中身は一緒でも外見はずいぶん違うのね・・・アイヒャートラクター・ラスト

カッコいいブドウ畑のナロートラクター、Eicher(アイヒャー)、1回きりのつもりがずいぶん続いちゃいました。今日こそ最後にします。

多面的機能支払交付金の活動ブロクなのに、初めて見た方はなんのことかわかりませんよね・・・

毎日活動しているわけではなく、2ヶ月に1回とかにポツリポツリ書いても誰も見てくれないので、場をアイドリングさせておくために農業縛りの話題を常に並べておこうと思っています。

で、これです↓

Eicher ES202です。いいなあ・・・これ。何一つ飾ってないけど、すごく美しい。・・・ん?ちょっと待てよ? 空冷エンジンのブロアみたいなの、2つだけだな・・・確か謎のトラクターはもっとたくさん見えていたはず。
たまたま見かけた写真からここまできました。エンジンを使っていた由来でDeutzの影響があるのか、ユニット化された空冷エンジンが特長のミュンヘン近郊のフォルスターンという小さな村で生まれたEicher(アイヒャー)。

ちょうどカッコいいトラクターをバンバン作っていた1960年頃に2つにわかれ、その10年後一方はマッセイファーガソンに買われてしまいました。

ヨーロッパに残ったアイヒャーはマッセイファーガソンに・・・

ちょうどそのころのアイヒャー。まるっきりマッセイファーガソンになっています。黒顔羊のMF2百番台に似てますよね?
ちょうどそのころのアイヒャー。まるっきりマッセイファーガソンになっています。六角形の黒顔羊ファーガソンに似てますよね?
HAPPY NEW YEAR 2015
去年の年賀状にしたんだった・・・MF690
マッセイファーガソンMF290は1983年-1986年製。4気筒4.1リッターディーゼルエンジン。一説によれば80馬力。でも、機種名からすると切りよく90馬力と言って欲しい感じします。
自分が撮ったのではこんな写真しか見つからなかった・・・MF290です。マッセイファーガソンMF290は1983年-1986年製。4気筒4.1リッターディーゼルエンジン。馬力は一説によれば80馬力。
マッセイファーガソンMF240。tractordata.comによればMF240はパーキンスAD3.152 2.5L 3気筒ディーゼル 46馬力/2000rpmだそうです。
あ!こんな写真も撮っていました。マッセイファーガソンMF240。tractordata.comによればMF240はパーキンスAD3.152 2.5L 3気筒ディーゼル 46馬力/2000rpmだそうです。

一方60年代にインドに渡ったアイヒャーは・・・

ヒャー!こんなになってる。同じトラクターとは思えない・・・
ヒャー!こんなになってる。同じトラクターとは思えない・・・
インドにはブドウ畑はあってもメジャーじゃないでしょうから同じ形にはならなかったのしょう。文化も違うから外見がこんなです。お神輿みたいでもあるしデコトラみたいでもあります。
インドにはブドウ畑はあってもメジャーじゃないでしょうから同じ形にはならなかったのしょう。文化も違うから外見がこんなです。お神輿みたいでもあるしデコトラみたいでもあります。
デコるためのベースとしてもあるのでしょうか・・・驚きのからバリエーション。あのアイヒャーはどこへ行ってしまったのか?といった雰囲気です。
デコるためのベースとしてもあるのでしょうか・・・驚きのカラーバリエーション。あのアイヒャーはどこへ行ってしまったのか?といった雰囲気です。
選べるカラーバリエーション!クボタサンシャインLシリーズ。色のある農業をお楽しみ下さい!
選べるカラバリと言えばこれ!クボタサンシャインLシリーズ。色のある農業をお楽しみ下さい!

