雑草の側から見た危機管理

朝露が光っています もうすぐ太陽がのぼります

雨も適当に降り、日差しもある季節になり、稲もぐんぐん伸びているようですが、雑草の伸びも相当なものです。6/6の保全会の草刈りのついでに、家の雑草も刈ったのですが、そんなことは全く感じられないほどまた伸びてきました。

これから11月まで雑草との戦いです。雑草というのは、人間が勝手に呼んでいるだけで、稲と雑草はそれを意識することなく、シンプルにそれぞれのベストを尽くしているわけですが、道路や水路脇の雑草も勢いを増し、それだけではなく田んぼの中にも生えてきます。

ぱっと見には見分けがつかないのですが、多分丸で囲んだ部分が雑草です まちがっていたらごめんなさい

田んぼに水を張るのは、雑草を生やさないためや、温度管理のためと聞いていますが、水を張ったら張ったで、水辺の湿ったところが好きな雑草が生えてきます(イグサの仲間や、セリの仲間、藻や、浮き草など)。米を作っている方々は、とても気にしているので、この田んぼの中に生えてくる雑草を一瞬のうちに見つけます。「雑草eye」を持っているのです。集中して意識しているものが、周囲から浮かび上がって目に飛び込んでくる・・・同じようなものに「タラの芽eye」などの山菜系eye、それから自分の乗っている車ばっかりが目に飛び込んでくる自動車系eyeがあります。

さて、この雑草も真剣に生きているので、徹底的に刈り込んでしまうと、「これは大変!」とばかりに、前より力を込めて伸びてしまうそうです。伸びるどころか、周囲からも芽を出し、仲間を増やしてこの危機に立ち向かおうと、ボワッっと増えてしまうので、雑草は「なんだか涼しくなったな?もしかしたら切られたかも?」というくらいで刈っておけばちょうどいいそうです。この、雑草の立場で考えることは、稲踏みをして稲の立場を利用し、人間の都合の良いように苗をコントロールするのに似ていますね。
それでも広く田んぼを作っている人は、毎日刈っても全部借り終わる頃には、初めに刈った部分が伸びてきてしまいます。ですから島地区ではこの時期、毎日毎日、休みの日も刈り払い機のエンジン音が響いています。

ネコダム決壊!!

この人たちもシンプルに生きています。毎日喰って寝る。1杯のエサの配給を求めて朝暗いうちから外で待っていて、玄関を開けるや否やなだれ込んできます。

猫ダムの決壊のようすを動画にまとめています 画面クリックでも再生します。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。