トラクターの歴史妄想。ヤンマー第3世代?のトラクターYM173・・・「撮りトラ」

僕が勝手に藤井製作所の血を引いていると考えるYM173です。YM1300DがYM173とYM18どちらに似ているかといったら、明らかにYM173に似ています。

今日はSさんのところで見たヤンマーのトラクターYM173「撮りトラ」です。調べているうちに色々なキーワードが浮かんできてしまって、どう始めてよいか迷ってます。

あまり考えていても頭の中で○ンコになってしまうので、後先はあまり考えずに始めてしまいます。意味がわからなくなったらごめんなさい。半分はヤンマーのサイトで見つけた事実ですが、残りの半分は妄想ですから半分だけ信じてくださいね!

ヤンマートラクターの歴史

以前『機械の生存率を考える (ヤンマートラクターの歴史)』という記事でヤンマートラクターの歴史年表を紹介しました。当時はよくわからなかったのですが、色々トラクターを見るうちにだんだん流れが把握できてきました。

その年表トラクター部分(クリックで拡大します)

ヤンマー農業機械年表その1ヤンマー農業機械年表その2ヤンマー農業機械年表その3ヤンマー農業機械年表その4

その年表によると、ヤンマー初の乗用トラクターYM12Aの誕生は1963年、このYM12Aと同じ頃のものにYM18がありますね! これは土の館にありました。

ヤンマートラクタ  1961年(昭和36) ヤンマー農機㈱ (日本) YM-18型 18馬力 空冷ディーゼルエンジン
ヤンマートラクタYM-18 端正でシャープな顔立ち。当時主流のまんまる顔に比べるとちょっと異形です。

詳しくは『「土の館」のヤンマーYM18・・・「撮り虎」 』の記事を見てくださいね! ヤンマー初の乗用トラクターYM12Aの誕生は1963年とされていますが、このYM18のキャプションには1961年製とありました。それが事実ならば、ヤンマー初の乗用トラクターはYM18ということになってしまいます。ヤンマー本人が言うのですから、ここはYM12Aの1963年が正しいのでしょうね。

YM2桁は初代、第一世代

また、ヤンマーのサイトに『農業近代化の歩みを世界へ 農機事業』というpdfを見つけまして、ここにはこう書いてありました。

https://www.yanmar.com/media/jp/co/aboutus/pdf/project04.pdf
『農業近代化の歩みを世界へ 農機事業』表紙
『農業近代化の歩みを世界へ  農機事業』表紙
なんだかこれによるとヤンマー農機という会社はすごく複雑な会社みたいです。

一部抜粋すると・・・

1963 年には初のヤンマートラクタとして竹下鉄工が YM12(12馬力)、藤井製作所がYM13A(13 馬力)、協和農機がYM18A(18 馬力)を開発した。これらはいずれも水田用トラクタとしては重過ぎるなどの理由で成果を上げることはできなかったが、YM18A は北海道で一定の評価を受け、4年間で 265 台が生産された。

マッセイファーガソンのMF240やMF2200シリーズををランディーニ社が作ったり、MF1720をイセキが作ったりする感じでしょうか・・・ヤンマーは日本の中のグローバル?な展開を目指していたのでしょうね。

pdfを読んでみると、竹下鉄工、藤井製作所、協和農機(後に他の会社も参画したみたいですが)という会社の営業、販売部門をヤンマーの名のもとに統合したものがヤンマー農機という会社だったようなのです。

ヤンマー農機の沿革にもそう書いてあります。
ヤンマー農機の沿革にもそう書いてあります。

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