刈り払い機の事故のニュース

昨日ネットのニュースを見ていたら、『草刈り機接触、男性死亡 高速回転の刃、注意呼びかけ』というニュースがありました。

刈り払い機の刃がそばにいた人にあたり、当たった人が亡くなってしまった・・・という事故が12/13にあったそうです。ネットのニュースはすぐなくなってしまうので、キャプチャ画像を貼っておきます。

 高速で回転する草刈り機の刃がそばにいた人に当たり、当たった人が死亡する事故が今月、栃木県内で起きた。一昨年には幼児が亡くなる事故もあった。国民生活センターは一般の人も草刈り機を使うようになり、不注意が事故につながるケースが多いとして注意を促している。   栃木県警によると、同県大田原市の神社の土手で今月13日、男性が草刈り機を使っていた時に、そばで作業していた別の男性(62)の胸付近に刃が接触した。男性は大量に出血し、まもなく死亡した。現場は急斜面で足場も悪かった。県警は何かの拍子で過って刃が当たったとみている。   栃木県内では5月にも、草刈り機の刃がそばの人に当たって死亡した事故があった。一昨年には九州地方で、男性が自宅の庭先で草刈り機を使用中に3歳の娘が近づいてきたのに気づかず、娘の首に刃が当たって亡くなる事故も起きた。   国民生活センターによると、草刈り機はホームセンターや通販でも買える。一昨年おこなった製品テストでは、回転する刃が樹木や地面に当たると、思わぬ方向に大きく跳ね返る「キックバック」という現象が起きることが確認された。この時、使用者や近くの人に当たるおそれがある。刃が当たった空き缶は10メートル以上、8センチ程度の石は5メートル前後飛ぶことも分かった。   草刈り機が出す音で人が近づいてきたことに気づかないこともある。センターは「周囲に人がいないかしっかり確認し、人がおおむね15メートル以内に入ってきたらエンジンを切ってほしい。周囲の人も近づかないようにしてほしい」と呼びかけている。

急斜面で草刈りをしていたようで、何かのはずみでそばの人の胸に刃が当たってしまったようです。急斜面ではなかなかスタンスを広くとれず、不安定な中で長い刈り払い機を振り回さなければならず、危険度は増しますよね。

僕はゴルフはやりませんが、見ているとよくつま先下がりだのつま先上がりだの、難しいショットの代名詞に「斜面」があげられているのを見かけます。刈り払い機もゴルフクラブみたいに長いですから、難しさはきっと同じでしょう。

並列で国民生活センターによる草刈機の使い方に対する注意が載っていて、「キックバック」という現象で事故が起こる可能性があり、ニュースには記載されていないけれど、この事故も「キックバック」を結びつけて想像させるような作りになっています。

 高速で回転する草刈り機の刃がそばにいた人に当たり、当たった人が死亡する事故が今月、栃木県内で起きた。一昨年には幼児が亡くなる事故もあった。国民生活センターは一般の人も草刈り機を使うようになり、不注意が事故につながるケースが多いとして注意を促している。   栃木県警によると、同県大田原市の神社の土手で今月13日、男性が草刈り機を使っていた時に、そばで作業していた別の男性(62)の胸付近に刃が接触した。男性は大量に出血し、まもなく死亡した。現場は急斜面で足場も悪かった。県警は何かの拍子で過って刃が当たったとみている。   栃木県内では5月にも、草刈り機の刃がそばの人に当たって死亡した事故があった。一昨年には九州地方で、男性が自宅の庭先で草刈り機を使用中に3歳の娘が近づいてきたのに気づかず、娘の首に刃が当たって亡くなる事故も起きた。   国民生活センターによると、草刈り機はホームセンターや通販でも買える。一昨年おこなった製品テストでは、回転する刃が樹木や地面に当たると、思わぬ方向に大きく跳ね返る「キックバック」という現象が起きることが確認された。この時、使用者や近くの人に当たるおそれがある。刃が当たった空き缶は10メートル以上、8センチ程度の石は5メートル前後飛ぶことも分かった。   草刈り機が出す音で人が近づいてきたことに気づかないこともある。センターは「周囲に人がいないかしっかり確認し、人がおおむね15メートル以内に入ってきたらエンジンを切ってほしい。周囲の人も近づかないようにしてほしい」と呼びかけている。
国民生活センターが草刈機の使い方に注意喚起しています。2013年の記事です。

