パッと見には驚くけど、良く見れば結構味がある・・・MF65・・・「撮りトラ@土の館」

今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、マッセイファーガソントラクター、MF65(多分マーク2・・・ディーゼル42馬力)「撮りトラ」です。

今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、マッセイファーガソントラクター、MF65(多分マーク2・・・50.5馬力)「撮りトラ」です。
目にまぶしい銀色のグリルとそれを取り巻く黒いフチドリ・・・トンボの口みたいだし、ちょっと暗がりなせいか不気味でぎょっとします。
今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、マッセイファーガソントラクター、MF65(多分マーク2・・・50.5馬力)「撮りトラ」です。
自分で塗った感満載のカラーリングどこまでがオリジナルかよくわかりません。
今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、マッセイファーガソントラクター、MF65(多分マーク2・・・50.5馬力)「撮りトラ」です。
そこで写真をウィキペディアから借りてきました・・・1961年製のMF65マークⅡだそうです。なーんだ!オリジナルだったんですね。本来MFのバッジが付いていそうなオデコ部分のパッチなんか、バッジをなくしちゃったので何か適当なものを貼ったのかと思っちゃいました。もともとこういう顔だったんです。
1961年製のMF65マークⅡ
1961年製のMF65マークⅡ拡大してみます。真ん中のプレスのモール、「M」のつもりなんでしょうね・・・
1961年製のMF65マークⅡ
同じく1961年製のMF65マークⅡ拡大写真。オデコのパッチは何かの空気取り入れ口みたいです。パンチングメタルを金属のモールでおさえていますね。
今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、マッセイファーガソントラクター、MF65(多分マーク2・・・50.5馬力)「撮りトラ」です。
土の館のMF65に戻ります。だんだん慣れてきました。結構いい感じじゃないですか!

グリルのメッシュは銀色のペンキで詰まっちゃってます。まあ、脇もスカスカですからたいして問題ではないですね。グリルはいつのころからか建て付けがおかしくなったのでしょう。上からフラットバーでおさえる方式に変更されています。

オデコのパッチのモールは失われて共色に塗られています。なんだか持ち主の独特のこだわりが伝わってくるようです。

たとえば、どんなに忙しくても、グリルが「キラッ」と光っていないと気持悪くて、夜遅く帰ってきて疲れていてもペンキを塗り塗りしているような・・・

今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、マッセイファーガソントラクター、MF65(多分マーク2・・・50.5馬力)「撮りトラ」です。
ランプは小さめ、そして位置はうえめ。

今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、マッセイファーガソントラクター、MF65(多分マーク2・・・50.5馬力)「撮りトラ」です。
GEっぽいですね。
拡大してみるとGE(ゼネラル・エレクトリック)でした。
拡大してみるとGE(ゼネラル・エレクトリック)でした。
機種名:マッセィファガソントラクタ 形式・仕様:65 50.5馬力 製造社・国:マッセィファガソン社 イギリス 導入年度:1961(昭和36)年 使用経過:上富良野町、林光男と林柱一が共同で購入。その後、昭和55年に井村が入手し、平成3年まで使用していたもの。 普段の手入れが行き届いているため、32年間使用していた現状のまま展示。
キャプションを読んでみましょう。

機種名:マッセィファガソントラクタ
形式・仕様:65 50.5馬力
製造社・国:マッセィファガソン社 イギリス
導入年度:1961(昭和36)年
使用経過:上富良野町、林光男と林柱一が共同で購入。その後、昭和55年に井村が入手し、平成3年まで使用していたもの。
普段の手入れが行き届いているため、32年間使用していた現状のまま展示。

機種名:マッセィファガソントラクタ 形式・仕様:65 50.5馬力 製造社・国:マッセィファガソン社 イギリス 導入年度:1961(昭和36)年 使用経過:上富良野町、林光男と林柱一が共同で購入。その後、昭和55年に井村が入手し、平成3年まで使用していたもの。 普段の手入れが行き届いているため、32年間使用していた現状のまま展示。
ここにシリアルのプレートがあります。
拡大してみます。MADE IN ENGLAND BY MASSET-FERGUSON TRACTORS LTD,COVENTRY,ENGLAND・・・ちゃんと英国製!
拡大してみます。MADE IN ENGLAND BY MASSET-FERGUSON TRACTORS LTD,COVENTRY,ENGLAND・・・ちゃんと英国製!

ただ、一番下にMF-765って書いてあるんですよね・・・tractordata.comでは、65は見つかったけど765は見つからないんだよなあ・・・関係ない番号なのかな。

