年代物の唐箕(とうみ)による蕎麦選別

大きな風車で風を起こし、その風の前にタネを落として、軽いものは遠くへ吹き飛ばされ、重いものはそのまま落ちる・・・まあ、単純な話なんですが、機械として成立するには色々と難問があったはずです。
大きな風車で風を起こし、その風の前にタネを落として、軽いものは遠くへ吹き飛ばされ、重いものはそのまま落ちる・・・まあ、単純な話なんですが、機械として成立するには色々と難問があったはずです。

うわっ!寝坊してしまった。今日も昨日の続きで、年代物の唐箕(とうみ)による蕎麦選別の話です。水戸市大場町島地区の環境保全会活動の中には、「農用地を活用し景観に配慮した作付け」という活動項目があって、その中で蕎麦を作ってみたのです。蕎麦を作ってみんなで収穫し、みんなで脱穀と乾燥し(結局手で引っこ抜いて、手で蕎麦の脱穀をしたのでした。)、それをみんなで粉にして、みんなで食べたら楽しいと思いませんか?

まずはゴミや中身のない殻も含まれた蕎麦のタネを上のホッパーから投入します。この籠も年代物な感じです。
まずはゴミや中身のない殻も含まれた蕎麦のタネを上のホッパーから投入します。この籠も年代物な感じです。
おもむろにハンドルを回します。そんなに重くないそうです。写真を撮るのに夢中になって、試してみるのを忘れてしまいました。
おもむろにハンドルを回します。そんなに重くないそうです。写真を撮るのに夢中になって、試してみるのを忘れてしまいました。
軸受けはパイプのようです。写真をよく見てみると、このパイプは裂いた上に、折り曲げて固定してあるように思えます。溝を掘ってサークリップでとめたり、ねじを切って、薄いナットで止めたりするのではなく、金ノコとペンチ、ハンマーなどでできる工作というところがおもしろいです。どこかからハンドルの柄の工作もよく見ておけばよかった。どちらにせよ、部品をどこからか購入してくるというのは少なく、自家製の部品ばかりのようです。
軸受けはパイプのようです。写真をよく見てみると、このパイプは裂いた上に、折り曲げて固定してあるように思えます。溝を掘ってサークリップでとめたり、ねじを切って、薄いナットで止めたりするのではなく、金ノコとペンチ、ハンマーなどでできる工作というところがおもしろいです。どこかからハンドルの柄の工作もよく見ておけばよかった。どちらにせよ、部品をどこからか購入してくるというのは少なく、自家製の部品ばかりのようです。
中間は曖昧なのでしょうが、見事に選り分けられています。本当にすばらしい!
中間は曖昧なのでしょうが、見事に選り分けられています。本当にすばらしい!
吹き飛ばされた不要で使えないもの。上の写真と合わせてみてもらえばわかると思いますが、明らかに色が違うんです。一番は真っ黒、二番は少し茶色がかかって、このゴミは本当のゴミとかなり色の薄いもの・・・と、色でもその性能がわかります。
吹き飛ばされた不要で使えないもの。上の写真と合わせてみてもらえばわかると思いますが、明らかに色が違うんです。一番は真っ黒、二番は少し茶色がかかって、このゴミは本当のゴミとかなり色の薄いもの・・・と、色でもその性能がわかります。
しかし、機械は大きく、ゴミは散らかります。機械の大きさはどうにもならないと思いますが、散らかるのがイヤな方には朗報です。ワンタッチで引き出される「スライドロッド」に「ストローマット」(ムシロ)をかけてください。そうすれば広範囲にゴミが飛び散るのを防げます。
しかし、機械は大きく、ゴミは散らかります。機械の大きさはどうにもならないと思いますが、散らかるのがイヤな方には朗報です。ワンタッチで引き出される「スライドロッド」に「ストローマット」(ムシロ)をかけてください。そうすれば広範囲にゴミが飛び散るのを防げます。

二番を何回も唐箕(とうみ)にかけて、よいものを拾い上げ、一番も同じく何回も唐箕(とうみ)にかけて、悪いものを取り除くうちに、真っ黒なゴミの入っていない蕎麦の実が選別されました。この項まだまだ続きます。

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環境保全会で作る蕎麦の記事へ
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“年代物の唐箕(とうみ)による蕎麦選別” への2件の返信

  1. ブロワのケーシングが、筐体から一部露出している

    このタイプにせよフルカバーにせよ
    回転体は取り出して簡単に手入れはできそうもないですね

    木製の機械ってあんまり見たことないですけど
    これ見たら、強度さえ考えれば結構何でも木製に置き換えられそうです
    考えてみれば飛行機だって木製だったんですから・・・

    i-phoneからの投稿でしょうか
    i-phoneだとここでの動画が見られないんですよね
    FLVを使っているから・・・

    こんなにi-phoneが多いなら、HTML5も考えないといけないですね
    プラグインとかあるのかなあ
    とりあえず近日中にyoutubeにアップしようと思います

  2. 過去、実家の納屋にあった。ハンドルを廻して遊んだのはもちろんだけど、
    実作業で調子に乗ってブン廻してすぐに首になったような気が。
    写真のはブロワのケーシングが、筐体から一部露出しているけど、ウチのは
    完全に覆われていた気がする。

    唐箕って、道具を超えてもはや機械の印象。
    木製の機械って、他には大型本気の水車くらいしか思いつかない。
    子供の頃はカッコワリーって思っていたけど、改めて唯一無二の存在と認識。

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