ウォータールー・ボーイから100年で凄い進化!ジョンディアJD8370RT「撮りトラ@第34回国際農業機械展in帯広」

今日も第34回国際農業機械展in帯広ヤンマーのブースで見た、フルクローラーのジョンディア・トラクター8370RTと、茨城県稲敷郡美浦村にあるスガノ農機の本社工場で見た、8300Tの比較「撮りトラ」その2です。

 

ヤンマーのブース自体はものすごく大きいのですが、いかんせん展示している機械が大きすぎます。どちらかといえば機械の間を縫って歩き回る感じです。
ヤンマーのブース自体はものすごく大きいのですが、いかんせん展示している機械が大きすぎます。どちらかといえば機械の間を縫って歩き回る感じです。

 

JOHN DEERE 8370RT 会場が狭かったので、全体の写真がなかなか撮れませんでした。代わりにカタログの写真を載せておきます。
JOHN DEERE 8370RT そんなわけで、対象の機械と十分距離を撮ることができず、全体の写真がなかなか撮れませんでした。代わりにカタログの写真を載せておきます。燃料はタラップを上がってデッキの上から入れるしかないようですね・・・

 

8300Tの「T」はクローラタイプを表しています。 tractordata.comによれば、エンジンはジョンディア6気筒、8.1Lターボインタークーラー・ディーゼル222馬力/2200rpm 重量は10トンを優に越えるバケモノです。ただ、運転席に乗せてもらい、動かしてもらったのですが、運転はほとんど指先でやっているように見え、ちっともマッチョな感じはしないのでした。(助手席から手を伸ばしてちょいちょいと・・・)建機と違って油圧で車輪を動かしているというわけではなく、ごく普通のDCTを使った言ってみればオートクラッチマニュアルみたいなもので、変速をするタイミングで少しギッコンバッタンする乗り心地でした。
JOHN DEERE 8300T 
向きが反対になってしまいました。こうやって見ると昨日感動した湯たんぽ型フェンダータンクの片鱗があります。ボディと共色の緑に塗られているのでわかりにくいですが、以前からボリュームがあるフェンダーだったのです。また、クローラの動輪、転輪の数は同じですが、少しずつ形状が異なっています。

 

後輪にゴムが張ってあるのがわかるでしょうか?そして前の小さな黄色の転輪を緑で黒い小さな転輪を持つ△部分が強力に油圧で押して突っ張っているのだそうです。
JOHN DEERE 8300T 旧タイプでもタラップを上がって給油するしかなかったようです。

 

転輪のベースにH鋼が突き刺さっている感じです。
JOHN DEERE 8370RTのほうは転輪のベースにH鋼が突き刺さっている感じです。

 

フロントドライブ?になってしまったのでしょうか?
JOHN DEERE 8370RT JOHN DEERE 8300Tに比べるとちゃちになってしまっています。フロントドライブ?になってしまったのでしょうか?

 

またまたカタログの写真です。これを見るとリヤホイールの中心の黒い棒が展示で見たものより飛び出しています。同じくH鋼の部分も・・・トレッドを比較的簡単に変えられるようですね!
JOHN DEERE 8370RT またまたカタログの写真です。これを見るとリヤホイールの中心の黒い棒が展示で見たものより飛び出しています。同じくH鋼の部分も・・・トレッドを比較的簡単に変えられるようですね!

 

 

↑トレッドのことは説明していませんが、キャブサスとトラクター本体のサスペンションを説明する動画です。もしかしたら乗り心地がいいかも!

 

ジョンディアトラクター JD-8370RT,EARZ --------------------------------------------- 圧倒的なパワーと牽引力 2ほんの強力なクローラが大地を掴み作業機を力強く牽引。 米国が培ったトラクター技術が惜しみなく 注ぎ込まれたジョンディアSRシリーズトラクター。 300馬力オーバーの圧倒的なパワーで大地を耕し 北海道の大規模畑作経営をサポートします。 とあります 水冷4サイクル6気筒9,000ccディーゼル 出力 370馬力/2100rpm 燃料タンク容量 758ℓ(!) 尿素タンク容量 25.3ℓ 重量はなんと16トン以上!
JOHN DEERE 8370RT でっかく空いたホイールアーチから中が見えています。

 

エンジンはPowerTech PSS 9.0L
JOHN DEERE 8370RT エンジンはPowerTech PSS 9.0L

 

PowerTech™ PSS 6090HFC09 9.0L Industrial Diesel Engine ピタリではないかもしれませんが、こんなヤツが載っているのでしょう。
PowerTech™ PSS
6090HFC09
9.0L Industrial Diesel Engine
ピタリではないかもしれませんが、こんなヤツが載っているのでしょう。

 

工具箱はこんなところについています。
JOHN DEERE 8370RT 工具箱はこんなところについています。

 

