首タオル? ファーガソン35 昔のカタログその5

ファーガソン・システムの解説図を見ていて思いました。ここは首タオルではないかと・・・いや、首タオルではなく単に襟なのかもしれないけど首タオルにしておこうっと
ファーガソン・システムの解説図を見ていて思いました。ここは首タオルではないかと・・・いや、首タオルではなく単に襟なのかもしれないけど首タオルにしておこうっと

影絵だし、別にここに無くても説明がつくのにぽこっと飛び出してわざわざ書いている首タオル。ファーガソン・システムにとって欠く事のできないアイテムだと見えます。

これだって襟にしちゃ妙です。これは首タオルです(イメージ)
これだって襟にしちゃ妙です。これは首タオルです(イメージ)

山で単車に乗る時は僕もいつも首タオルです。枯れ葉とか笹とかが入ってチクチクしないし、ヒルやダニや毛虫が入ったりしないし、首筋が日に焼けてヒリヒリしたりしません。そしてそのまま温泉に行ったりすればそこですぐに使えます。首を安定させ異物や虫の進入を防ぐ「首タオル」。50年以上前のここにもお仲間がいると考えると楽しいです。

せっかく残りも書いたので載せておきます。

他機の追従を許さぬファーガソン・システム ファーガソン・システムは下記のイラスト全般を指すような大きなものを指すみたいです。トラクターの役割を全体的に底上げするような大きなシステムみたいに見えて、「おこづかいシステム」とか「料金後払いシステム」みたいに、わざわざシステムを付けなくてもわかるようなものとは違う大きなシステムです。
他機の追従を許さぬファーガソン・システム ファーガソン・システムは下記のイラスト全般を指すような大きなものを指すみたいです。トラクターの役割を全体的に底上げするような大きなシステムみたいに見えて、「おこづかいシステム」とか「料金後払いシステム」みたいに、わざわざシステムを付けなくてもわかるようなものとは違う大きなシステムです。
「農具にかかる重量は後輪に誘導され、より強力な牽引力 を発揮します」 ファーガソン・トラクター独特の油圧装置によりますと作 業員の調節で農具を自動的に希望の深さに保つ事が出来ま す。更に独特の三点支持装置に依って農具に掛る重量が後 輪に誘導されますから特別にタイヤに水を入れるとか、鉄 塊を取付ける必要はなく、農具に重量が掛れば掛る程牽引 力は増大し、従来此種トラクター馬力では不可能視されて いた作業を容易たらしめました。
「農具にかかる重量は後輪に誘導され、より強力な牽引力 を発揮します」 ファーガソン・トラクター独特の油圧装置によりますと作 業員の調節で農具を自動的に希望の深さに保つ事が出来ま す。更に独特の三点支持装置に依って農具に掛る重量が後 輪に誘導されますから特別にタイヤに水を入れるとか、鉄 塊を取付ける必要はなく、農具に重量が掛れば掛る程牽引 力は増大し、従来此種トラクター馬力では不可能視されて いた作業を容易たらしめました。
「農具の土壌に喰込む力はトップ・リンク(上部連結桿) を通じて前輪を押え牽引力を増大します。」 独特の油圧装置及三点結合法を用いた所謂ファーガソン・ システムに依る農作業に於ては、トラクター車体に特別の 重量を加える事なく、農具に掛る自然の力を旨く利用する 事に依って小馬力で大馬力に相当する作業を容易にする事 が出来ます。
「農具の土壌に喰込む力はトップ・リンク(上部連結桿) を通じて前輪を押え牽引力を増大します。」 独特の油圧装置及三点結合法を用いた所謂ファーガソン・ システムに依る農作業に於ては、トラクター車体に特別の 重量を加える事なく、農具に掛る自然の力を旨く利用する 事に依って小馬力で大馬力に相当する作業を容易にする事 が出来ます。

さんざん自分で「ファーガソン・システム」と言っておいて「所謂」というのは、う〜ん・・・と唸ってしまいますが、この説明がファーガソン・システムの全体を捉えているのかな?

