メカ水路の泥上げ

おなじみの排水路、大きなトラックがやってきました。排水路の最後の最後でどうも流れが悪くなっているようです。
おなじみの排水路、大きなトラックがやってきました。排水路の最後の最後でどうも流れが悪くなっているようです。

たまにみんなで草刈をしたり泥上げをする排水路です。

市役所が(とは言っても、委託された業者の方達ですが)僕らではどうにもできない暗渠部分の泥上げをやってくれました。

いくら開口部分を泥上げしても、その先が詰まってたらどうにもならないなあ・・・という感じです。役者は、巨大な掃除機と超強力高圧放水車の組み合せと、心優しき屈強な男たちといったところでしょうか。

とりあえず短くまとめた動画、メカ水路の泥上げ

こんな巨大な掃除機ですから、自分の手を吸い込まれたりするんじゃないかって、見ていてヒヤヒヤします。それ以外にだってたくさん危険なことがありそうです。

まずは上流と下流を塞き止めて水をくみ出します

右側はもう涸沼川です。土嚢で塞き止めて中の水を巨大掃除機で吸い出しました。
右側はもう涸沼川です。土嚢で塞き止めて中の水を巨大掃除機で吸い出しました。
塞き止めたダムの内側で何を拾い集めているかというと・・・
塞き止めたダムの内側で何を拾い集めているかというと・・・
魚を避難させているんです。みんなボラですけど・・・あとは数匹のハゼとカニです。
魚を避難させているんです。みんなボラですけど・・・あとは数匹のハゼとカニです。
ちょっとだけ楽しそうです
ちょっとだけ楽しそうです
作業部分する部分の汲み上げた水は、同じく塞き止めた上流に放流します
作業部分する部分の汲み上げた水は、同じく塞き止めた上流に放流します

道路の下の暗渠部分がダメみたいなんです

道路の下の暗渠部分がダメみたいなんです
道路の下の暗渠部分がダメみたいなんです
こんなゴミが一杯。こういうのがパイプ部分に詰まってしまうんでしょう。
こんなゴミが一杯。こういうのがパイプ部分に詰まってしまうんでしょう。
・・・・弁当殻やペットボトル、コンビニの袋・・・そんなに人通りの多い通りじゃないんです。どうしてこうなっちゃうんだろう? 謎です。
・・・・弁当殻やペットボトル、コンビニの袋・・・そんなに人通りの多い通りじゃないんです。どうしてこうなっちゃうんだろう? 謎です。
結構径の小さなパイプなんで、弁当殻が詰まったら確かによくないよなあ・・・
結構径の小さなパイプなんで、弁当殻が詰まったら確かによくないよなあ・・・
こちらは高圧放水車、ものすごい水圧。でも、向こうが詰まっているから真っ黒なドブドロの吹き返し・・・キョーレツです。
こちらは高圧放水車、ものすごい水圧。でも、向こうが詰まっているから真っ黒なドブドロの吹き返し・・・キョーレツです。

こんな機械を2台使い、屈強な男たちが何人も掛かってやってもすごく大変そうです。開水路ならなんとか人でがいれば泥上げできますけど、パイプはこういう機械と人数をかけないとできないんですね。

フタをしちゃえばその上を使えて便利ですけど、その中はまさに『臭いものにフタ』で無いことになっちゃう。しかし、ひとたび詰まっちゃうと、こんな大事になってしまいます。

見えない部分には関心もなくなる・・・いろいろ考えさせられます。

それにしても作業に携わった方々、お疲れさまでした。本当に大変なことが良くわかりました。

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“メカ水路の泥上げ” への4件の返信

  1. 愛読者さん おはようございます

    近年はどこへ行っても、田んぼで出会うのは年金受給者ばかりかも知れませんが、現役時代の話を聞いてみると「えっ?」っていう経歴のヒトは多いと思いますから、共同作業の「一服タイム」や集落の寄り合いで、おじいちゃん達の若い頃の話を聞いて回ると、新たな顔が見えると思いますよ。

    まだ現在は稲作やこのあたりの昔のことしか聞いてませんが
    きっと現役のころの仕事の話を聞いたらビックリすると思います
    複数の職業に就いている人もいるでしょうし
    草刈をしている時のイメージとはかけ離れているはずですから・・・

  2. >同じようにトラクターに乗って農業をしても、会社では別の顔

    稲作って、農繁期・農閑期の差が激しいですから、元々農閑期の仕事が必要な作物なんです。

    それが高度な機械化と高度成長を経て、通年の副業が可能になって今に至っています。

    従って、色んな裏の(表の?)顔のヒトがいても不思議じゃありません。

    ちなみに私は事務系の給与所得者ですが、仕事で色々なヒトとつき合いますし、近所づきあいや交友関係の中でも、現役・ご隠居・故人も含め様々な人々とつき合ってきたので、人並みには雑多な豆知識が蓄積されていると思います(笑)

    近年はどこへ行っても、田んぼで出会うのは年金受給者ばかりかも知れませんが、現役時代の話を聞いてみると「えっ?」っていう経歴のヒトは多いと思いますから、共同作業の「一服タイム」や集落の寄り合いで、おじいちゃん達の若い頃の話を聞いて回ると、新たな顔が見えると思いますよ。

  3. 愛読者さん おはようございます

    株式会社カンツール!!!!!!
    貫通とツールが掛けてあるんですか・・・
    こういうのってほぼ日本独自のものだって
    スタジオパークでデーブスペクターさんが言ってました

    下水道管洗浄ノズル

    知りませんでした・・・

    だからこっち側に吹出していたんですね
    なんで引っぱったり出したりしているのだろうと不思議に思っていました

    愛読者さん、いろいろなことをご存知なんですねえ・・・すごいです

    それとも一般的な常識なのかな・・・

    変な風に受けとられるかもしれませんけど
    農家を兼業でやってる方とか趣味を持っている方って、仕事はもちろんエキスパートとしてやっているわけで
    もう一方の農業であったり趣味の世界でも、もちろんその方面に明るいわけですから、能力を倍持っている感じがします

    このあたりでは兼業農家が多いようなのですが
    同じようにトラクターに乗って農業をしても、会社では別の顔
    弁護士だったり医者だったり、中には警察官だったりするかもしれません

    どんな仕事でも不思議はないわけで、ある意味「油断ならないなあ」と思います

  4. >真っ黒なドブドロの吹き返し

    映像を見ると、暗渠の入り口から泥水が激しく吹き出した後、みんなでホースを引っ張り出していることから、恐らく、下水管用の洗管ノズルを突っ込んでいるのでしょう。

    詰まった管に手前から高圧水を吹き込むと、奥で更にひどく詰まってしまうので、斜め後ろ方向に高圧水を吹き出し、管内を洗いながら自力で奥へ奥へと進んでいく特殊なノズルをホースの先端に取り付け、突っ込んでは引っ張り出すという作業を繰り返して、詰まっているドロや固形物を引きずり出します。

    下流の河川水位が高い。河川に濁水を流せない。作業車の駐車スペースがないなど、諸般の事情で上流側から作業しているのではないかと思いますが、事情が許せば下流側から突っ込んで洗浄排水を下流へ流す方が、仕事は楽です。

    <洗管ノズルの例>
    http://www.kantool.co.jp/html/products2/ENZ-nozle3.html

    パイプクリーナー(先端にブラシのついた長~い巻線)で排水管をガシガシやった経験があるなら、ホームセンターなどで売っている家庭用の高圧洗浄機にも、パイプクリーニングホース(洗管ノズルが先端についた長いホース)というオプションパーツがありますから、一本持っておくと便利ですよ。

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