高速無料化実験の影響

エンデューロのルート上、日高国際スキー場から旧日高町を望む。
エンデューロのルート上、日高国際スキー場から旧日高町を望む。

全日本エンデューロ選手権日高大会のお手伝いで北海道へ行っていたわけですが、開催地である旧日高町は少し様変わりしていました。札幌などから十勝地方へ向かう交通の要所であった旧日高町ですが、もともと無料区間だった高速に加えて、高速無料化実験で道東自動車道が無料になり、札幌から旭川まで無料でしかも高速に移動できるようになっていたのです。

高速ができる前は峠を越えて十勝地方へ向かう車、また向こうからやってくる車でごった返していた旧日高町内だったのですが、高速でバイパスされたうえ、高速無料化実験も加わって町内を走る車が激減していました。

写真で見るように小さな町ですが、通行する車のため道の駅などもあり、食べ物屋さんなどたくさんあります。それらがまさに閑古鳥が鳴いている状態です。気まぐれに移動する車を追いかけて、お店や住んでいる人が移動するわけにもいきません。移動にかかるコストは低いに越したことはないに決まっています。でも、このように実験が実施されたその日から、急に影響を受ける人がいるのだと思うと考えてしまいます。

自分にリアルに実感がない時には「無料化に反対する人がいる」ことがなかなかピンときませんでした。しかし、このようにこの目で実情を見ると、こういうことを恐れて反対していたのだとわかりました。利益を受ける人がいる影で不利益をこうむる人がいる。当たり前のようでなかなか実感できないものです。全員が満足できるというのは無理なのでしょうが、できることなら不利益を受ける人々も「これくらいならガマンできるか・・・」というような何か方法があると良いのですが・・・

せっかくなので当のエンデューロも・・・

前夜。車検を終わって明日のスタートを待つ車両たち。
前夜。車検を終わって明日のスタートを待つ車両たち。
当日の朝日が山の向こうから顔をだしました。天気は良さそうです。
当日の朝日が山の向こうから顔をだしました。天気は良さそうです。

エンデューロテスト動画1

↑ ちょっとだけテストの動画(48秒)画面クリックでも再生します。

競技車両はこのようなマークを見ながら走ります。これは左折の表示。
競技車両はこのようなマークを見ながら走ります。これは左折の表示。

エンデューロテスト動画2

↑ テスト走った映像をトップのタイムに合わせて早回しした動画(7分22秒)バイクに乗らない人は見ないでください。車酔いします。

続きを読んでね!の画像

写真と文章で長くなってしまうので畳んでおきます。
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