マフラーは日本ラヂヱーター製造株式會社製?FORDSON POWER MAJOR・・・「撮りトラ@土の館」

今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、フォードソン パワーメジャートラクター「撮りトラ」です。

フォードソンメジャートラクタ 1957年(昭和32) フォードソン社製(イギリス) パワーメジャー型 32馬力ディーゼルエンジン 1958年(昭和33)網走地方で使用していたものか? 当時のトラクタでは、高バリキディーゼルエンジン自重もあって、重作業には驚くほどの威力を発揮していた。 後に勝部が入手使用後保存していた。 アメリカやイギリス出は、同型が現役で使われている。 この種は5年間で30台道内に入っている。  FORDSON MAJOR TRACTOR YEAR: 1957(Showa32) Manufacturer: Fordson(England) Model: Power Major Output: 52ps Fuel: Diesel  In 1958(Showa33) this tractor was purchased. and most likely used, in the Abashiri area. In the period of its use, it was well renowned for being a very powerful piece of heavy equipment. Eventually it came into the ownership of Mr, Katsube.  Duaring the 5 years of production of this model, 30 were purchased in Hokkaido.
ご覧のように、タイヤとエンジンフードを外して中身が良く見えるようになっています。でっかいマフラーが気になります。
フォードソンメジャートラクタ 1957年(昭和32) フォードソン社製(イギリス) パワーメジャー型 32馬力ディーゼルエンジン 1958年(昭和33)網走地方で使用していたものか? 当時のトラクタでは、高バリキディーゼルエンジン自重もあって、重作業には驚くほどの威力を発揮していた。 後に勝部が入手使用後保存していた。 アメリカやイギリス出は、同型が現役で使われている。 この種は5年間で30台道内に入っている。  FORDSON MAJOR TRACTOR YEAR: 1957(Showa32) Manufacturer: Fordson(England) Model: Power Major Output: 52ps Fuel: Diesel  In 1958(Showa33) this tractor was purchased. and most likely used, in the Abashiri area. In the period of its use, it was well renowned for being a very powerful piece of heavy equipment. Eventually it came into the ownership of Mr, Katsube.  Duaring the 5 years of production of this model, 30 were purchased in Hokkaido.
これがそのマフラー。黒く塗られていて細かい字は読みにくいですが、大きく「Nichira」と書いてあります。その下にはJAPANらしき文字も・・・ニチラ??? なんだろう・・・

ニチラは日本ラヂヱーター製造株式會社の愛称だった!

Nichiraで検索すると、やたら箱スカのマフラーが引っかかってきます。さらにニチラで検索してみてやっとわかりました。ニチラは現在のカルソニックカンセイ株式会社、日産系の部品メーカーだったんです。

ウィキペディアによれば、

概要
1938年に「日本ラヂヱーター製造株式會社」として創立。自動車用のラジエーターの分野では、「日本ラヂヱーター株式会社」の時代から高いシェアを誇り、当時はニチラの通称で親しまれていた。1988年に「カルソニック株式会社」と社名を変更した後、2000年に日産系の自動車部品メーカーである株式会社カンセイと合併し、現在の社名となった。

とあります。

ニチラは日本ラヂヱーター製造株式會社の略だったんです。それにしても、どうしてフォードソン パワーメジャートラクターに日本ラヂヱーター製造株式會社のマフラーが付いているのでしょう・・・音がうるさかったから箱スカのマフラーを付けた? それとも元々純正品として採用されていた?

「電装品は現地で付けてね」といったトラクターメーカーもあったそうですから、「マフラーは自国の基準にあったものを付けてね」というスタンスのメーカーがあった・・・ということも考えられます。

