ヰセキポルシェTB-23・・・「撮りトラ」その3

モーレツな勢いで日が長くなっていますね!嬉しい嬉しい・・・でも、まだ朝は寒くストーブを焚いています。

今日はちょっと話題が飛んで、Sさんに見せていただいた、僕の中では一番すてきなトラクターであるヰセキポルシェ、TB-23・・・撮り虎その3です。

おさらいの始動動画です

↑84秒。鉄瓶をハンマーで叩くようなエンジン音で少しビックリしました。

すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
こういうところ、撮っている割にはまったくわかりません。詳しい方へのサービスショット。
すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
同じくサービスショット。四角いフレームがズドンときていてシンプルなところが好きです。

急に思い出した・・・ペーパークラフト作ってたんだ・・・

↑38秒。CGと実写の合成です。

すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
ウインカーは銘なし・・・

すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
すっかり艶消しのこちらの面にも銘はなし。どこのメーカーのものか知りたいなあ・・・
すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
オイルタンクには「毎日点検。ゲージの黄線まで給油」と書いてあります。やっぱり2ストディーゼルはオイルをかなり燃やしてしまうのでしょうか・・・圧倒的に点検しやすくなっています。
すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
そのオイルタンクのキャップ。TB-17もそうでしたが、水道栓みたいなデザインがお好きなようです。いいなあ・・・これ。
すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
こちらは燃料タンクのキャップでしょうか。ツルッとしたデザイン。
すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
シリンダー。空冷のエンジンは同じ形が並んでいて好きです。大きなヒートンのようなものが奥に見えます。なんだろう・・・
すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
右側に見える「?」見たいな形のものです。ヘッドの注意書きは「締め付けには10ミリのスパナを使用のこと」とあります。モンキーでささっとやって舐めちゃう人、多かったんだろうな。いかにもモンキーで回したくなるような形ですけど。

ん?なんでモンキーっていうんだろう・・・調べてみました。ウィキペディアでは・・・

モンキー:名前の由来

モンキーレンチと呼ばれるようになった名前の由来については諸説ある。CHARLES MONCKYが1858年ごろに調節可能なレンチを発明したことより発明者の名前から、MONKEYとなったという説がある。 また、「モン・キー」と言う人物により原案が考え出されたからだ、と言う説もあるが、これはアメリカの北カルフォルニア、オーロビルにある工具博物館館長のバッドによれば、あまり信憑性の無いネタ話であるらしい。

また、工具の開口部全体の形が猿の頭部に似ていたとからという説。このレンチが、尾によって持たれている猿のように見えたからだという説。

1800年代の工場では蒸気動力を使用しており、その配管が工場の天井近くに張り巡らされていた。この配管ラインのメンテナンスをする若い作業員達は、油まみれになって天井近くをまるで猿(モンキー)のように飛び回りグリスモンキーと呼ばれた。多くの工具を持ち歩くのが不便な彼らが一丁でさまざまなサイズに使用できると愛用したレンチということより、モンキーレンチと呼ばれるようになったという説である。この説は前述の工具博物館館長・バッド曰く、最も信憑性が高くアメリカでは一般的に語られているとのことである。

う〜ん・・・これを見ていると、「正確にはわからない」といった感じでしょうか。そもそも名前の由来なんてはっきりしているほうがめずらしいかもしれませんね。

すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
エアフィルター・・・オイルバスフィルターですね。
すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
拡大してみます。株式会社 土屋製作所。まだあるかな〜
株式会社土屋製作所(現:株式会社マーレフィルターシステムズ)のロゴ。
拡大写真の左下にあったのは土屋製作所のロゴのようです。遠目に見るとただの楕円のように見えますが、こんな感じ。

土屋製作所、調べてみました。

土屋製作所は結論から言うと、現在はあのマーレーピストンで有名なドイツのMAHLEになっていました。
土屋製作所は結論から言うと、現在はあのマーレーピストンで有名なドイツのMAHLEになっていました。

