超大型の謳い文句、最大15馬力の耕運機1973年型式認定クボタK1500「朝1分の農機考古学」

ネットオークションで見つけて来たクボタの耕運機、K1500です。4桁の耕運機、大きいという意味なのでしょうけどなかなかないです。
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毎日ネットオークションの写真でサクッと「朝1分の農機考古学」『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は超大型耕運機と銘打って出品されていた1973年型式認定、常用12馬力、最大15馬力のクボタ耕うん機K1500型です。「この大きさならもう乗用トラクターでいいじゃん」と思うのですが、どういう方が使っていたのでしょうね。

ネットオークションで見つけて来たクボタの耕運機、K1500です。4桁の耕運機、大きいという意味なのでしょうけどなかなかないです。
ネットオークションで見つけて来たクボタの耕運機、K1500です。4桁の耕運機、大きいという意味なのでしょうけどなかなかないです。
エンジンが大きくて耕うん幅が広いということなのでしょうけど、その分重く、力が必要になりそう・・・腕っ節の強い人が使うイメージですけど実際はどうだったのでしょう・・・
エンジンが大きくて耕うん幅が広いということなのでしょうけど、その分重く、力が必要になりそう・・・腕っ節の強い人が使うイメージですけど実際はどうだったのでしょう・・・
エンジンはGA150ディーゼルで排気量はなんと792cc! まさか単気筒なんですよね?最大15馬力のバケモノです。
エンジンはGA150ディーゼルで排気量はなんと792cc! まさか単気筒なんですよね?最大15馬力のバケモノです。
エンジンの後ろにメッキのバイザーがついているタイプのクボタ耕運機は、手元のレバーのカバーに運輸省型式認定番号銘板がついているパターンが多いです。このタイプは見落とされることが多く、収集は困難を極めます。
エンジンの後ろにメッキのバイザーがついているタイプのクボタ耕運機は、手元のレバーのカバーに運輸省型式認定番号銘板がついているパターンが多いです。このタイプは見落とされることが多く、収集は困難を極めます。もちろん、写っているだけマシですけど。
拡大します。まあ、読めないですよね・・・手持ちの資料と付き合わせたところ小型特殊自動車u運輸省型式認定番号農811号クボタK1500型と書いてあるはずです。そういわればそうも見えるでしょ?
拡大します。まあ、読めないですよね・・・手持ちの資料と付き合わせたところ

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農811号
クボタ K1500型

と書いてあるはずです。そういわればそうも見えるでしょ?
シートに記入します。こうやって眺めてみると、K1500のような大型耕運機と、その下のMB1100のような乗用耕運機が、本格的乗用トラクターと耕運機の隙間を埋めていたのかもしれませんね。
シートに記入します。こうやって眺めてみると、K1500のような大型耕運機と、その下のMB1100のような乗用耕運機が、本格的乗用トラクターと耕運機の隙間を埋めていたのかもしれませんね。1970年代初頭には選択の幅がかなり広がっているイメージです。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

しばらくスランプでしたが、少し農機の地層を休ませると、このようにポツポツと古いものが見つかるのが不思議です。クボタK1500はここまで。今日の天気はどうなのでしょう・・・なんか暗いし蒸し暑いな・・・6月も今日で終わり。暑さに負けずはりきってまいりましょう。それではまた明日!

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