1979年型式認定2WDのクボタB1600「朝1分の農機考古学」

ネットオークションで見つけてきた、クボタB1600です。正面の顎あたりSunshineのプレートが見えます。サンシャインなんだけどブルトラ(牛のバッジだけでどこにも書いていないけど)・・・という不思議な状態になっています。
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毎日サクッとオークション画像で見る「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は1979年型式認定のクボタB1600です。サンシャインジュニアとして売り出されたB1600ですが、眉間の間には初代ブルトラについていたでっかい「ブル」のバッジがついています。2WDで人気がなかったのか、ネットにたくさんはありません。よって銘板は見つからず、資料と合わせての収集となります。

ネットオークションで見つけてきた、クボタB1600です。正面の顎あたりSunshineのプレートが見えます。サンシャインなんだけどブルトラ(牛のバッジだけでどこにも書いていないけど)・・・という不思議な状態になっています。
ネットオークションで見つけてきた、クボタB1600です。正面の顎あたりSunshineのプレートが見えます。サンシャインなんだけどブルトラ(牛のバッジだけでどこにも書いていないけど)・・・という不思議な状態になっています。
それまでのL型が1979年にサンシャインシリーズに代わり、18馬力クラスまでしかなかったサンシャインと、1972年に登録され大ヒットとなった小さな4WDのブルトラとの間を埋めるクラスにねじ込まれたのだと思います。
どうしてそんなことになったのか考えてみます。それまでのL型がちょうど1979年にサンシャインシリーズに代っています。18馬力クラスまでしかなかったサンシャインと、1972年に登録され大ヒットとなった小さな4WDのブルトラとの間を埋める役割を求められて生まれたのではないでしょうか?

ただ、4WDのメリットはブルトラで十分伝えられているので、この頃(1979年頃)には4WDと2WDが両方ラインナップされている場合、2WDの方は売れなくなっていたみたいで、ネット上でも2WDを見つけるのは難しくなっています。
ネットで探しても数台しか見つからず、その中に運輸省型式認定番号銘板の写っている車両はありませんでした。代わりと言ってはなんですが、別の銘板の写真を・・・4WDの場合B1600DTと表記されるので、ただのB1600は2WDを表しています・・・という証拠です。
ネットで探しても数台しか見つからず、その中に運輸省型式認定番号銘板の写っている車両はありませんでした。代わりと言ってはなんですが、別の銘板の写真を・・・4WDの場合B1600DTと表記されるので、ただのB1600は2WDを表しています・・・という証拠です。比較的番号銘板を見つけやすいクボタの農機でその写真が抜けているということが「車両が売れなかった」ということを表してるのじゃないか?と思います。
運輸省型式認定番号銘板が見つからないので資料を繰ってシートに記入します。小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1247号クボタB1600型となっています。まだ抜けがありますが、1979年も充実して来ました。
運輸省型式認定番号銘板が見つからないので資料を繰ってシートに記入します。

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1247号
クボタ B1600型

となっています。まだ抜けがありますが(抜けている機種は希少車だということを表してもいます)、1979年も充実して来ました。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今日から通常運転です。みなさんよろしくお願いします!それではまた明日!

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