。

 

ただ、ヤンマーの社史に業界初の四輪駆動と謳われていますが、書いてある通りにそれが1974年のことだとしたら、それはもしかしたら間違っているかもしれません。
ヤンマーYM1300Dです。YM173に似ていますよね!

 

YM1301

 

ネットで見つけてきたYM1301です。ここまでくると面影がなくなってきた感じがします。
ネットで見つけてきたYM1301です。ここまでくると面影がなくなってきた感じがします。ヤンマー色に染まってきたという感じでしょうか・・・

 

今日はヤンマー13馬力の系譜でした。また明日!

 

 

 

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