クローラ3態・・・「撮りトラ」

今日はものすごく目先が変わって、Dさんが送ってくれた履帯の付いた乗り物3態の「撮りトラ」です。(たまにはこういう感じもいいと思いませんか?)

しかも、今の季節にピッタリの雪上車! 僕はネイティブじゃないので、本当にそういうのか、また、どのように耳に入った時にその姿が想像されるのかまったくわかりませんが、「Snow tractor」ということもあるようです。だから「撮りトラ」で間違いないんです。

南極観測用雪上車KD601

南極観測用雪上車KD601。どこにあるのかなあ・・・ものすごく味のある車両でリベットだらけです。
南極観測用雪上車KD601。どこにあるのかなあ・・・ものすごく味のある車両でリベットだらけです。
南極観測用雪上車KD601 よく見ると、履帯にスノーシューを履いたような構造! 
南極観測用雪上車KD601 よく見ると、履帯にスノーシューを履いたような構造! 
南極観測用雪上車KD601 電車にカンジキ付けたみたいですねえ!
南極観測用雪上車KD601 電車にカンジキ付けたみたいですねえ!

この雪上車、調べてみると「新潟県の大原鉄工所がつくった」という記載も見かけました。

しかし、小松製作所が1965年につくった「KD60」型雪上車というものがあり、日本機械学会「機械遺産」 機械遺産 第65号で機械遺産に認定されている 南極点到達雪上車(KD604,KD605) と型番が似ています。

また、その時の実地試験用の試作機の名前がKD601であり、形が南極点到達雪上車(KD604,KD605)によく似ていることから、僕はKD601は小松製作所がつくったものではないかなと思いました。

機械遺産のページには以下の記載があります。

雪上車KD604とKD605は、わが国の南極観測史上、最初で最後となる第9次南極観測隊の極点往復プロジェクトで、1968(昭和43)年12月19日南極点に到達した雪上車3台のうち2台である。この行程は往復約5200km、調査期間約5カ月に及んだ。
 これらの車両は極低温や、南極特有の細かい上下方向に柱状の凹凸のある雪面環境に対応するため、小松製作所(当時)で試行錯誤の末、開発された。操縦も比較的容易であったという。また、これらは後に世界初の南極隕石発見にも貢献し、後継機が開発されるまでの約10年間、南極内陸調査の主役となった。

現代の雪上車(どこで作っているのか、型番などはわからず)

現代の雪上車。とはいっても、KD601と見た目はそんなに変わらない感じ。スノーシューのオーバーハングがものすごい! これなら雪の上をプカプカ浮きそう! ベクターグライド(スキー板のブランド)って書いてあります。
現代の雪上車。とはいっても、KD601と見た目はそんなに変わらない感じ。スノーシューのオーバーハングがものすごい! これなら雪の上をプカプカ浮きそう! ベクターグライド(スキー板のブランド)って書いてあります。

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