YM13→YM173→YM1300Dと続く血脈(妄想ですが)YM1300D「撮りトラ」その2

ネットで見つけたYM173のカタログです。YM1300Dと同じ13馬力。

今日は昨日、「業界初(超小型クラスを除く)の四輪駆動トラクターである」ということに納得した、ヤンマーYM1300D「撮りトラ」続きです。

 

ただ、ヤンマーの社史に業界初の四輪駆動と謳われていますが、書いてある通りにそれが1974年のことだとしたら、それはもしかしたら間違っているかもしれません。
昨日から続く、ヤンマーYM1300Dですが、これに似た顔、以前見たことがあります。その時にヤンマー初期のトラクターには3つの流れがあるようでした。一つは竹下鉄工のYM12A(12馬力)から続く流れ。もう一つは藤井製作所のYM13A(13 馬力)から続く流れ。最後は協和農機のYM18A(18 馬力)から続く流れです。

 

ヤンマーのサイト『画像で振り返るトラクターの半世紀  誌上「ヤンマー 赤いトラクター展」』にはYM12Aの写真が載っています。
ヤンマーのサイト『画像で振り返るトラクターの半世紀  誌上「ヤンマー 赤いトラクター展」』には竹下鉄工と共同開発したというYM12Aの写真が載っています。キャプションに

1963年 YM12A
ヤンマー初の耕うん機発売から2年で乗用トラクターが登場。YM12A/13Aは横型水冷ディーゼル搭載。

とありますが、これはどう見ても横型水冷ディーゼルには見えません。多分、YM12AとYM18Aは空冷ディーゼルだったのでしょう。

 

ヤンマートラクタ 1961年(昭和36) ヤンマー農機㈱ (日本) YM-18型 18馬力 空冷ディーゼルエンジン
こちらは「土の館」で見た、協和農機と共同開発したというヤンマートラクタYM-18です。端正でシャープな顔立ち。当時主流のまんまる顔に比べるとちょっと異形です。

 

藤井製作所と共同開発したという、3兄弟の中で唯一僕が水冷ディーゼルを搭載していたというYM13Aの写真はありません。ただ、その末裔はYM173じゃないかと思うんです。

 

で、YM173は13馬力みたいなんです。この型番、型番から「7」を取ったものが馬力になってるんですね!それにしても一見意味がなさそうに思える「7」にどんな意味が込められているのだろう・・・
以前見たYM173です。ヤンマーYM1300Dに似ていませんか?

 

ネットで見つけたYM173のカタログです。YM1300Dと同じ13馬力。
ネットで見つけたYM173のカタログです。YM1300Dと同じ13馬力。

 

水冷単気筒横型エンジンです。YM1300Dは水冷立形のようなのでここは少し違いますが、同じ13馬力、同じような顔、同じ水冷ということでYM173とYM1300Dには関連性があると考えられないでしょうか?
ネットで見つけたYM173のカタログです。水冷単気筒横型エンジンです。YM1300Dは水冷立形のようなのでここは少し違いますが、同じ13馬力、同じような顔、同じ水冷ということでYM173とYM1300Dには関連性があると考えられないでしょうか?

 

YM173のエンジンはS13T型水冷コンデンサ式横型単気筒ディーゼル751cc13馬力/2100rpmでした。
ネットで見つけたYM173のカタログです。YM173のエンジンはS13T型水冷コンデンサ式横型単気筒ディーゼル751cc13馬力/2100rpmでした。

 

このタイトルで書き始めたのはいいですが、風呂敷を広げすぎて時間がなくなってしまいました。出かけなくてはなりません。帰ってきてからか、それとも明日か・・・続きます。 すみません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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