今日は北海道の中古ヤードでandoさんやhokkaidoujinさんと見た、シバウラトラクターSD2443「撮りトラ」です。
まず最初に思ったのは、機械制御のトラクターが行き渡って一巡し、売れなくなった時のテコ入れで行われた「メカトロ税制」に合わせたのか?ということ。しかし、「メカトロ税制」は昭和59年、1984年のことですから時期が合いません。
SD2043も農研機構の登録では1979年。でも、僕が中古ヤードで見たSD2443とはグラフィックが違います。
沿革にあった『1982年(S57)IC搭載のスイングエースを発売』という記載は、このオークションで売られていたほうのグラフィックになったタイミングかもしれません。
スイングエースという名前から「自動水平なのかも」という考えも浮かびますが、1982年に「スイングエース」とネーミングされる前からICを搭載して売っていた・・・ということなのではないでしょうか?
こうやってみて見ると、機械制御→IC制御→(メカトロ税制ができて)マイコン制御と(何を制御したかわかりませんが)と移り変わってきたのではないでしょうか?
マイコン制御のほうは『小さいものから始まった電子化は80年代中頃にトラクターに押し寄せた・・・シバウラD288・・・「撮り虎」その4』が若干詳しいので、そちらを見てくださいね!
それにしても需要を喚起するため、IC、マイコンと高集積化、軽薄短小化していって、その適用もカメラ、炊飯ジャー、トラクターと拡大し、それを税制で政府が後押しする図式がずっとあったんですね。
それでいうと今はIoTですかねぇ・・・ネットにつながるトラクターはもうできちゃったから、ネットにつながる乾燥機とか田植機とかに優遇税制が付くようになっちゃうかな?
きょうはここまで・・・また明日!