想像(妄想?)する楽しさ、答えのわかる喜び・・・『撮りトラ』はおもしろい。その2

機械の力はどんなものであれ、使う人によって良いほうにも悪いほうにも転ぶ・・・ということを改めて認識させられたのでした。

今日は古いトラクターの写真を見て「こうだったのかな?」と想像したことが、使ったことのある人や、実際の持ち主さんが答えをくれ、「答え合わせ」ができることがある・・・というお話、その2です。

第一段階:「撮りトラ」状態

トラクターは道端の石ころと違いますから、ポケットに入れて持ち帰ることができません。(誰かの所有物でもありますし・・・)まず第一段階として、僕の収集癖丸出しなだけの、ただ、「撮りトラ」

四角四面なのにちっともお堅く見えないのは愛らしい丸目のせいでしょうか?ツートンてのもいいです。元々は赤みたいなんですけど、思い切り茶色に振った赤茶と薄いクリームのツートンでもいい感じだなあ。トラクターの色、未開発領域はまだまだありそうです。
まずはトラクターを見つけたら写真を撮ります。詳しいことは後回し。気になりそうなところ、何かはわからないけれど引っかかったところを後先考えずに・・・
後から写真を眺め返しながら「何というトラクターなのか?」「いつ頃のものなのか?」調べながら記事を書きます。

第二段階:励起状態

眺めているうちに引っかかりが出てきます。興味から疑問が芋づる式に出てきて収拾がつかなくなります。この時はヘッドマークでした。

コマツインターナショナル232 komatsu-international IH-232
コマツインターナショナル232の顔 なんだかうつむき加減でかわいそう・・・あれ?・・・去年気がつかなかったものが見えてきました。なんでこんなにでっかいものに気がつかなかったんだろう???
コマツインターナショナル232 komatsu-international IH-232 komatsu-trademark-old
寄ってみました。 いやーまったく気がつきませんでした・・・去年は。こんなステキなエンブレムがついていたんです。。
調べるうちにこのヘッドマークには色々種類があることがわかりました。
コマツ(小松)ですから、松葉に「小」の字がはさまれているんです。

マークに注目して描き直してます

小松製作所のものと思われるロゴ?トレードマーク? わかりやすく描き直してみました。「小」という漢字を松葉が菱形に組み合わさって囲んでいる、とってもわかりやすいマークです。
小松製作所のものと思われるロゴ?トレードマーク? わかりやすく描き直してみました。「小」という漢字を松葉が菱形に組み合わさって囲んでいる、とってもわかりやすいマークです。

僕としては初めて見るマーク。家紋のような作りが興味をそそります。そういえば家紋って日本の優れたデザインですよね!シンプルでわかりやすい。

欧州の「エンブレム」(紋章)も・・・デザイン的にシンプルとは言えませんが、構造というか作りが意表をつくシンプルさで、同じように興味深いです。

(ここでそれをやりだすとこの記事がシンプルじゃなくなってしまうのでやりませんけど。)

それまでのおなじみは・・・

マークは家紋風松葉マークからかわいらしい「小」マークへ
皆さんがおなじみなのはこのような「小」の字をあしらったものや

今目にしているものは・・・

コマツ茨城工場で行われたコマツ茨城工場フェアで見た、コマツダンプトラックHD1500-7。これは荷台がないのだけれど、144.1トン積みで、12気筒ターボディーゼル45リッター!の馬力はいいかげんにしろよの1406馬力!
あるいは最新のコマツ建機でおなじみの・・・
小松製作所 現在のロゴタイプ
このロゴだったりするかもしれません。

どういう順番なのか気になる・・・

これらのマークたちはどういう順番で並んでいるのでしょうか? 年表好きのあらたな興味が沸き上がってきます。

第三段階:発展篇

妄想年表発進!

少ない情報と短い朝の時間で、間違っていてもいいからとにか組み立てる。間違っていたら直す・・・「年表好き」でもあり、「マテナイ君」でもある僕は早速自分で作った材料を組み立てます。

以上から小松製作所のロゴの変遷をまとめると、図のようになるのではないでしょうか?
以上から小松製作所のロゴの変遷をまとめると、図のようになるのではないでしょうか?

第四段階:答え合わせ編

すると、「それは間違っている」と思う人が少なからずいるのでしょう。「そのロゴは別のモノだ」とか「その会社に勤めていた」などと情報を寄せてくれる方が現れます。答え合わせ編です。

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