「軽い農具を使用する時はそれに応じて消費馬力も少なく燃料も節約出来ます。」独特の油圧装置は軽作業をする場合にはその農具に必要な馬力のみを働かせる事が出来、自重を運搬する無駄な馬力を費さず、従って無駄な燃料を消費する事なく、軽快且迅速に経済的な作業を楽しむ事が出来ます。
「軽い農具を使用する時はそれに応じて消費馬力も少なく燃料も節約出来ます。」独特の油圧装置は軽作業をする場合にはその農具に必要な馬力のみを働かせる事が出来、自重を運搬する無駄な馬力を費さず、従って無駄な燃料を消費する事なく、軽快且迅速に経済的な作業を楽しむ事が出来ます。
自動的に耕耘深度を一定に保つことができます ファーガソン独特の油圧自動三点支持装置(ファーガソン・システム)に依り、自動的に耕耘深度は一定に保たれます。又運転し乍らでも一本の調整レバーで容易にその深さを希望の深さに変える事が出来ます。
自動的に耕耘深度を一定に保つことができます ファーガソン独特の油圧自動三点支持装置(ファーガソン・システム)に依り、自動的に耕耘深度は一定に保たれます。又運転し乍らでも一本の調整レバーで容易にその深さを希望の深さに変える事が出来ます。

何度も何度も「独特」と出てきます。よっぽど先進的だったのでしょう。

作業中農機具が地下障害物に引掛った場合、独特の油圧装置に依り、トラクターの後輪が自動的に浮上り進行を停止するよう設計されていますから、農機具及エンジンを傷める事がありません。
作業中農機具が地下障害物に引掛った場合、独特の油圧装置に依り、トラクターの後輪が自動的に浮上り進行を停止するよう設計されていますから、農機具及エンジンを傷める事がありません。

最もお気に入りの絵です。ものすごい勢いで後輪が空転している感じ・・・今のトラクターもこういうの付いているのでしょうか?四駆だから付いてないかな?

取付農具が土壌の抵抗を受けると三点支持 組織の下部連結桿が強く下方に農具を押し つけ、同時にその反作用が上部連結桿を通 し前輪に集中せられる結果、登坂力が増大 されます。
取付農具が土壌の抵抗を受けると三点支持 組織の下部連結桿が強く下方に農具を押し つけ、同時にその反作用が上部連結桿を通 し前輪に集中せられる結果、登坂力が増大 されます。

何となく三点装置の上の軸を牽引機をちょっと持ち上げて押して、トラクターを前方下へ抑え付けるような機構なのかな・・・と想像しました。

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“首タオル? ファーガソン35 昔のカタログその5” への2件の返信

  1. OPさん おはようございます

    現在の指導ではひっかかったらキケンとの事で、回転する農機具での首タオルはNGとされてますがこれはいまだに消えることなく続いてますね(笑)

    あ!そうなんですか?
    長マフラーの女子高生がスクーターや自転車で事故になっていたこともありましたから確かに危険ですね

    日本仕様は電子化されてますが、新興国仕様のMF新車には今でもこのファーガソンシステムが元になった装置が搭載されています。

    なるほど!ちゃんと必要なところにはそうやって届けられているんですね
    長い間トラクターを作っているとそういう良い事があるんですか
    やっぱり何でも付いていればよいというわけではなくて
    必要なものだけにお金を払えるというのはとってもいい事だと思います!

  2. ドラフト検知で牽引力を維持する機能を大々的に売り出したのは、
    MFが初めてだったらしいです。
    その後は各社からも似た様な装置ができて2WDの牽引力が劇的に向上した物と思われます。

    現在の指導ではひっかかったらキケンとの事で、回転する農機具での首タオルはNGとされてますがこれはいまだに消えることなく続いてますね(笑)
    安全指導で言われてるヘルメットかぶってトラクタ乗る人もいまだに見かけませんし。

    首タオルにしてもトラクタにしても、便利な物は廃れませんね!
    日本仕様は電子化されてますが、新興国仕様のMF新車には今でもこのファーガソンシステムが元になった装置が搭載されています。

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