最初にDが付く三菱のトラクター、Dトラ、今日は伊藤産業機械さんに提供いただいた昔のカタログシリーズ、まとめて三菱D1100/D1550-FD/D1650/D2050-FD/D2650-FD/D3250です。
日曜だというのに今日も出稼ぎ。多分見に来る人もいないのでチャチャッと軽めに行ってみます。
カタログの内容は、
マイサン ゆとりの3気筒!
なりは小さいとも余裕タップリーーーーー
三菱の小型農用トラクター「マイサン」。そのヒミツは、水冷3気筒の強力エンジン。従来の2気筒エンジンでは考えられなかった低騒音・低振動、そしてパワーアップを実現しました。この性能、会場で実際にお試しください。
とあります。この前のランツが(これよりかなり古いマシンですが)多気筒に対しての優位性を信頼性やランニングコストに求めていたのに対し、こちらの多気筒組は低騒音・低振動という「快適さ」を主張しているところが対照的です。
そりゃあ衝撃ですよね。3気筒で大騒ぎしているところへそれより一つ多いんですから・・・
カタログの内容は、
衝撃の4気筒!
三菱のトラクターが生まれ変わりました。16馬力から40馬力まで、<4気筒>シリーズの完成です。
では<4気筒>はなぜいいのか?
<4気筒>はどこが違うのか?
音が違う。静かです。
振動が違う。疲れません。
パワーが違う。ネバリにネバリます。
「エンジンの三菱」が、他社に先駆けいち早く実現した自信作。
この性能、会場で実際にお試しください。
音は静かなんでしょうねえ・・・静か、疲れない・・・とやはり「快適」ということがネバリという基本性能より先に書かれています。
もしかしたら機械化が進み、このような「快適である」ということが作業の効率を左右するという時代になりつつある。もしくは「そうなるであろう」と会社が判断したのかもしれません。
1955年あたりから1960年あたりまでのランツの時代はどんな機械でも機械でありさえすればすごく能率が良かったのでしょうけど、さすがにそれから10数年あとの時代はオペレーターの作業環境を考えるまでに進化した・・・ということかもしれませんね。
今日はこれでおしまい。また明日!