今日はもちろんクボタトラクターL2601「昔のカタログシリーズ」の続きです。
どこへ出しても十分
どこへ出しても十分・・・と、ここでも自信のコメントです。
1975年から20〜30馬力級トラクターの米国向け輸出が数量的にまとまり出し、米国メーカーとのOEM契約が目立ち始めた・・・という情報が頭に入っているせいかもしれませんが、「どこへ出しても」という部分が世界を視野に入れたメーカーとしての言葉に見えてきてしまいます。
今までは輸入トラクターだったら「世界の品質」的な売り方でしたし、国産トラクターなら「トラクターは数字で選びましょう」とか「余裕の馬力」とか、どちらかといえばドメスティックな言葉が並んでいたように思います。
そういう中で他のトラクターを意識していない、唯一無二的カタログは珍しいかもしれません。
1960年の国産初のトラクターT15型から15年
最近判明したのですが、油圧リフトは付いていなかったそうです。詳しくは『妄想は真実につながる→クボタT15の真実「撮りトラ@土の館」』を見てもらいたいのですが、作業機の上げ下げは長いレバーを引いて行っていたそうです。
それが1977年、L2601になると・・・
よっぽど頑張ったんですよね! たった17年ですもん。
タイヤのままで代かきOKと書いてあります。どういうことなんでしょう・・・もしかして昔はカゴ車輪がないと代かきはできなかったのでしょうか・・・
1970年代後半「世界の名門トラクタ」のクボタトラクター・・・今はどう思ってカタログを作っているんでしょう。しげしげと最近のカタログを眺めたわけではありませんが、ラクとか経済的とか、直接おサイフや体に訴えるようなざっとのイメージです。ビジネスって感じですよね?
たまにはこんな大上段に振りかぶったカタログを見てみたいですね!
きょうはこれまで。また明日!