2月29日、うるう年で4年に一度増える日に小美玉市の四季文化館『みの〜れ』で多面的機能支払交付金の優秀活動事例発表会が行われたので行ってきました。(そう書くと、僕らが表彰されたみたいですけどそうではないです。)
どんな施設なんだろう・・・と、四季文化館『みの〜れ』(http://minole.city.omitama.lg.jp/)のサイトを覗いてみました。とっても元気で活気のあるサイトなのですが、不思議な作りで端的に「どんな施設なのか」と書かれた部分が見当たりません。「もうそういうことは誰もが知っているから隅っこでいいや・・・」と、隠しちゃってるんですね、きっと。
国道6号線を走っていると「ひょうたん美術館」という看板を見かけて謎に思っていました。きっと小美玉はひょうたんの産地なんだ!
少し脱線してしまいましたが、発表は那珂市の「瓜連環境保全クラブ」と笠間市の「押辺地区環境保全協議会」の2団体でした。
どちらの活動体も農業者以外の参加者が多くなってきているということで、まあこの活動の狙いというものに沿った部分が評価されたのだと思います。
一方、事例発表のあとの「平成28年度に向けた多面的機能支払交付金について」という農政局の多面的機能支払推進室長の講演では、高齢化により多面的機能支払交付金をうけての活動ができなくなるという寂しい事例も報告されていました。
話を聞いていると、例年より広域化と農業者以外の取り込みということがキーポイントになっているような気がしました。
広域化によって活動体のカウンターパートの負担を減らし、活動体自体は農業者以外の取り込みによってここの負担を減らそう・・・ということなのでしょう。それによって活動も制度も持続可能になっていきますものね。
持続可能性ということでは活動体としてもメンバーの貴重な時間を割いてもらって成り立っていることですから、何か楽しみというか、実感できるものを提供できるようにしないとならないなあ・・・などと思いました。
愛読者さん おはようございます
ですよね・・・担い手が少ないのだからより広く
そして人のたくさんいるところから集めよう・・・
という、ごくごくシンプルな考え方だと思います
もしかしたらそうではないかもしれませんよ!
最近の学生さんはおとなしい外見に似合わず
「何か社会に役立つことをしたいけれど、何をしたら良いかわからない」という、ブンブン自分の中で回る社会貢献の発動機を持て余しているような人が多いみたいなんです
意識が高くて、怠惰でチャラチャラした学生生活を送った僕が恥ずかしくなってしまいます
ですから農水省も、もしかしたら農業者に呼びかけるだけでなく、大学や高校に訴えかけたほうが良いような気がします
あとはこちらでどういうものを相手に提供できるか・・・ということにかかっています
(まあ、短期農村体験でも充分宇宙旅行みたいな気分になれますが・・・)
そういった意味でも自然や生き物を保全するとともに、その自然や生き物の知識を
作物に対してくらいに蓄えたら十分学生さんに訴えるものはできると思うんですけど・・・
>広域化と農業者以外の取り込み
ですです。それ大事です。
集落で「最後の2軒」みたいな稲作をやっていると、すごく実感します。
でも、山間地では「農業者以外」っていうカテゴリーのヒトたちを集めようとしたら、高齢化離農した元農業者がシニアカーで集まってくる・・・っていうのが実情なんですよねぇ。。。