昔のカタログシリーズ 加藤製作所 HD-400 SE-II

Kato HD-400 se-II model
加藤製作所パワーショベル HD-400 SE-II 質実剛健な外観とスッキリしたパネルに似合わないイラストが不思議です。

以前OPさんに送っていただいた昔のカタログシリーズで、加藤製作所のバックホーです。

前にこれの小さなヤツを操作できるような講習を受けたはずなんですが、こちらもトラクターと同じくらいなじみのない機械・・・ただ、トラクターよりも乗った時の「万能感」は大きいですね。

トラクターは「万能感」というよりは、その走破性にしびれる感じでしょうか・・・

Kato HD-400 se-II model
加藤製作所パワーショベル HD-400 SE-II ネットで調べてみると大体1985年あたりの製品のようです。概ね30年選手。カクカクしているところがちょっと古さを感じさせるぐらいで、とりたてて「古いなあ」という感じはしません。

全油圧式<ショベル>? ということは、半油圧式ショベルがあるということ?

調べてみると、油圧/ワイヤー併用の半油圧式というのもあったようで、建設MiLの土木建機発達史のなかに「1951年にはビサイラス社がトラック搭載式半油圧バックホH3を開発し・・・」というくだりがあります。

H3、調べてみましたけどErie H3 hydrocraneしか見つかりませんでした。さすがにもう残っていないのかもしれません。
H3、調べてみましたけどErie H3 hydrocraneしか見つかりませんでした。さすがにもう残っていないのかもしれません。

かえって「全ワイヤー式」のほうがたくさん出てきます。おもしろいなあ

全ワイヤー式はほとんどがスチームショベル
全ワイヤー式はほとんどがスチームショベル

大成建設のWEBページにビサイラス社のスチームショベルが載ってます。大正五年、日本に3台の珍しいものだったそうです。
大成建設のWEBページにビサイラス社のスチームショベルが載ってます。大正五年、日本に3台の珍しいものだったそうです。
ワイヤー式は巻き上げ速度が性能の指針で、「巻き上げ速度○○m/秒を実現!」みたいな言葉がカタログ上に踊っていたのでしょう。こういうコピーも時代とともに変わりますね。
ワイヤー式は巻き上げ速度が性能の指針で、「巻き上げ速度○○m/秒を実現!」みたいな言葉がカタログ上に踊っていたのでしょう。こういうコピーも時代とともに変わりますね。
そして、そういう時代にはこういうオモチャ。全ワイヤー式ショベルのティン・トイです。良くできているなあ・・・欲しい。
そして、そういう時代にはこういうオモチャ。全ワイヤー式ショベルのティン・トイです。良くできているなあ・・・欲しい。

「全ワイヤー式スチームショベル」といったらメアリー・アン

「全ワイヤー式スチームショベル」といったらメアリー・アンです。そういえば、「はたらきもののじょせつしゃ けいていー」の時に「マイク・ミリガンとスチームショベル」買ったんだっけなあ・・・

ばーじにあ・りー・ばーとんさんの絵本です。ストーリーブックも売ってました。なんでもちょっとしたゲームも付いて6.95ドル! Windows 3.1以降というのもすごいです。MACはどのバージョンだろう?漢字Talk6.04とかだったりして・・・
ばーじにあ・りー・ばーとんさんの絵本です。ストーリーブックも売ってました。なんでもちょっとしたゲームも付いて6.95ドル! Windows 3.1以降というのもすごいです。MACはどのバージョンだろう?漢字Talk6.04とかだったりして・・・
まさに加藤製作所HD400やディーゼルショベル、ガソリンショベルに仕事を奪われていくちょっぴり悲しいお話です。それでもKATYと同じように、古いものへのバートンさんの優しいまなざしがあるので、最後も絶望的ではなく、ピンポイントでここしかないというところに落としています。ちょっとごまかされたような気持になりますけどね。
まさに加藤製作所HD400やディーゼルショベル、ガソリンショベルに仕事を奪われていくちょっぴり悲しいお話です。それでもKATYと同じように、古いものへのバートンさんの優しいまなざしがあるので、最後も絶望的ではなく、ピンポイントでここしかないというところに落としています。ちょっとごまかされたような気持になりますけどね。

ちゃんとある!

なんて発音するんでしょう?エリー? Erie Steam Shovel
なんて発音するんでしょう?エリー? Erie Steam Shovel

そして現在も動いてる!

不思議に静かな蒸気ショベル・・・昔はきっとこのまわりにはたくさん子供たちがとりまいて眺めていたんでしょうねえ・・・もちろん今の機械とは比べ物にならないんでしょうけど、絵本ができるのもわかるような気がします。

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