1980年型式認定シバウラSD3243「朝1分の農機考古学」

ネットオークションで見つけたシバウラ4桁末尾3シリーズのシバウラSD3243です。32(馬力)4(四駆)3(末尾3シリーズ)ということですね!ということはSD3203、32(32馬力)0(二駆)3(末尾シリーズ)も存在するのでしょう。
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毎日サクッとネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。ここのところシバウラが続いていますが、今朝も1980運輸省型式認定のシバウラSD3243です。おなじみの逆スラントノーズ、スタイガーです。なんかトラクターって逆スラントが多いですね。どうしてでしょう?

ネットオークションで見つけたシバウラ4桁末尾3シリーズのシバウラSD3243です。32(馬力)4(四駆)3(末尾3シリーズ)ということですね!ということはSD3203、32(32馬力)0(二駆)3(末尾シリーズ)も存在するのでしょう。
ネットオークションで見つけたシバウラ4桁末尾3シリーズのシバウラSD3243です。32(馬力)4(四駆)3(末尾3シリーズ)ということですね! ということはSD3203、32(32馬力)0(二駆)3(末尾シリーズ)も存在するのでしょう。目の下にSTIGER(スタイガー)と書かれ、おでこが前に出て顎が引っ込んだ四角い逆スラント顔です。

逆スラント逆スラント逆スラント

FORD3000です。tractordata.comによれば1965年〜1975年と10年もの間のロングセラーで、ディーゼルなら3気筒2.9Lで47馬力だそうです。FORD3000は撮りトラでもずいぶん取りあげていると思います。
FORD3000です。tractordata.comによれば1965年〜1975年と10年もの間のロングセラーで、ディーゼルなら3気筒2.9Lで47馬力だそうです。トラクターはこのように逆スラントが圧倒的に多いです。目が上にあろうが下にあろうがおかまいなし。
ここにあるのじゃないか?と想定して掘ってみたら「あった!」と言う感じ。どんなことでも推理が当たると嬉しいものです。普段は闇雲の総当たりで探していますが、範囲を絞って捜索できれば効率が良いです。これは今日見つけた日の本E2302。
こちらは日の本E2302です。同じく逆スラント。もしかしたら1980年代の流行だったのかもしれないし、広角気味のカメラで撮るからちょっとでもおでこが出てたら強調されてしまうのかもしれないですけど。
正面から見た顔はただの四角ですけど、横から見るとスラントしたちょい挑戦的なフォルムでした。
う〜ん・・・1970年型式認定ヰセキのTS2400です。80年代と言わず70年代も逆スラントですね・・・
ジョンディアトラクター JHON DEERE LANZ M500
ジョンディアトラクター JHON DEERE LANZ M500 これも逆スラント。
ネットで写真を探してきました。逆スラントの下に位置するヘッドランプを少しでも前に持って行こうという気持なのでしょうか?昔のFORDやMFのように、下駄を履かせてヘッドランプを納めるタイプです。
フィアットベースのクボタも!

正スラントはほとんど見られない

こんな顔ですからね・・・緩やかな斜面の奥に角目が覗いています。スラントしたエンジンフードに、スラントしたマスク。そして角目。調べてみると80年代のクルマに多いデザインです。
イセキのTU200Fです。トラクターでは正スラント、ほとんど見られません。なんで?
最近充実してきたヰセキの取説サイトによれば(https://i-next.iseki.co.jp/goriyoujyouken.html←直接リンクはできず、ご利用条件同意から始めないとダメみたいです。)LANDHOPE TU200は・・・ 全長 3075mm 全幅 1180mm 全高 1880mm 軸距 1460mm 輪距 前 940,950mm 輪距 後 940,1095mm 最低地上高 270mm エンジン 名称 F3AF1-DK 形式 水冷4サイクル3気筒立形ディーゼル 総排気量 1170cc 燃料タンク容量 25ℓ タイヤ 前 400-15 タイヤ 後 9.5-22 となっています。
TU200F、別にカッコ悪いわけではないのに・・・

最近充実してきたヰセキの取説サイトによれば(https://i-next.iseki.co.jp/goriyoujyouken.html←直接リンクはできず、ご利用条件同意から始めないとダメみたいです。)LANDHOPE TU200は・・・ 全長 3075mm 全幅 1180mm 全高 1880mm 軸距 1460mm 輪距 前 940,950mm 輪距 後 940,1095mm 最低地上高 270mm エンジン 名称 F3AF1-DK 形式 水冷4サイクル3気筒立形ディーゼル 総排気量 1170cc 燃料タンク容量 25ℓ タイヤ 前 400-15 タイヤ 後 9.5-22 となっています。

シバウラSD3243に戻る

ちょっと本題から外れました。シバウラSD3243に戻ります。

ありがたいことにオークションでは運輸省型式認定番号銘板が写されています。小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1336号シバウラSD3243型とあります。手持ちの資料によれば1、エンジンは32馬力/2800rpm、4気筒のLEM734ディーゼルでした。
ありがたいことにオークションでは運輸省型式認定番号銘板が写されています。小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1336号シバウラSD3243型とあります。手持ちの資料によればエンジンは32馬力/2800rpm、4気筒1484ccのLEM734ディーゼルでした。
シートに記入します。黄色の番号は1980年認定なので、後から割り込んだ1336号のシバウラSD3243は自動的に1980年型式認定だとわかります。
シートに記入します。黄色の番号は1980年認定なので、後から割り込んだ1336号のシバウラSD3243は自動的に1980年型式認定だとわかります。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今朝は曇って暗いです。空がどんよりだと心もどんよりになってしまいます。冬はただでさえ日が短くて寂しいのに・・・頑張れおひさま!今日はこんなところです。それではまた明日!

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