タテとヨコの連携を取らなくちゃいけないんだ・・・

ずっとこの話。katyは色々なアタッチメントを持っています。
ずっとこの話。katyは色々なアタッチメントを持っています。

katy捜索の途中ですが、またまたDさんから新たな情報がもたらされました。建設milというサイトの土木建機発達史「仕事と道具VOL.6」太平洋戦争前後の日米建機1938-1950年というレポートです。

このレポートとても興味深くてしかも示唆に富んでいます。

そのレポートによればインターナショナルトラクターは軍事用に転用され、この写真のように大量に戦場に送られたそうです。
そのレポートによればインターナショナルトラクターは軍事用に転用され、この写真のように大量に戦場に送られたそうです。

見渡す限りのインターナショナルトラクター・・・これが戦地へ向かいました。農業機械といえども軍事用に転用可能だったんだ・・・これが何に使われたかというと・・・

ちょっとだけレポートを引用しますと

日本の土木建機
開戦直後に日本軍は、ガダルカナル島やニューギニアでの米軍機械化部隊による飛行場建設のスピードに驚かされる。1942年5月に太平洋の孤島ウェーク島を日本が占領した際に、米軍飛行場でブルドーザ、牽引式スクレーパ、モータグレーダー、パワーショベルなどを捕獲している。米軍捕虜にこれらの土木建機を運転させた結果、日本軍の滑走路建設手法と比較にならない土工量の差を見せつけられている。これにより軍部はようやく、土木建機の重要性を急遽認識することになった。

とあります。

katyは力持ちな故に軍事用にも転用できるってことだったんです。農業機械ってもっとも戦争から遠いものだと思ってたんだけどなあ・・・

最終目標は何なのだろう?

これを読むと色々なことを考えさせられます。

どんなに戦闘力の高い飛行機ができたとしても運用ということは決して無視できない。つまり、整備方法や部品の供給、そしてその部品の生産能力などを含めた稼働率の向上や飛び立つための飛行場の整備や建設、パイロットの育成・・・etc.. それらをひっくるめて考えないといけないってことなんですね。

縦糸として素晴らしい飛行機を作るだけではダメ、ヨコの連携が必要なんです。ヨコの連携がうまくいかないと性能の劣る飛行機を使うが運用で優れているところに最終的な目標に於いて遅れを取ってしまうんです。

これって常に日本の命題になっているような気がします。もちろんモノ作りに携わる人は素晴らしいモノを作るという目標に邁進するわけですけど、それがゴールじゃないんです。みんなに使ってもらって喜んでもらって世の中を豊かにするのがゴール。そのためにはモノを作った後でヨコの連携を取ってそのゴールに向かって行かなくちゃならないんです。

多分飛行場を作る人は一所懸命できる限り素晴らしい飛行場を作ったに違いないと思います。でも、ヨコの連携を取っていれば完璧な飛行場でなくても最終目標のためにはそこそこの飛行場でも良かったかもしれない。もしくはそうやって実を取りつつ最終的に完璧な飛行場と完璧な飛行機の運用まで持っていくことができるかもしれない・・・なんて思いました。

美術工芸品を作る職人さんのようなアプローチでは近代、現代の工業製品はもしかしたら作れないのかもしれません。これって何か携帯電話や家電の話にも通じるような気がしてきました。

突き詰めたものを作る技術はあったとしても、常に最終目標は何なのかを考え立ち止まる勇気って必要なんだなあ・・・

米に当てはめてみると・・・

僕は全くの部外者だしモノも知らないのでトンチンカンな話をしているのかもしれませんが、うちの身近にある田んぼだとどうかなあ・・・なんて考えちゃいます。

きっと農家の誰もが各個人の理想の米を作ろうとしていると思います。農水省はどうしようとしているか?「食料の自給率を上げたいな」なんて考えているのではないでしょうか?でもその目標はみんなに食べてもらうことで完成します。

じゃあ飛行場の整備的に考えるとどうなるのか?・・・ちょっと部外者の頭の体操をしてみます。飛行場の整備は飛行機を早くたくさん飛ばして最終的に相手を圧倒するということが目標なので、良い作物を作るってことが良い飛行機を作るということに置き換えると、飛行場の整備は流通なんかに値するのではないでしょうか?

もっとエンドユーザーへのパイプを太くするってのは?

エンドユーザーに速く確実にたくさん届けることが最終目標にかなうはずです。と、なれば農家のモチベーションをキープする政策も必要ですが農業者とエンドユーザを繋ぐためにパイプを太くする方策も必要です。

通販で売れたものの一つに米があると聞いたことがありますが、米って重くて年寄りなんかスーパーから持ってくるのも大変ですよね?これを宅配便で置き換えるための補助なんてどうでしょう?

重いものは送料も高くなりがちです。同じだけ生きられるのならパンのほうが手軽だし重さも軽くてそっちに流れがちに思います。隠れた需要を掘り起こすのには、送料補助はいいと思うんですけど・・・(パン屋さんや宅配便の人が大変になっちゃうので怒られるかなあ)

まず、農協や個人の農家やスーパーお米屋さんのうち望む人に番号を振るんです。ちょうど本の取次店の書籍のコードみたいに・・・そんでもって透明の窓があって中身が確認できる袋で送れば送料代引き手数料を補助する。その代金は各自に振られた番号にヒモ付けられた口座に振り込まれる。宅配便屋さんはどの会社でもその荷物を扱えば補助金からお金を受け取ることができる。そして国は荷物の動きによってある程度売り上げを把握できて課税することができる。

発注方法もネットだけじゃなくて電話やファックスでも受け付けるようにすれば、消費者も、よりお米が身近になって食べる人が増えるかもしれません。

少なくともこれでヨコのつながりがある程度補強されるんじゃないかなあ・・・それにパイプが太くなるってことはどの段階の人にとってもそんなに損になることじゃないと思うし・・・これは野菜でも穀物でも言えることじゃないかなあ・・・なんて思いました。

集荷も宅配便の人が畑に行って収穫までするサービスができたりして・・・

勝手なナマイキ言ってごめんなさい・・・あ”〜〜〜後で思い出し後悔で削除しそう・・・

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