今日はhokkaidoujinさんに案内していただき、andoさんと一緒に見た、個人で昔の道具を収集、保存、展示している美原農機具生活用具歴史館の道具たちその3です。

今もこういうのありますよね。昭和10年なんてそんなに古いモノに見えなかったりします。
ちょっと改良したりして発展途上にあるもの、どんどん進化するものほど時間がたつと古く見える。でも、完成型のものは古く見えない・・・そんなことなのかも。
考えてみたら焼き物なんて何千年も前から改良されながら発展してきたわけで「もういいかげんこの辺でいいだろ」という感じなのか「これ以上はやりようがない」という感じなのか・・・たかだか数百年の歴史の農業機械が時間がたつと古く見えるのはあたりまえですね。







館長さんは「憲兵」というものにひどい目に遭わされたか、そういう話を聞いているのでしょう。若干他意が含まれたキャプションが人間らしくていいなあ・・・と思います。顔が見える展示とでもいいましょうか・・・
それと四角い飯盒・・・こんなのがあったんだ・・・とビックリしました。巷で売っているのはみなこの②の下級兵隊用の飯盒なんですもん。
下級兵隊用の飯盒のほうが量が炊けるからなのかなあ・・・もう戦争はなくなったんだから将校用のほうを売ったらよかったのに・・・

「聖断厳かに下り戦い局を結ぶ」と見出しがあります。苦難固より尋常にあらず。総力将来を建設せよ。
「戦争に負けた」ってことですよね? 核心的な言葉は使わず、もってまわったいいかたですねえ・・・ショックを受ける人もいたでしょうから、これでそのあまり自殺しちゃうような人を防げたかもしれないですけどね。

米英へ宣戦布告の文字が踊っていて、小見出しには米英の横暴断固粉砕 帝国遂に千戈を執る・・・と。
『千戈を執る』??
調べてみると『千戈を執る』は『かんかをとる』で、千戈というのが「干(たて)」と「戈(ほこ)」で 武器。また、武力ということでした。
まあ、武器を持って立ち上がる的な意味あいでしょうか?
補血強壮ブルトーゼというのが気になります。ああ!広告が見たい!