1983年型式認定シバウラP17F「朝1分の農機考古学」

オークションで見つけてきたシバウラのP17Fです。見慣れたスタイガー顔ですが、これまでのSDとかSP、SU+数字4桁の名前とはちょっと違う感じになっています。商品名のインフレに耐えきれなくなり、通貨切り下げとなったのでしょうか?
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毎日サクッとネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今日は1983年型式認定、四輪駆動のシバウラP17Fです。このP17F、商品の名前はシンプルですが、型式名はSP1740で旧態を引き継いでおり、型式名の方が複雑という珍しい例でした。

1983型式認定シバウラP17F

オークションで見つけてきたシバウラのP17Fです。見慣れたスタイガー顔ですが、これまでのSDとかSP、SU+数字4桁の名前とはちょっと違う感じになっています。商品名のインフレに耐えきれなくなり、通貨切り下げとなったのでしょうか?
オークションで見つけてきたシバウラのP17Fです。見慣れたスタイガー顔ですが、これまでのSDとかSP、SU+数字4桁の名前とはちょっと違う感じになっています。商品名のインフレに耐えきれなくなり、通貨切り下げとなったのでしょうか?

同じく83年認定P1700は商品名がP1700

オークションで見つけて来たシバウラSP1700です。見慣れたスタイガー顔ですが、SPの名を与えられています。80年代の赤いトラクターは、昨日のヤンマーもそうですけど少しグラフィックが派手ですね。
同じくオークションで見つけて、型式認定も同時である1983年のシバウラP1700です。二輪駆動で、こちらの方が番号が少ない二駆が先に登録される二駆先。
以前オークションで見た二輪駆動のSP1700(P17)です。
発見した銘板の写真です。小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1529号シバウラSP1700型とあります。17馬力/2600pmは954ccのシバウラ3気筒S753ディーゼルエンジンが担っています。
発見した銘板の写真です。

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1529号
シバウラ SP1700型

僕の見たSP1700はP17の名は持っていたようですが、車両自体にはSP1700と書かれています。

P17Fに戻る

こちらがその銘板です。小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1530号シバウラSP1740型とあります。こちらはボディに書かれているのはP17Fの方・・・同時に出たはずのSP1700とP17Fですが、扱いが違います。
こちらがその銘板です。

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1530号
シバウラ SP1740型

とあります。こちらはボディに書かれているのはP17Fの方・・・同時に出たはずのSP1700とP17Fですが、扱いが違います。

この2台、きっと実際の生産年が違うのでしょうね。一体どちらが古いのかと考えると、SP1700の方が以前の表記を引きずっている分古そうですね。これは宿題としておきましょう。

シートに記入します。SP1700の次に入りました。エンジンは当然SP1700と同じ17馬力/2600pm、954ccのシバウラ3気筒S753ディーゼルエンジンが載っています
シートに記入します。SP1700の次に入りました。エンジンは当然SP1700と同じ17馬力/2600pm、954ccのシバウラ3気筒S753ディーゼルエンジンが載っています。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

朝も調べ物。最近は仕事でも調べ物。調べ物ばかりで実際の作業が全く進みません。早く調べ物にケリをつけて手を動かしたい・・・それではまた明日!

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