年式不明。シバウラS-30A「撮りトラ」

スッキリとして上品なフォルムのトラクターです。シートクッションが気になりますね。どうも肥料の袋かなんかに見えます。肥料の袋に綿状のものを入れてクッションにしているのでしょうか?

様々な期限が限りなく近づいてきています。締め切りに押しつぶされそうになりながらも、徹夜で仕事をこなすには眠すぎる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

写真一枚の短縮板(仕事が片付いたらちゃんと書きます)でお送りする今日の「撮りトラ」は、北海道で見たシバウラトラクターS-30Aです。

シバウラS-30Aです。年式がわかりません。農研機構に登録のある1976年以降には記載がありませんので、1976年より古いものと思われます。また、tractordata.comにも記載がないので、輸出もされていない感じです。
シバウラS-30Aです。年式がわかりません。農研機構に登録のある1976年以降には記載がありませんので、1976年より古いものと思われます。また、tractordata.comにも記載がないので、輸出もされていない感じです。

面長のFORDのOEM群とは少し違って、縦にちょい詰まった幼児顔。ちょっとわかりにくいですが、目のすぐ下にSHIBAURAの文字が入っています。

株式会社IHIシバウラの沿革に(そういえば株式会社IHIシバウラは、2017年10月1日から株式会社IHIスターと統合して株式会社IHIアグリテックという会社になったんですね!)、『1959年(S34) S-17四輪乗用トラクタを発売』という記載があります。

S−17というとS-30Aと表記が似てますし、もしかしたら兄弟かもしれません。となると、1959年〜1976年(ずいぶん広いレンジだなあ)の間に製造されたと考えても良さそう・・・

機種名:シバウラトラクタ 形式・仕様:S-17型 17馬力 製造社・国:石川島芝浦機械株式会社 日本 導入年度:1960(昭和35)年 使用経過:国産トラクタは各社で発売を開始する。プラウやロータリ作業の普及が始まる。玉置は中古で入手するが、以前の経過は不明。
S−17といったら土の館で見たこれでした。ちょっと形が違いすぎるなあ。ちなみに、変わった形をしていると思ったら、IHIの前史に「カーデザイナーによるデザイン」と書いてありました。昭和34年ですから1959年ですね。

S-17よりはずいぶん新しそう。ということで、多分昨日のFORD1000(シバウラS1500)よりちょっと古いぐらい、1960年後半〜1973年くらいでしょうか。

今日はここまでです。また明日!

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