フォードソンメジャートラクタ 1957年(昭和32) フォードソン社製(イギリス) パワーメジャー型 32馬力ディーゼルエンジン 1958年(昭和33)網走地方で使用していたものか? 当時のトラクタでは、高バリキディーゼルエンジン自重もあって、重作業には驚くほどの威力を発揮していた。 後に勝部が入手使用後保存していた。 アメリカやイギリス出は、同型が現役で使われている。 この種は5年間で30台道内に入っている。  FORDSON MAJOR TRACTOR YEAR: 1957(Showa32) Manufacturer: Fordson(England) Model: Power Major Output: 52ps Fuel: Diesel  In 1958(Showa33) this tractor was purchased. and most likely used, in the Abashiri area. In the period of its use, it was well renowned for being a very powerful piece of heavy equipment. Eventually it came into the ownership of Mr, Katsube.  Duaring the 5 years of production of this model, 30 were purchased in Hokkaido.
こんな巨大な透視図の前に飾られています。
フォードソンメジャートラクタ 1957年(昭和32) フォードソン社製(イギリス) パワーメジャー型 32馬力ディーゼルエンジン 1958年(昭和33)網走地方で使用していたものか? 当時のトラクタでは、高バリキディーゼルエンジン自重もあって、重作業には驚くほどの威力を発揮していた。 後に勝部が入手使用後保存していた。 アメリカやイギリス出は、同型が現役で使われている。 この種は5年間で30台道内に入っている。  FORDSON MAJOR TRACTOR YEAR: 1957(Showa32) Manufacturer: Fordson(England) Model: Power Major Output: 52ps Fuel: Diesel  In 1958(Showa33) this tractor was purchased. and most likely used, in the Abashiri area. In the period of its use, it was well renowned for being a very powerful piece of heavy equipment. Eventually it came into the ownership of Mr, Katsube.  Duaring the 5 years of production of this model, 30 were purchased in Hokkaido.
フォードソン パワーメジャーは、tractordata.comによれば1958年〜1961年 フォード3.6L4気筒ディーゼルエンジン 52馬力/1600rpm イスだけ黒いです。
フォードソンメジャートラクタ 1957年(昭和32) フォードソン社製(イギリス) パワーメジャー型 32馬力ディーゼルエンジン 1958年(昭和33)網走地方で使用していたものか? 当時のトラクタでは、高バリキディーゼルエンジン自重もあって、重作業には驚くほどの威力を発揮していた。 後に勝部が入手使用後保存していた。 アメリカやイギリス出は、同型が現役で使われている。 この種は5年間で30台道内に入っている。  FORDSON MAJOR TRACTOR YEAR: 1957(Showa32) Manufacturer: Fordson(England) Model: Power Major Output: 52ps Fuel: Diesel  In 1958(Showa33) this tractor was purchased. and most likely used, in the Abashiri area. In the period of its use, it was well renowned for being a very powerful piece of heavy equipment. Eventually it came into the ownership of Mr, Katsube.  Duaring the 5 years of production of this model, 30 were purchased in Hokkaido.
やっぱり板バネのクッションが付いてますね・・・その板バネ、相当ごついです。普通の日本人が座ってもバネ、効かないんじゃないかなあ・・・
フォードソンメジャートラクタ 1957年(昭和32) フォードソン社製(イギリス) パワーメジャー型 32馬力ディーゼルエンジン 1958年(昭和33)網走地方で使用していたものか? 当時のトラクタでは、高バリキディーゼルエンジン自重もあって、重作業には驚くほどの威力を発揮していた。 後に勝部が入手使用後保存していた。 アメリカやイギリス出は、同型が現役で使われている。 この種は5年間で30台道内に入っている。  FORDSON MAJOR TRACTOR YEAR: 1957(Showa32) Manufacturer: Fordson(England) Model: Power Major Output: 52ps Fuel: Diesel  In 1958(Showa33) this tractor was purchased. and most likely used, in the Abashiri area. In the period of its use, it was well renowned for being a very powerful piece of heavy equipment. Eventually it came into the ownership of Mr, Katsube.  Duaring the 5 years of production of this model, 30 were purchased in Hokkaido.
ほとんどリジットみたいに見えるなあ・・・
フォードソンメジャートラクタ 1957年(昭和32) フォードソン社製(イギリス) パワーメジャー型 32馬力ディーゼルエンジン 1958年(昭和33)網走地方で使用していたものか? 当時のトラクタでは、高バリキディーゼルエンジン自重もあって、重作業には驚くほどの威力を発揮していた。 後に勝部が入手使用後保存していた。 アメリカやイギリス出は、同型が現役で使われている。 この種は5年間で30台道内に入っている。  FORDSON MAJOR TRACTOR YEAR: 1957(Showa32) Manufacturer: Fordson(England) Model: Power Major Output: 52ps Fuel: Diesel  In 1958(Showa33) this tractor was purchased. and most likely used, in the Abashiri area. In the period of its use, it was well renowned for being a very powerful piece of heavy equipment. Eventually it came into the ownership of Mr, Katsube.  Duaring the 5 years of production of this model, 30 were purchased in Hokkaido.
キャプションを読んでみましょう。

