なかなか終らない「けぃてぃー」

途中から見た人は何のことかわからないと思います。農業機械は軍事用に転用することができ、絵本の「はたらきもののじょせつしゃ けぃてぃー」の主人公は戦争にも参加していたことが判明しました。

そろそろ見つけた写真でもアップして終わりにしようと思っていたらまたまたDさんから情報がもたらされました。本当にこの男の休日の調査能力はすごいです。

けぃてぃーはここ(↓シービー)に所属していた

チームのマーク。マシンガンを持っていますが、パイプレンチとハンマーも持っています。
チームのマーク。マシンガンを持っていますが、パイプレンチとハンマーも持っています。

「けぃてぃー」の所属はSeaBeeというアメリカ海軍の建設工兵隊で、ウィキペディアによれば

シービー (United States Navy Seabee) はアメリカ海軍の建設工兵隊。戦場における基地や道路の建設、防衛が任務。SeabeeはもともとConstruction Battalionの省略形であるCB、および蜂 (Bee) のように働き者であるということから海の蜂(Seabee)として語呂を合わせたもの。Sea Beeの表記も見かけるが、正式にはSeabeeは一語である。
公式モットーはConstruimus, Batuimus(「われわれは建て、戦う」)。最もよく知られた非公式モットーは”Can do!”である。

とあり、現在も存在しているそうです。

リアルシービーの写真・・・ウィキペディアより。口が曲がってる・・・
リアルシービーの写真・・・ウィキペディアより。口が曲がってる・・・

大戦中のニュース映像かしら?

http://www.youtube.com/watch?v=AaNA0H-i-z4

アメリカと言えどもやっぱり戦時中の映像は、最近ミサイル発射した国のニュースの映像のように勇ましいです。どこも変わらないんだな。

SeaBeeはガダルカナル島のジャングルに5日で飛行場を作った?

英語なので流して見ていましたが、多分ガダルカナル島のヘンダーソン飛行場を作るところが出ていました。(今の英連邦王国ソロモン諸島、首都ホニアラのホニアラ国際空港らしいです)トラクターたちも忙しそうに働いています。

追記:ヘンダーソン飛行場のお話は、爆弾の穴埋めて鉄板を敷いて戦闘機しか使えなかった滑走路を、爆撃機も使えるよう修復したというお話で穴開きの鉄板を敷き詰めている絵のほうで、48時間でやったそうです。

5日で作ったというのはニュージョージア島のムンダ飛行場で攻撃で穴ぼこだらけの飛行場の修復という作業でした。ゼロから5日で・・・というのはいくら何でも速すぎですか・・・

流れとしてはまずニュージョージア島の対岸のレンドバ島に上陸して大砲をジャングルに陸揚げして砲台を整備、それを使ってニュージョージア島を攻撃、同島のムンダ飛行場を奪って整備したというのが正解だということです。

1日目
1日目
2日目
2日目
3日目
3日目
4日目
4日目
5日目
5日目
着陸!
着陸!

更に探してみるとゴロゴロ

1944年、ヨーロッパ戦線に送られる(多分)トラクターの仲間たち
1944年、ヨーロッパ戦線に送られる(多分)トラクターの仲間たち
こちらは南方なのでしょうね。1943年、インターナショナルTD-18と思われます。
こちらは南方なのでしょうね。1943年、インターナショナルTD-18と思われます。
これは年代わからず。同じくTD-18でしょうか?
これは年代わからず。同じくTD-18でしょうか?

米軍はそれぞれ独自の工兵部隊を持っているのですが、海軍のシービーはその実力、評判ともに他から抜きん出ているそうです。

それはそもそもその道の職人が志願して参加している上に、除隊するとその自分の仕事に戻っていて、その人たちを再び何かあったときに招集するので他の工兵部隊に比べ経験値が違うってことなんでしょう。

映像の中では人海作業的なところも出てきますが、それはそれでスコップさばきがそんじょそこらのシロウトとは違うってことなんでしょうね。本当はもっと発見があってまだまだ続くのですが、すごく長くなっちゃうので今日はここでおしまい。

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