詳しくは『クボタサンシャインL1-R。リバース&選べるカラバリの超希少種!・・・「昔のトラクターカタログ」』のリンクを見て下さい。

インドでは家紋とか表札みたいにその家のカラーがあって、そのベースとしてトラクターの色も「あの色にしてくれ」とか「この色にしてくれ」なんて要望が出るんでしょうね(僕の勝手な妄想です)。インドのトラクターはものすごくパーソナルなもの、自分の家のペットのようなものなんじゃないでしょうか?(家畜ってもともとそういうものですが)

日本でもトラクターは家畜と同じように働くし、大事にしたとは思いますが、メーカーという権威から貸与された力というか、インドのようにパーソナルにデコるには恐れ多かったんじゃないでしょうか?

だからもっともっと身近なもの・・・ケータイとか根付けとか実際に肌身に近くてあまり他人の目にふれないものをデコってるとか・・・(要検証)

朝の短い時間で考えることじゃないですね・・・

何の話かわからなくなりつつあります。ただ、このインドのEicherを見てちょっとビックリしました。ブドウ畑のEicherと同じ空冷のブロアが3つ見えます!
何の話かわからなくなりつつあります。ただ、このインドのEicherを見てちょっとビックリしました。ブドウ畑のEicherと同じ空冷のブロアが3つ見えます!

もしかしたら1960年代に分かれたまま、中身はあのブドウ栽培のEicherなのかもしれません。外見はカラバリ豊富で派手で、いかにも「インド風」なのに今でも当時の空冷ユニットディーゼルエンジンを採用している可能性大です。

和魂洋才ならぬ「印才洋魂」なんじゃないでしょうか?

インドのトラクターメーカーすごい!

もう時間がなくなってきているので飛ばしていきますが、インドのトラクターメーカーすごく多いです。機械化が始まった日本の1960年代?みたいに多い。

しかも、ライセンスなのかコピーなのか、どこかで見たような懐かしいものもたくさん!

これなんか、いいですよね? FORDかと思ったらPowertracというメーカーでした。インドでは新車のフォードが買えるんです。
これなんか、いいですよね? FORDかと思ったらPowertracというメーカーでした。インドでは新車のフォードが買えるんです。
おお!検索するとぞろっと「フォード風」が出てきます。
おお!検索するとぞろっと「フォード風」が出てきます。
今日いちばんツボにはまった写真! 何かにすごく似てるというわけではなく、いかにも合成ないかがわしい雰囲気。ハダシの乗っているおっさん、季節感がズレてる風景・・・何もかもが最高です。あ!トラクターはスワラジトラクターっていうみたいです。北海道で使うようなカゴ車輪がついてますね!
今日いちばんツボにはまった写真! 何かにすごく似てるというわけではなく、いかにも合成ないかがわしい雰囲気。ハダシの乗っているおっさん、季節感がズレてる風景・・・何もかもが最高です。あ!トラクターはスワラジトラクターっていうみたいです。北海道で使うようなカゴ車輪がついてますね!

文化の違う日本からするとPowertracもスワラジも「?」ってなっちゃいますけど、きっとこれも「印才洋魂」なんです。

基幹部品には「何たらコントロール」とか「ラクラク何とか」みたいな電子制御以前の、欧州のトラクターが一斉に花開いた頃のDNAがちゃんと残っているに違いありません。どんなものか近くで見てみたいものです。

この項やっとおしまい。また明日!

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“中身は一緒でも外見はずいぶん違うのね・・・アイヒャートラクター・ラスト” への4件の返信

  1. 山葵さん こんにちは
    インドアイヒャーはランディーニ一族になったんですか?
    トラクターに限らず、ベスパとかビートルとか丈夫でカッコいいものって
    どこかの国で必ず拾ってくれるところがあるんですね

  2. ランディーニの仲間になったみたいですね!
    インドはゼトアのノックダウンもやっていたみたいです。
    ほかにはインターのBシリーズを作ったりバイクのベスパを作ったり
    ワクワクさせてくれる目が離せない国です。

  3. 管理人さん自身が乗ってるようにしか見えない!
    秀逸な合成画像、最高です。待ち受けにしよう。

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