茨城県花の時期は短いんだなぁ・・・ノイバラ

現在の茨城県旗(ウィキペディアより)
現在の茨城県旗(ウィキペディアより)
1966年から1991年までの茨城県旗(ウィキペディアより)
1966年から1991年までの茨城県旗(ウィキペディアより)
5月25日のノイバラの花 ちょっと押さえといてあとでちゃんと撮ろうと思っていたのですが・・・
5月25日のノイバラの花 ちょっと押さえといてあとでちゃんと撮ろうと思っていたのですが・・・

ずっと茨城県の花、ノイバラ(公式にはバラだそうですが、どう考えてもノイバラの花)をちゃんと撮りたいと思っていたんですけど、今年も難しかったようです。なにせ・・・

昔の人はトゲトゲがイヤ

ウィキペディア、茨城県の項の、茨城という名の由来の部分に、

茨城という名は、一説に、賊を討つために茨の城(柵)を築いたことに由来し、『常陸国風土記』の茨城郡条には、「穴に住み人をおびやかす土賊の佐伯を滅ぼすために、イバラを穴に仕掛け、追い込んでイバラに身をかけさせた」とある。また、『万葉集』にも「みちのへの茨(うまら)の末(うれ)に延(ほ)ほ豆のからまる君をはかれか行かむ」という歌があり、この故事にちなむ茨城(うばらき)という地名がみられる。

土着のインディヘナみたいな人たちを討伐したということかしら?

今の人だってトゲトゲがイヤ

このノイバラは、モミジイチゴもそうでしたけどちょっと湿って日当りのよい法面のような場所、ちょうど「さあ、山に入ろう」と思う薮の入口にガードするように生えています。言ってみれば山の門番みたいなものですね。

「薮」という言葉の意味は「草木や竹が生い茂っている所」だそうですが、なんだか気持的に投げちゃっているようなニュアンスがあります。直視しないというかぼんやり見ていると言うか・・・

だからここから突然棒が出てきたら「薮から棒」で驚くし、直視するとヘビが出てきたりして「藪蛇」になっちゃう。こちら側とブラックゾーンを隔てる入口、グレーゾーンの「薮」がちょっとイヤな感じがするのはやっぱりトゲトゲの植物があるからですよねえ・・・

昔のヒトが厭がったノイバラ、今のヒトだってトゲトゲはイヤで、写真を撮るならグレーゾーンの「薮」とのもうキワキワ、できればホワートゾーン内で撮りたいと思うのが人情です。

でも、薮の住人ですからそうは都合よく咲いてはくれない・・・(何だか長々といい写真が撮れない言い訳をしてますね)

なんとなくグズグズしているうちに花の時期が終わってしまった! 単なる感覚ですけど、花の時期は5月下旬から6月上旬のせいぜい10日くらいかもしれません。

ノイバラ5月24日

ノイバラの花 下はビチャビチャでさらに薮の中・・・ここへ分け入る気にはなりません
下はビチャビチャでさらに薮の中・・・ここへ分け入る気にはなりません
ノイバラの花 
しかし、ノイバラの花は満開です

ノイバラ5月25日

5/25 ノイバラの花 小学校の運動会の帰りに
5/25 小学校の運動会の帰りに・・・
5月25日 ノイバラの花
5月25日 ノイバラの花

ノイバラ6月2日

ようやく思い腰を上げると、もう花の季節は終っていました。

ノイバラの花6月2日 あんなに咲いていたノイバラの花はこれだけになっていました。
ノイバラの花6月2日 あんなに咲いていたノイバラの花はこれだけになっていました。

薮の中で小さな花が目立つために、一斉に咲いて全体でアピールしようという戦術をとっているように感じます。来年こそはバッチリ撮りたいな。

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