フォードソンメジャートラクタ
1957年(昭和32) フォードソン社製(イギリス)
パワーメジャー型 32馬力ディーゼルエンジン
1958年(昭和33)網走地方で使用していたものか?
当時のトラクタでは、高バリキディーゼルエンジン自重もあって、重作業には驚くほどの威力を発揮していた。
後に勝部が入手使用後保存していた。
アメリカやイギリス出は、同型が現役で使われている。
この種は5年間で30台道内に入っている。

FORDSON MAJOR TRACTOR

YEAR: 1957(Showa32) Manufacturer: Fordson(England)
Model: Power Major Output: 52ps Fuel: Diesel

In 1958(Showa33) this tractor was purchased. and most likely used, in the Abashiri area. In the period of its use, it was well renowned for being a very powerful piece of heavy equipment. Eventually it came into the ownership of Mr, Katsube.

Duaring the 5 years of production of this model, 30 were purchased in Hokkaido.

馬力表示が日本語32馬力、英語52馬力と違っていますが、パワーメジャーということですから52馬力でしょうねえ・・・

フォードソンメジャートラクタ 1957年(昭和32) フォードソン社製(イギリス) パワーメジャー型 32馬力ディーゼルエンジン 1958年(昭和33)網走地方で使用していたものか? 当時のトラクタでは、高バリキディーゼルエンジン自重もあって、重作業には驚くほどの威力を発揮していた。 後に勝部が入手使用後保存していた。 アメリカやイギリス出は、同型が現役で使われている。 この種は5年間で30台道内に入っている。  FORDSON MAJOR TRACTOR YEAR: 1957(Showa32) Manufacturer: Fordson(England) Model: Power Major Output: 52ps Fuel: Diesel  In 1958(Showa33) this tractor was purchased. and most likely used, in the Abashiri area. In the period of its use, it was well renowned for being a very powerful piece of heavy equipment. Eventually it came into the ownership of Mr, Katsube.  Duaring the 5 years of production of this model, 30 were purchased in Hokkaido.
キャプションの上、足元にこんなものがあります。プーリーが繋がっていたのかな? クラッチが付いていますね。

追記:↑写真はブレーキだそうです。真ん中のスプライン軸にドラムが付いてカバーが付くのだそうです。

写真、これだけしか撮っていなかったのですが、見たいところが覗き込まなくてもわかる感じ、こういう展示の仕方、おもしろいですね。ただ、タイヤ外されて、動かなくされて、ちょっと哀れに見えたのでこれを見た第一印象は「もったいないなあ」でしたけど・・・

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“マフラーは日本ラヂヱーター製造株式會社製?FORDSON POWER MAJOR・・・「撮りトラ@土の館」” への8件の返信

  1. 山葵さん おはようございます

    タイヤ部分で制動するより小さな力で制動することができるんですか
    どこで止めても同じではないんですね!

  2. 発動機のシャチさん おはようございます

    また早合点しちゃいましたね
    ありがとうございます!

  3. 最終減速される前の回転数が速い軸に取り付けてあるブレーキは小さくても制動力はあります。
    左右個別に着いていますよ。パーキングブレーキと兼用されているかと思われます。
    上の写真の断面図のイラストでは、デフ軸を制動しているみたいですから。

    小さくても大きなパワーを制することができるギア力学の魔法ですね。
    ぜんまい時計のビスカスと同じ原理。

  4. 発動機のシャチさん おはようございます

    ありがとうございます!
    個別についているのではなく、センターブレーキなんですね!
    こんなちっちゃなドラムであの巨大な車体を止めるなんて・・・すごいなあ

    なおしておきます

  5. 木田さん おはようございます

    見た目は美しいですけど、確かにお尻が痛そうですね!

  6. 最後の写真はブレーキです。
    真ん中のスプライン軸にドラムが付いて
    カバーが付きます。

  7. 外車のトラクタ、国産トラクタも 古い時代のトラクタ座席は 上皿天秤の皿のような形で背もたれが無いに等しいですね。
    長時間の運転はお尻痛そう……(笑)

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