国民生活センターのサイトにキックバックの動画があったのですが、見たらちょっとそのキックバック度合にビックリしてしまったので、ここに貼っておきます。
 
 

刈り払い機の正しい使い方と間違った使い方


 
往復刈りはしませんけど、結構大振りになってしまうことはありますねえ・・・
 

キックバックとは&キックバックによる事故


 
高速カッターなどでも上1/4の部分でキックバックの経験はあるのですが、説明図を見ても頭で理解できません。なんで回転と反対に行っちゃうのかな・・・物理の勉強を一からやりなおさなくちゃダメですね。

あまり刈り払い機では経験がないですが、刈り払い機のスイングが戻っていく時に異物に当たらないと起こらないからでしょうか・・・行くときに見えていれば気がつくことが多いですから・・・

ただ経験はないといっても、背の高い草のなかで刈っている時、見えない杭にあたるなど可能性はいくらでもあります。

それにしても、人形とわかっていても、そして何度見てもドキッとしてしまいます。
 

その他の危険


 
石などを飛ばして人のクルマに傷を付けてしまったりしたら大変ですものね。そういえば、僕も家で草刈りをしていて小石を跳ね飛ばし、まるでピストルで撃たれたようなきれいな丸い穴を窓ガラスに開けてしまいました。

こんな小さな穴でガラスを交換するのは悲しいので、裏表からシールを貼っています。
こんな小さな穴でガラスを交換するのは悲しいので、裏表からシールを貼っています。

複数で草を刈る時に距離を取るのはもちろんですが、草の伸び具合や、平地か、斜面かなど、状況によってお互いの距離も変えていかなくてはならないですね。

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“刈り払い機の事故のニュース” への5件の返信

  1. あけましておめでとうございます。

    今年も愛読させてください。
    楽しみにしています。

  2. 愛読者さん こんばんは

    農業従事者人口が減って非農家の人がやむを得ず使うケースが増えているようなので、こういった事故は増えていくでしょう。

    もしかしたら、そう意味もあって注意喚起したのが農林水産省じゃなくて国民生活センターだったのかもしれませんね
    農林水産省はいつも注意しているでしょうし・・・

    突然ですが、今年もあとわずかとなりました
    仕事も何とか追いついてやっと落ち着いたところです

    愛読者さんには今年も色々教えていただきました ありがとうございます
    たいへん厚かましい感じになってしまいますが、来年もよろしくお願いします

    それでは良いお年を!

  3. 最近は、ホームセンターで本機も刈刃も安く売っているし、農業従事者人口が減って非農家の人がやむを得ず使うケースが増えているようなので、こういった事故は増えていくでしょう。

  4. 愛読者さん おはようございます

    他のニュースサイトで「電動草刈機」とありましたから、加害者になってしまった方は、日常的に草刈りをやっているヒトではないと思います。

    そうなんですね!
    やっぱりニュースはクロスチェックしなくちゃダメですね。
    亡くなってしまった・・・ということと、刈り払い機(正確には草刈り機って書いてあったかもしれませんが)であるということがショックで、その他のことをあまり見ていませんでした。

    それにしても、よく言われている危険の他にも、こういう機械ですから様々な危険があるのだなあ・・・とあらためて思いました。

  5. 他のニュースサイトで「電動草刈機」とありましたから、加害者になってしまった方は、日常的に草刈りをやっているヒトではないと思います。

    笹の葉が写り込んだ現場写真もありましたから、刃先の丸くなったチップソーで、笹などが侵入した斜面を刈っていたのではないかと思います。

    巧く刈れないときに、ついつい回転数を上げてしまうのが人情ですから、キックバックも大きかったのではないでしょうか。

    巧く刈れないときは、しっかり研いだ刈刃に交換するのがオススメです。

    ・・・農林業従事者以外の方に、替え刃やヤスリを持って現場へ行けって言っても、無理だとは思いますけど。

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