クマさん、八っつぁんの呼びかた区分法、もしくは元祖だの本家だの・・・三菱パルシードプラスαの法則

Dトラと呼ばれたDが頭に付く型番のトラクター、それからその後のMT4桁の青いトラクターの時代を経て1984年、赤くなって登場した三菱のトラクター。(しかも型番は同じMTで始まるのに2桁に減っている珍しいパターン)赤くなった三菱は80馬力まであったんですね!
ビリーさんのグランドパルシードをに関連して、そのカタログ(平成元年、1989年の三菱トラクタシリーズ、フルラインナップ「昔のカタログ」です。)を見ていたら、朝の短い時間では抱えきれないほどの大きな問題を抱えてしまいました。よく見るとパルシードに尾ひれがついているのはグランドパルシードだけじゃなかったんです。

 

愛称+区分?前後上下の関係性?

 

パルシードF1

ただのパルシードじゃなく、パルシードF1です。
フルラインナップのカタログをよく見ると、他のもただのパルシードじゃありませんでした。パルシードはパルシードでもパルシードF1です。

パルシードFX

その上のクラスはパルシードFX
その上のクラスはパルシードFX

パルシードF2

パルシードF2
さらに上のクラスはパルシードF2 ちょっとレースのカテゴリー分けのようになってます。

パルシードF3

30馬力クラスはパルシードF3
30馬力クラスはパルシードF3

30馬力超はグランドパルシード

30馬力超はグランドパルシード。つまりGPですね。
30馬力超はグランドパルシード。つまりGPですね。

 

整理すると、10馬力クラスがパルシードF(正確には入門クラス?のファーミーというのがあるのですけどね)20馬力クラスがパルシードF2

10馬力クラスではなく、ここから入る入門クラス名なのか、24馬力のパルシードFXというのを挿んで30馬力クラスのパルシードF3、そして30馬力超のグランドパルシードと続いています。

 

フルラインナップ完成に伴っての愛称+区分?前後上下関係?のネーミング?

 

昭和58年(1983年)2月発行、22馬力の2201/2201D、25馬力の2501/2501Dのカタログです。末尾にDの付かないものが2駆、末尾にDの付いたものが四駆です。
昭和58年(1983年)2月発行、22馬力の2201/2201D、25馬力の2501/2501Dのカタログです。上のフルラインナップカタログからわずか6年ほど前・・・このころはまだパルシードの後ろには何も付いていませんでした。区分や前後上下の関係はどちらかといえば型式の4ケタの数字で表していたと考えられます。

 

愛称ON愛称?前の愛称との関係性?

 

一方こちらはパルシード アルファ1 MT205カタログ表紙です。 大きく205と書かれた数字の下には「ナチュラリストの発進基地」と書かれています。 『!』どうしちゃったのでしょう・・・少なくとも表紙だけ見ただけでは全く意味が分かりません。ナチュラリストも発進基地も・・・
一方こちらはパルシード アルファ1 MT205カタログ表紙です。
1989年のフルラインナップカタログからわずか1年後。1990年頃のものと思われます。大きく205と書かれた数字の下の「ナチュラリストの発進基地」へのツッコミははこのカタログを紹介した時のものを見てもらうとして、愛称であるパルシードの後ろについた記号について考えます。

 

1983年のパルシードから6年でトラクターの機種が増え、愛称パルシードと型式名数字4ケタではそのトラクターの性格や大きさを表しきれなくなったのか、愛称+区分上下関係を表す数字やアルファベットが追加されました。(言い切っていますが、僕の個人的な考えです)

その一年後、新たに出てきたこのパルシードα1はどうなのでしょう。

今度は現シリーズと前シリーズの関係性まで表現しようとしているように思えてきます。前パルシードシリーズにプラスαということですから・・・

 

そういえば大昔は同じ名前の人が多かった

 

そういえば大昔は同じ名前の人が多かったですよね? 名字のないクマさん、八っつぁんたちが一気にその土地にゆかりのある姓を名乗ったりして・・・

同じ名前や似たような名前の人を区別するために「角の◯◯さん」とか「大きいほうの◯◯さん」なんて呼んでたはずです。(屋号などというのもそういう性格を持ったものでしょうか?)

ちょうどそれと似たような図式でパルシード(姓)FX(名)のように名付けられたのではないでしょうか?

グランド(名)パルシード(姓)は外人ですね。

 

屋号と違うのは自称なこと?

 

近所の人達がクマさん八っつぁんの話をする時に必要だった、屋号や愛称、属性の追加・・・パルシードの場合は「同じ名前を区別する」というのでもクマさん八っつぁん側のまわりで使われている区分です。

売っている会社から持ちかけられた区分・・・ということでは、もしかしたら元祖◯◯煎餅とか本家◯◯煎餅・・・というような、消費者から区別のつきにくい商品群の中で自分を主張するような面もあるかもしれません。

この場合は古さを主張していますが、パルシードα1のα1は「新しさ、進化」を主張しているというわけです。

 

あ!もう時間がなくなっちゃいました。もっと考えていたいのですが、断片的で誤っているかもしれない知識に基づく何の学術的な裏付けもない考察を終ります。

それではまた明日!

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