田植機もそうだけど、ハンドトラクターも情報が少ない・・・佐藤造機クミアイティラーPHT35「撮りトラ」

組合は農協のことですよねえ・・・エンジンは105ccと結構大きいです。全購連・佐藤造機株式会社とあります。全購連???

今日の「撮りトラ」ハンドトラクター伊藤産業機械さんに提供いただいた写真ネタで・・・佐藤造機のクミアイティラーPHT35です。

 

佐藤造機のクミアイティラーPHT35です。ご自分で製作したのか、運搬車に改造されているそうです。古い機械の有効な使い方ですよね!きっとクミアイティラーも喜んでいたと思います。
佐藤造機のクミアイティラーPHT35です。ご自分で製作したのか、運搬車に改造されているそうです。古い機械の有効な使い方ですよね!きっとクミアイティラーも喜んでいたと思います。

 

よく見ると、ベットを前に持って行きたいために、エンジンを本来あった位置から後ろに移動しています。大胆な改造の割には自然にできていて使いやすそうです。
よく見ると、ベットを前に持って行きたいために、エンジンを本来あった位置から後ろに移動しています。大胆な改造の割には自然にできていて使いやすそうです。前のタイヤは一輪車のタイヤですね!

 

小型特殊自動車 運輸省認定番号 農 518号 サトー PHT 35型 これで登録年月日がわかったら最高なんですけど・・・
小型特殊自動車
運輸省認定番号 農 518号
サトー PHT 35型
これで登録年月日がわかったら最高なんですけど・・・

 

農研機構のサイトで調べても出てこないので、1976年より前のものと思われます。また、官報などをデジタル化して公開している「法庫」というサイトで少し小型特殊自動車の認定番号がわかりました。でも、ここにも518号はありません。農 889のヰセキHD800が昭和50年ですから、1975年より前の機体でしょうね。
農研機構のサイトで調べても出てこないので、1976年より前のものと思われます。また、官報などをデジタル化して公開している「法庫」というサイトで少し小型特殊自動車の認定番号がわかりました。でも、ここにも518号はありません。農 889のヰセキHD800が昭和50年ですから、1975年より前の機体でしょうね。

 

クミアイティラーの書体がレトロでいい感じです。元は手描きですね、きっと!

 

組合は農協のことですよねえ・・・エンジンは105ccと結構大きいです。全購連・佐藤造機株式会社とあります。全購連???
組合は農協のことですよねえ・・・エンジンは105ccと結構大きいです。全購連・佐藤造機株式会社とあります。全購連???

 

全購連をWikipediaで調べてみると、全国農業協同組合連合会の沿革に、

 

1948年(昭和23年) – 全国農業会を解散・全販連(全国販売農業協同組合連合会)・全購連(全国購買農業協同組合連合会)を設立。

 

とあります。農協購買部門の全国的組織なのですね! クミアイの冠のある機械はこれまでもたくさん見てきました。当時のクミアイは色々な会社に機械を作らせてしまうような、ものすごい購買力をもっていたのでしょう。

 

エンジン部のロゴです。時代を感じさせる書体。
エンジン部のロゴです。時代を感じさせる書体。

 

今日は北海道でhokkaidoujinの案内でandoさんと見た私設博物館所蔵、サトー(佐藤造機?)の赤いトラクター、(トラクターというよりは乗用耕耘機に近いかもしれません)MY CAR140「撮りトラ」です。
サトー(佐藤造機)の赤いトラクター MY CAR140Dです。ヘッドマークは大きく「S」その下に縦に「SATOH」とあります。これとは書体が少し違いますね。この機体のキャプションでは1965年(昭和40年)とあるのですが、ヘッドマークのSの古くささを考えると、クミアイティラー、これよりは新しそうです。

 

写真はこれだけですし、トラクターとうに比べ耕耘機の資料も少なく、誕生年の特定には至りませんでした。残念です。

今日は不完全燃焼。それではまた明日!

 

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