イセキは愛称のトップランナー「さなえ」「太郎」「小太郎」「大作」「耕太」「耕二」

イセキTX1410F『耕二』です。角目は角目でも少し薄い角目。クボタのB1400などもこのような顔をしていましたよね!

同業他社がたくさんある場合に、農業機械はユーザーからは同じように見えてしまいます。(例えば田植機だったら「苗を植える機械」なので、同じような形になるのは仕方ないです。)

そこでその機械とメーカーを回りに印象づけようと考えられたのが、機械の型式、名前とは別につけられた「愛称」でした。

その「愛称」のつけ方が、一番先ではないかもしれないけれどウマかった・・・のがイセキではないか?というのが昨日のお話でした。

昨日はあまりうまく書けなかったので、今日はその続きです。

田植機の「さなえ」

他社がぼんやりとした様子や、オノマトペのような愛称を付ける中、イセキは田植機の「さなえ」を当時のアイドルとむすびつけ、その個性、違い(もちろん機械の優秀さもありました)を強烈にユーザーに植付けることに成功しました。

それは「機械に人の名前を付け、具体的な顔としてイメージキャラクターを立てる」という、一種の発明だったのだと思います。

その成功体験が次の愛称に繋がったのではないでしょうか?

ヰセキコンバイン「太郎」

ヰセキ複胴コンバイン 太郎1800 スペシャルオート3条刈
「さなえ」のように成功したのかどうかわかりませんが、「太郎」です。ヰセキ複胴コンバイン 太郎1800 スペシャルオート3条刈

「太郎は父さんの超特急」というコピー、好きです。商品より子供の遊んでいるのが前・・・というのもいいですよね! 以前見た「商品よりあまり関係のないレーシングカーが前」というカタログにも通じます。
太郎よりあとのカタログですが、こうやってみるとイセキの広告はいつもチャレンジングです。

耕うん機の「大作」

ネットで写真を探してきました。「大作」は耕うん機の名前でした。
ネットで写真を探してきました。「大作」は耕うん機の名前でした。KS650「大作」です。

イセキのお名前は田植機とトラクターが有名だと思うのですが、この、「さなえ」「太郎」「大作」が初期のお名前トリオなのだと思います。

この後にトラクターに愛称が付けられたと思う理由は下の写真から来ています。

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