ウェブサイトの沿革にはこうあります。

沿革

1912年 東京都(牛込)に土屋芳太が鍛冶屋を開業

1931年 日本フォード社にエアクリーナ納入

1945年 東京都豊島区にて株式会社土屋製作所として設立

1963年 埼玉県川越市に埼玉工場及びテクニカルセンター竣工

1971年 栃木県真岡市(旧真岡郡)に栃木工場竣工

1973年 カーボンキャニスターを生産開始

1975年 茨城県桜川市(旧真壁郡)に茨城工場竣工

1979年 樹脂製エアクリーナを生産開始

1981年 タイ バンコク市にマーレサイアムフィルターシステムズ(旧サイアムツチヤ)を設立

1982年 世界初樹脂ヘッドカバーを生産開始

1987年 米国テネシー州にマーレフィルターシステムズノースアメリカ

(旧テネックス社)を設立

1990年 東京証券業協会に株式の店頭登録を実施

1992年 英国ソールズベリー市にマーレフィルターシステムズユーケー

(旧テネックスユーケー)を設立

1995年 ISO9001認証取得

1996年 フィリピンキャビティ州にマーレフィルターシステムズフィリピン(旧テネックスフィリピン)を設立、社名を株式会社テネックスに変更

2000年 ISO14001認証取得

2001年 日産自動車が保有する株式33.3%をマーレフィルターシステム社(ドイツ シュツットガルト市)に譲渡

2002年 社名を株式会社マーレテネックスに変更

2005年 社名を株式会社マーレフィルターシステムズに変更

うわあ!土屋さんも鍛冶屋さんだったんだ! そして鍛冶屋さんの作った土屋製作所はエアクリーナーを作る(まずは金属製の)会社として発展し、日産自動車系列を経て株式会社マーレフィルターシステムズになったということなんですね。

今は自動車部品を総合的に扱う会社の中のエアクリーナ部門にそのDNAが息づいているのではないでしょうか。

ちなみにMAHLE(マーレ)はウィキペディアによると

マーレ(Mahle GmbH )は、ドイツの自動車部品メーカー。1920年設立。本社はドイツ・シュトゥットガルト。

自動車エンジン用のピストンに強みを持ち、ピストンメーカーとしては世界シェアNo.1を占めるグローバルサプライヤーである。リケンやボッシュと提携を進めるなど高水準の技術力を保有する。そのほかシリンダ部材、バルブトレインシステム、空気管理システム、液体管理システムのサプライヤーとして多くの有名自動車製造企業に知られている。

だそうです。

TB-23、まだ続きます。

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“ヰセキポルシェTB-23・・・「撮りトラ」その3” への2件の返信

  1. 山葵さん おはようございます

    TBのエンジンは4サイクルなんですね
    (バルブがあるということはそういうことか・・・)

    空冷なのでヘッド周りの剛性は弱いのでは?と推理。

    繊細なフィンが割れてしまうとか、そういう理由があるのかもしれませんね
    エンジン吊り下げフック・・・なるほど・・・エンジンの種類が違うと吊り下げフックまで見たことのない形になるのがおもしろいです

    ポルシェとゼトアとヰセキ節操なく乗り換えたんじゃなくて
    ちゃんと筋が通っているところがステキです!

  2. イセキのチェリートラクターのスチールエンジンによく似ていますね。オイルタンクと送風機の
    雰囲気がとってもおしゃれ!あ、TBのエンジンは4サイクルですね。スパナでちゃんと締めろ。
    の注意書きはバルブカバーの押さえネジですが、なぜここで変な形状のボルトなのでしょうか?
    バルブカバーのデコンプ同士を連結するカラクリも味がありますね。
    シリンダヘッドの?状の部品は機関吊り上げのフックと思われます。きっとクランク室まで
    長く伸びて丈夫なエンジンブロックに取り付けられているかと。
    空冷なのでヘッド周りの剛性は弱いのでは?と推理。

    ドラフトもポジションもしない油圧装置と思われます。レバーを上げっぱなしにできて
    最上部で自動的に中立に戻すカラクリがチラッと見えますね。

    ポルシェといえばレースのスポンサーをイセキが長年務めていましたね!フロント部のISEKIって
    よく見かけました。
    ポルシェがトラクター事業を終わらせたので、ポルシェのエンジニアはゼトアに招かれたそうです
    間もなくゼトアから新世代の大型トラクターがリリース。その後イセキはゼトアを輸入しています。

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