ちゃんとフタを閉めないと、色々落ちてしまいそうな工具箱。DeWALTの工具箱です。ここに置くのが正規なのかなあ・・・
JOHN DEERE 8300T ちゃんとフタを閉めないと、色々落ちてしまいそうな工具箱。DeWALTの工具箱です。ここに置くのが正規なのかなあ・・・

 

排土板となにやら螺旋のグルグルしたものが付いたアタッチメントが折り畳まれて付いています。
もう6年ほど前になりますが、Dさんに送ってもらった8300Tの写真です。こちらも同じ場所に工具箱が付いていますね・・・DeWALTのじゃないですけど・・・

 

ジョンディア100年のバッジがついています。2018年でちょうど100年みたいです。
JOHN DEERE 8370RT ジョンディア100年のバッジがついています。2018年でちょうど100年みたいです。

 

JOHN DEERE 8370RT ここにも!
JOHN DEERE 8370RT ここにも!

 

1918年4月14日、Deere&CompanyがWaterloo Gasoline Engine Companyを買収してから
100年というのは、1918年4月14日、Deere&CompanyがWaterloo Gasoline Engine Companyを買収してからカウントしているようです。今では考えられませんが、このころはまだ海のものとも山のものともしれない「エンジン」そしてそれを動力として載せたトラクターが、馬をしのぐなどとはほとんどの人が考えなかったようです。トップの画像の左、白黒の写真は記念すべき最初の動力モデル・・・1917年〜1924年にかけて製造された、27馬力のウォータールーボーイ、モデルNというものらしいです。

 

これがそのウォータールー・ボーイ。ちゃんと持っている人がいるんですね。画像検索しても結構でてきます。
これがそのウォータールー・ボーイ。ちゃんと持っている人がいるんですね。画像検索しても結構でてきます。100年でこのウォータールー・ボーイから8370RTに・・・まさかこんなになるとは・・・

 

 

JOHN DEERE 8370RT シリンダーと配管の並ぶ後ろまわり。各種ジョイントのキャップがカラフルでいい感じです。
JOHN DEERE 8370RT シリンダーと配管の並ぶ後ろまわり。各種ジョイントのキャップがカラフルでいい感じです。

 

こちらは若干スカスカしています。
JOHN DEERE 8300T こちらは8370RTに比べると若干スカスカしています。

 

あ!それからJOHN DEERE 8370RTの中央の大きなシリンダーを拡大してみると・・・おお!CBMじゃないですか!
あ!それからJOHN DEERE 8370RTの中央の大きなシリンダーを拡大してみると・・・おお!CBMじゃないですか!

 

CLAAS ARION 550はデータシートによると、DPS 4気筒 ターボ・インタークーラー・ディーゼル4525cc 定格158馬力 最大163馬力とあります。このDPS、以前Arion 540/620/640を見た時に、DEUTZ Power Systemsの略なのか、John Deere Power Systems' (JDPS)なのか、わからなかったのですが、前回のCLAAS ARION 650の時に一番スペックに近いJDPS(ジョンディア)の PowerTech PVXに落ち着いたので今回もそういうことにしておきます。
CBMと言えば、CLAAS ARION 550の・・・

 

実際にどのように使われるのか、僕は良く知らないのですが、このゲンコツ部分、好きなんですよね。カタマリ感と細かいギミックが同居している感じ。CBMとかいてあります。
リヤリンケージのゲンコツ部分、CBMとかいてあります。

 

ここでも同じCBMの文字が見えます。メーカー名でしょうか・・・ここでも繊細なワイヤーやピンとゴツいゲンコツのコントラストがグッときます。
トップリンクにも同じCBMの文字が見えます。

 

調べてみると出てきました。「CBM Group」イタリア・モデナの会社です。それ以外はよくわかりませんでした。
調べてみると出てきました。「CBM Group」イタリア・モデナの会社です。それ以外はよくわかりませんでした。

 

こんなロゴです。
こんなロゴです。

 

New Holland T8.435です。比較対象物がないと大きさが全くわからないと思いますが、これだけでも「カタマリ感」はわかってもらえると思います。何もかもが太ク大きい・・・
ニューホランドのT8シリーズ、巨大なハーフクローラトラクターT8.435

 

頭の四角いピン。こういう細かいところ、いい感じです。
そのT8.435のスイングドローバーっていうんでしょうか・・・この写真のちょっと上のあたり・・・

 

拡大すると・・・CBMのマークじゃないですか! 系列というのか、トラクターのチームによってワルターシャイドを使うとか、CBMを使うとかにわかれるのでしょうね。
拡大すると・・・同じCBMのマークです。ジョンディアでも使われていたのですね。

 

長々とおつきあいありがとうございました。今日はここまでです。また明日!
JOHN DEERE 8370RT 長々とおつきあいありがとうございました。今日はここまでです。また明日!

 

 

 

 

 

 

 

 

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