機種名:マッセィファガソントラクタ 形式・仕様:65 50.5馬力 製造社・国:マッセィファガソン社 イギリス 導入年度:1961(昭和36)年 使用経過:上富良野町、林光男と林柱一が共同で購入。その後、昭和55年に井村が入手し、平成3年まで使用していたもの。 普段の手入れが行き届いているため、32年間使用していた現状のまま展示。
バッテンの書いてあるプレートがぶら下がってます。電気部品が下にありそうですから感電防止かなあ・・・
機種名:マッセィファガソントラクタ 形式・仕様:65 50.5馬力 製造社・国:マッセィファガソン社 イギリス 導入年度:1961(昭和36)年 使用経過:上富良野町、林光男と林柱一が共同で購入。その後、昭和55年に井村が入手し、平成3年まで使用していたもの。 普段の手入れが行き届いているため、32年間使用していた現状のまま展示。
もう何がなんだかわからなくなっている、ファーガソンシステムのステッカー。写真が少なくて、エンジンはガソリンなのかディーゼルなのかわかりません。
機種名:マッセィファガソントラクタ 形式・仕様:65 50.5馬力 製造社・国:マッセィファガソン社 イギリス 導入年度:1961(昭和36)年 使用経過:上富良野町、林光男と林柱一が共同で購入。その後、昭和55年に井村が入手し、平成3年まで使用していたもの。 普段の手入れが行き届いているため、32年間使用していた現状のまま展示。
メーターまわり。すごく細くて繊細なレバーはアクセルレバーでしょうか。
機種名:マッセィファガソントラクタ 形式・仕様:65 50.5馬力 製造社・国:マッセィファガソン社 イギリス 導入年度:1961(昭和36)年 使用経過:上富良野町、林光男と林柱一が共同で購入。その後、昭和55年に井村が入手し、平成3年まで使用していたもの。 普段の手入れが行き届いているため、32年間使用していた現状のまま展示。
真上からトラクターメーターを撮ってみます。
メーターはAC(アルバート・チャンピオン)もしかしたら、チャンピオンじゃなくアルベール・シャンピオンかもしれませんけど・・・
メーターはAC(アルバート・チャンピオン)もしかしたら、チャンピオンじゃなくアルベール・シャンピオンかもしれませんけど・・・

インターナショナルB414のほうに紛れちゃった写真をこっちに戻します

以前紹介したインターナショナルB414とこのMF65はタンデムに置いてあったので、取り違えてコンフューズしてしまっていたものをこっちに戻します。

まずはウインカーから。b-414のウインカーだと思ったものはみんなMF65のものでした。

機種名:マッセィファガソントラクタ 形式・仕様:65 50.5馬力 製造社・国:マッセィファガソン社 イギリス 導入年度:1961(昭和36)年 使用経過:上富良野町、林光男と林柱一が共同で購入。その後、昭和55年に井村が入手し、平成3年まで使用していたもの。 普段の手入れが行き届いているため、32年間使用していた現状のまま展示。
ウインカーはメーカー不明の「いつものヤツ」。いろんなトラクターに付いているから、売れたろうなあ・・・
機種名:マッセィファガソントラクタ 形式・仕様:65 50.5馬力 製造社・国:マッセィファガソン社 イギリス 導入年度:1961(昭和36)年 使用経過:上富良野町、林光男と林柱一が共同で購入。その後、昭和55年に井村が入手し、平成3年まで使用していたもの。 普段の手入れが行き届いているため、32年間使用していた現状のまま展示。
こっちは割れてる。

というわけで、当然「最近の機械ではシリンダーが上、プランジャが下になっているのに・・・」とお話のあった後ろまわりはMF65のものです。

機種名:マッセィファガソントラクタ 形式・仕様:65 50.5馬力 製造社・国:マッセィファガソン社 イギリス 導入年度:1961(昭和36)年 使用経過:上富良野町、林光男と林柱一が共同で購入。その後、昭和55年に井村が入手し、平成3年まで使用していたもの。 普段の手入れが行き届いているため、32年間使用していた現状のまま展示。
後ろ側は油圧取り出し口があります。油圧シリンダーが逆さ向きに付いているのでしょうか・・・あまり見ない形です。部品が足りないのかも。
機種名:マッセィファガソントラクタ 形式・仕様:65 50.5馬力 製造社・国:マッセィファガソン社 イギリス 導入年度:1961(昭和36)年 使用経過:上富良野町、林光男と林柱一が共同で購入。その後、昭和55年に井村が入手し、平成3年まで使用していたもの。 普段の手入れが行き届いているため、32年間使用していた現状のまま展示。
ウインカー、やたらついてますね・・・もしかしたら同じフェンダー上についているけど、前ウインカーと後ろウインカーということなのかもしれない・・・保安基準かなにかでそう決まっていて・・・だとすればウインカーは日本製かも。

あまりお勧めしない「シリンダーが下、プランジャが上」システム。もしかしたら何かの後付けで場所的制約のためにそうなっているかもしれないと思い、少し調べてみました。

うわっ!何も付いてない・・・
うわっ!何も付いてない・・・
普通はこんな感じだよなあ・・・
普通はこんな感じだよなあ・・・
これにも付いていない・・・
これにも付いていない・・・
細かいところまで配慮が行き届いていそうなグレーの部分の作りを見ると、赤いシリンダーはちょっと異物感があります。油圧の取り出し口もフェンダーの上についているし、もしかしたら重いアタッチメントを揚げるための補助動力か、他の作業に使うための油圧だったのかもしれませんね。
細かいところまで配慮が行き届いていそうなグレーの部分の作りを見ると、赤いシリンダーはちょっと異物感があります。油圧の取り出し口もフェンダーの上についているし、もしかしたら重いアタッチメントを揚げるための補助動力か、他の作業に使うための油圧だったのかもしれませんね。

おまけ

蛇腹のブーツに隠れてわかりにくいですが、フロントフォークの「シリンダーが下、プランジャが上」システム。2000年ころまでこれが主流でした。サスペンションだからちょっと油圧のシステムとは違いますか・・・
蛇腹のブーツに隠れてわかりにくいですが、フロントフォークの「シリンダーが下、プランジャが上」システム。2000年ころまでこれが主流でした。サスペンションだからちょっと油圧のシステムとは違いますか・・・
こちらは最近のフロントフォーク「シリンダーが上、プランジャが下」システム。
こちらは最近のフロントフォーク「シリンダーが上、プランジャが下」システム。

オマケでちょっとズレちゃいましたけど、こういう働くうちにオリジナルと少し離れてきた機体って、使っている人の「人となり」がわかるような感じがしてすごくおもしろいです。

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