顔は変わったけど、ある部分だけ変わらなかった。三菱トラクターR2000「撮りトラ」

昨日は第一次出稼ぎ最終日でした。人にたくさん会うと疲れますねえ・・・もう帰ってくるとグッタリで何もできません。

今日は北海道の中古ヤードでandoさんやhokkaidoujinさんと見た、tractordata.comによると1970年〜1975年の間発売されていた三菱トラクターR2000の「撮りトラ」その2です。

昨日までのお話

tractordata.comによると1970年〜1975年の間発売されていた三菱トラクターR2000。エンジンは三菱SDT100型1.0L 2気筒ディーゼル20馬力。
tractordata.comによると1970年〜1975年の間発売されていた三菱トラクターR2000。エンジンは三菱SDT100型1.0L 2気筒ディーゼル20馬力。
初めに『三菱はこのときまでは変わらず三菱だった。』なんて書いちゃったけど、この顔、どこかで見たことある。目の位置からするとクボタのL型とか日の本のMB型。でも、全体から受ける印象はマッセイファーガソンのベストセラーMF100番台シリーズでしょうか・・・もしかしたらデザインはいろいろなものに左右されている?
昨日はこの顔がMFに似ているということで始めたら、R2500をスズエにOEMしていたとか、MF125は同じくOEMではないか・・・などと情報を寄せていただきました。

あ!ヘッドランプは小糸でした。

これがMF125(ネットで見つけた画像)
これがMF125(ネットで見つけた画像)
これが三菱R2500(ネットで見つけた画像)
これが三菱R2500(ネットで見つけた画像)
これがスズエM2500(ネットで見つけた画像)
これがスズエM2500(ネットで見つけた画像)

確かに似てます。というより同じものと言って良いのではないでしょうか? (アゴの切替のところなどに注目してみるとよくわかります)ついでにR2000とR2500もそんなに違うようには見えません。

これ以前はどうだったでしょう

北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、三菱トラクター R210

三菱トラクタ 1960年(昭和35) 三菱重工業㈱製 (日本) R21D型 20馬力 空冷ディーゼルエンジン 1961年(昭和36) 長谷川トュウ入手のもので経過は不明。昭和45年まで使用していた。三菱トラクタ初期のもの。  MITSUBISHI TRACTOR YEAR: 1960(Showa 35) Manufacturer: Mitsubishi(Japan) Model: R21D Output: 20ps Engine: Air-cooled diesel This tractor was purchased by Mr. Hasegawa in 1961(Showa 36) and used for some time. Nothing is known about the outcome of his having used it. It was in use until 1970(Showa 45). This is one of the first tractors produced by Mitsubishi.
グリルの模様が気になります。三菱のMを表しているのかなあ・・・それとも稲穂かなにか? R200にも付いていたなあ・・・

同じくスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、三菱トラクター R200

機種名:三菱トラクタ 形式・仕様:R200型 12馬力 製造社・国:三菱重工株式会社 日本 導入年度:1965(昭和40)年 使用経過:南幌町、星豊氏が購入、長年使用後㈱南幌農機が所有して保存中のもの。現在も使用できる。
三菱R200型。形としてはこちらのほうがずっと古そうなのに、1965年製なんだそうです。不思議だなあ・・・

こっちのほうはマッセイファーガソンとの関係、どうなっていたのだろう・・・似てるといえば似てるし、似てないといえば似てないですけど・・・「多少意識していた」程度かな?

R2000他の部分

ちょっとビックリしたのは細面の優男なのに、マッチョというか結構力強く美しいフレームなんです。各部しっかりしている感じじゃないですか?
ちょっとビックリしたのは細面の優男なのに、マッチョというか結構力強く美しいフレームなんです。各部しっかりしている感じじゃないですか?
カバーの下の鋳物部分、どこをとっても緩やかなRで構成されています。シンプル&ビューティ!
カバーの下の鋳物部分、どこをとっても緩やかなRで構成されています。シンプル&ビューティ!
こういうところももっとちゃんと撮っておけば良かったんですけど・・・
こういうところももっとちゃんと撮っておけば良かったんですけど・・・
そして極めつけはココ。三菱農用トラクタ R2000形 20PS 2700cc(と書いてあるのかな?)三菱重工株式会社。
そして極めつけはココ。三菱農用トラクタ R2000形 20PS 2700cc(と書いてあるのかな?)三菱重工株式会社。

昔のステッカー、プレート銘板です。その右下には、小型特殊自動車 運輸省認定番号 農591号 三菱R220型 とあります。

トラクター名としては三菱R2000で売ってますけど、届け出形式認定番号はR220型なんですね。

そしてこちらは三菱R200の銘板。内容も形も配置も同じです。三菱トラクタ R200形 三菱重工株式会社
そしてこちらは三菱R200の銘板。内容も形も配置も同じです。三菱トラクタ R200形 三菱重工株式会社

R2000とまったく同じ昔のステッカー、プレート銘板です。その右下には、小型特殊自動車 運輸省認定番号 農453号 三菱R200型 とあります。

販売名称を「形」で表し、形式認定番号のほうは「型」と称しているところも同じ。

ぐっと新しくなって三菱MT2600Dでは・・・

MITSUBISHI tractor D2650FD 三菱トラクターD2650FD 形式名MT2600D
たくさん名前が並んでるゾ

農業機械の種類:農用トラクター(乗用型)
形式名:三菱MT2600D
区分:三菱D2650FD
製造会社:三菱農機株式会社
製造番号:●×□△

小型特殊自動車
運輸省形式認定番号:農1319号
三菱MT26B型

ペナペナのホントのステッカーになってしまっていますけど、その下の鋳物部分、旧型の金属銘板の形に台ができています。同じものを貼る意欲がココに見えてますよね!

外観の部分は揺れ動いてますが、この部分は長い間変わっていなかったんです。おもしろいですね!

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“顔は変わったけど、ある部分だけ変わらなかった。三菱トラクターR2000「撮りトラ」” への2件の返信

  1. トラクター狂さん こんにちは

    ちなみにD2500は「青年のような青いトラクター」「青草の上の青いトラクター」というキャッチコピーでボディカラーは濃い水色です。(当時の雑誌の切り抜き、持ってます!)

    おもしろいですね!(切り抜きまで集めているんですか???すごいです。見せて下さいっ!!)
    それにしても「青年のような青いトラクター」とは・・・まったく意味がわかりません
    それこそ「若気の至り」「青春の蹉跌」って感じです(わーーーーごめんなさい!)

  2. MF125は三菱D2500のOEMだと思います。

    ちなみにD2500は「青年のような青いトラクター」「青草の上の青いトラクター」というキャッチコピーでボディカラーは濃い水色です。(当時の雑誌の切り抜き、持ってます!)

    2年程前、山形ではちと有名なリサイクルショップ(トラクターやコンバイン、車も売ってます・・・)にMF125が売りに出てました!見に行ったのは言うまでもありません(笑)

    程度は年式相応な感じで、ロータリーとカゴ車輪が付いて18万でした。

    もう少しで買いそうになりましたが、カタログと違って置き場に困るので諦めました(爆)

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