80年代中頃はトラクターにとって激動の時代・・・日の本JF1「昔のカタログ」

今日は「昔のカタログシリーズ」。千葉県の伊藤産業機械さんにお借りした乗用車感覚の2人乗りトラクター、日の本JF1のカタログその2です。

今日も構想時点ですでに終りそうにない感じ・・・ネットに情報が多数載っているということなのかもしれませんが、つくづく80年代って動きがあっておもしろい時代ですね。

機種名 乗用(二人乗り)トラクタ 仕様形式 日の本JF1型 18馬力 製造社国 株式会社 東洋社 日本 導入年度 1985年(昭和60年)
スガノ農機の「土の館」で見たJF1 機種名 乗用(二人乗り)トラクタ 仕様形式 日の本JF1型 18馬力 製造社国 株式会社 東洋社 日本 導入年度 1985年(昭和60年)

実車のほうは

『二人乗りトラクタはジョイフルファッション!!日の本トラクタJF1型・・・スガノ農機「土の館」』
『ジョイフルファッションその2 日の本トラクタJF1型・・・撮りトラ』
『ジョイフルファッション最後 日の本トラクタJF1型・・・撮りトラ』

で確認してくださいね!

そういえば昨日は気がつかなかったのですが表紙の上のほう、こんなのが付いてました。ずっとおすましのお二人ですが、ここではちょっと違った雰囲気。男性は歯を見せて笑ってます。女性はちょっと手を上げて・・・いや〜 クルマが小さく見せるな。
そういえば表紙の上のほう(昨日は気がつかなかった)、こんなのが付いてました。ずっとおすましのお二人ですが、ここではちょっと違った雰囲気。男性は歯を見せて笑ってます。女性はちょっと手を上げて・・・いや〜 クルマが小さく見せるな。

まだ2ページ目

独創的な設計思想から導き出されたベストポジション。「HINOMOTO」の技術が常識を超えた。とあります。
独創的な設計思想から導き出されたベストポジション。「HINOMOTO」の技術が常識を超えた。とあります。(そりゃあ超えますよね。非常識だもん。)
トラクターに新世代誕生。ニューイメージトラクター。 今、トラクターの新たなる進歩が始まる。農業技術の発展をリードしてきた「日の本」が最新の技術をここに総結集。 従来の常識を飛び越えたトラクター「JF1」が生まれました。コンパクトでしかもファッショナブルなボディ。農用ながら乗用車なみの先進装備。そして、楽しさ広がる「我国初」の2シーター(2人乗用)と充実した内容で多様化する農作業にお応えしていきます。 運転席プラス助手席で機動力倍増。
トラクターに新世代誕生。ニューイメージトラクター。 今、トラクターの新たなる進歩が始まる。農業技術の発展をリードしてきた「日の本」が最新の技術をここに総結集。 従来の常識を飛び越えたトラクター「JF1」が生まれました。コンパクトでしかもファッショナブルなボディ。農用ながら乗用車なみの先進装備。そして、楽しさ広がる「我国初」の2シーター(2人乗用)と充実した内容で多様化する農作業にお応えしていきます。 運転席プラス助手席で機動力倍増。

背景黒は1980年代中頃の共通項?

別々にしちゃってますが、本来見開きのページです。それでもってこれ、どこかで見たことがあります。

やはり昔のトラクターカタログで、これもまた選べるカラバリと前後どちらにも使えるリバースタイプという、「ジョイフルファッション」にも負けていないユニークなコンセプトのトラクター。クボタL-1-R。

多分この後に出たのだと思いますが、サターンXシリーズに通じるようなSFもしくは宇宙チックな表紙と思われます。
1985年のカタログです。なんでしょうね・・・同じような時代背景でものを作っているのでこうなっちゃうのでしょうか? 1年あとということでJF1より宇宙チックかつ、日の本が2Dなのに比べこちらは3D風になっていますが、基本的に受ける印象は同じです。
クボタサンシャインL1-Rは座席やハンドルを付け替えて反対向きに運転できちゃうユニークなトラクターです。
クボタサンシャインL1-Rは座席やハンドルを付け替えて反対向きに運転できちゃうユニークなトラクターです。

クボタL-1-R・・・時間があったら『これ好き!クボタサンシャインL1-R・・・「昔のトラクターカタログ」』の記事でチェックして下さいね!

1980年代中頃はトラクター技術革新の入口に違いない。電子化の波が押し寄せてたんだった。

独創的な設計思想から導き出されたベストポジション。「HINOMOTO」の技術が常識を超えた。とあります。
もう一度日の本のほうに戻ります。もう僕たちはこのJF1も日の本というブランド、それから日本自体がこれから先どうなっていくか知っているわけですよね? でも、このカタログが出たとき、みんなはが思ったこの先は予想、予測でしかなかった・・・

知っているからこその予断かもしれません。でも、この背景黒の図面風カタログたちからは「先進」とか「未来」というメッセージが込められているように思います。

純粋に動力としてのトラクターから油圧を使ったさまざまな作業ができるようになり、メカと油圧を電子制御する次のステージへ向かう踊り場みたいな状態だったんじゃないでしょうか? きっとこの裏でさまざまな技術が開発中で出番を待っていたのだと思います。

で、「これからまだまだすごいことになるよぉ」とそんなニュアンスが図面風カタログにページには入ってる感じがします。

トラクター電子化の時代

日の本JF1が1984年。クボタサンシャインL1-Rが1985年。そして同じ1985年のクボタニューサンシャインブルトラB1シリーズのカタログには・・・

滝田栄さん、他のトラクターもやってたんじゃないかなあ・・・(うろ覚え)とみのりちゃんです。マイクロコンピューター制御のマイコンポンパ・・・どういうことなのかはよくわかりません。
滝田栄さんとマスコットキャラクターのみのりちゃんです。マイクロコンピューター制御のマイコンポンパ・・・つまり電子制御の始まり・・・

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