大事なものは手間と思い入れ(ウナギとりの仕掛け続き)

ウナギとりの道具の話、僕にとっては面白いので続けちゃいます。動画、ほんとはもっと長いんですが、3分以上続けちゃうと誰も見てくれなくなっちゃう(ネットユーザーは自分も含めて気が短い感じです)のでぶつぶつ切ってます。

ウナギとりははえ縄漁!

↑ 動画(3分10秒)画面クリックでも再生します。

聞いていると、仕掛けを作ることはもちろんですが、中に入ったウナギを最終的に捕まえるための玉網も作っているということです。そして、作った仕掛けを持っていかれてしまうことがあるそうなのですが、「ウナギを持っていくのは構わない、だが、仕掛けを持っていかれるのはほんとうに意地焼ける!」と、憤っていました。

この、「意地焼ける」部分、茨城弁で、僕が勝手に漢字を当てていますが、合ってますかね? 発音では「いじゃける」で、嫌になっちゃうとかそんな意味だと思います。ただ、「イヤんなっちゃう」みたいなさっぱりした感じではなくて、口からぐりぐりぐりっとねじられて出てくるような、すりつぶすような、そんな言い方なんで、かなり煩わしく、憤まんやるかたないっていう空気がビンビン伝わってくる言葉です。

ウナギに全く関係ない人はこの仕掛けを見てもただの竹の筒で、まさかそんなに手間と思い入れのあるものだと思わないでしょう。僕が子供だったらそんなこともわからず、引き上げて遊んでそこらに放り投げてしまっているかもしれません。

やれやれ、世の中にはこんなこといくらでもありそうです。いままで知らずにどれだけのことをしてきたか、考えるとぞっとします。そしてこれからもわからずにいろいろなこと、やってしまいそうだなあ。

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