高性能・高能率・デラックス。サトーS-500「昔のカタログ」

今日は昔のカタログシリーズ。先日紹介した実機に対してのサトーS-500「昔のカタログ」です。トラクター狂さんが全国のサトーファンのために燃料を投下してくれました。

 

トラクター狂さん、いつもありがとうございます!

 

サトートラクターS-500 高性能・高能率・デラックス 広い作業範囲を誇る最新鋭機!!です。 出ましたデラックス!今やマツコ以外に目にすることがほとんどないデラックス。

サトートラクターS-500
高性能・高能率・デラックス
広い作業範囲を誇る最新鋭機!!です。
出ましたデラックス!今やマツコ以外に目にすることがほとんどないデラックス。僕はこのトラクターが生まれたのは1966〜1967年くらいと想像しています。東京オリンピックも終わり、若干景気が悪くなったとも聞いていますが、全体として機械も欲しい人には行き渡ったのでしょうか?蓄力から機械力というだけでなく、デラックス。つまりプラスαの魅力を訴えています。トラクターの広告でいくと効率→高性能→高級(今ココ)というところまで来たのです。

 

表紙を含めて3ページ目に入りますが、一言も「ラク」だとか「優しい」などの文字が出てきません。いきなり仕様書、その次はエンジンの解説ですもん。ココでは主に経済性が強調されています。

S-500よりは古いと思われるランツブルドックのカタログです。表紙を含めて3ページ目に入りますが、一言も「ラク」だとか「優しい」などの文字が出てきません。いきなり仕様書、その次はエンジンの解説ですもん。ココでは主に経済性が強調されています。上の流れでいうと効率→(今ココ)高性能→高級という感じでしょうか?

 

颯爽の居住フィーリング・・・若干意味不明のポエムっぽいのが入ってきました。マンションポエム(ググってみてください。笑えます)のずっとずっと前、こういうのは始まっていたんですね。

さらに時代が進み、MT1401MT1601カタログです。颯爽の居住フィーリング・・・若干意味不明のポエムっぽいのが入ってきました。しかし、ここでやっと人間が出てきました。順番は効率→高性能→高級→使い勝手・快適さ(今ココ)という感じになっています。カタログから見るトラクターの進化は、とにかく機械化で破壊的に効率を上げ、機械が行き渡ると装備やスタイルで使い手の心をくすぐり、デラックスもスペシャルもベターもベストも使い尽くすと、今度は居住性や操作性。(ここでやっと使い手がが中心に据えられます)その後、ラクやカンタンで女性や老人に目を向け、今は担い手向けに再び効率をアピール・・・そんな感じでしょうか?

 

サトートラクターS-500 高性能・高能率・デラックス 広い作業範囲を誇る最新鋭機!!です。 出ましたデラックス!今やマツコ以外に目にすることがほとんどないデラックス。

すっかり脱線しちゃいました。表紙残りを抜き書きしてみます。
広範囲な作業に高性能を発揮!
従来のトラクターのイメージを完全に一新したユニークで、拡張高いデザインのサトートラクターS-500はわが国の土地条件、作業条件にぴったりの高性能機です。エンジンは、S-500のために、トラクター用として特別に設計された水冷ディーゼル。トルクの大きいねばり強いエンジンです。P.T.Oは4段変速、レバー操作だけで、どんな作業ににも最適の回転数が得られ、砕土も思いのまま。そのほか、サトー独特の油圧機構、完全密閉ブレーキ、デフロックなど大型木南の機構を備え、水田作業は勿論畑作、草地作業その他の作業にも、ずばぬけた威力を発揮します。このサトートラクターS-500こそ、これからの農業をになう近代経営農家、および共同利用に、最も適した理想的な高性能トラクターです。

 

戻ってサトーのS-500。純粋にシュッとしてカッコいいです。

デザイン・・・ということを強調しています。しかも格調高いとまで・・・ココまでデザインを強調したカタログは今まで見なかったように思います。DBのコピーですから、独自性という点に疑問はありますが、よほど自信があったのでしょう。もちろん、多少の引っ掛りはありますが、僕もカッコいいと思います。

 

サトーのS-500にはなんとロータリーも付いていました。薄いカマボコ形。二本の美しいカーブを描く補強材が印象的なロータリーです。

ちょっと感動したのは、この二本の美しいカーブを描く補強材が印象的なロータリー。これと同じロータリーがカタログモデルにも付いていたことです。オリジナルだったんですね!

 

スペックも書き写しておきます。

 

型式 サトートラクターS-500
エンジン
型式 DST90,水冷2気筒ディーゼル
総排気量 904cc
出力 18ps/2600rpm
燃焼室形式 予熱式
使用燃料 JIS2号軽油
本体
全長×全幅×全高 2,280×1,200×1,790mm
最低地上高 350mm
重量(本体のみ)880kg
タイヤ 前輪4.00-15・後輪8-24
ホイールベース 1,425mm
トレッド 前輪段数4(1114mm)後輪段数4(1101mm)
差動機固定装置 足踏み式デフロック
ブレーキ 内◯(読めず)、完全密閉、左右独立
変速段数 前進6段・後進2段
P.T.O変速段数 4段/496、688、1015、1410rpm
昇降装置
形式 油圧式
クラッキング圧 105-110kg/㎤
最大昇降量 900kg(リフトアーム先端)
装着方式 直結または3点リンク
ロータリー
ロータリー幅 1300mm(標準) 1500mm(エクステンション付)
ロータリー回転数 150、201、307、425

 

デザインや格調の高さを大きく謳った表紙でしたが、裏は硬派な機能説明。 ⑵トランスミッション 前進6段、後進2段で、あらゆる農作業に最適の速度が得られます。重負荷に耐えられる高品質の材料、精度の高いテーパーローラーベアリングを使用し、また、ギアは圧力角が大きく取ってあるので、耐久性が一段と大きくなっています。

デザインや格調の高さを大きく謳った表紙でしたが、裏は硬派な機能説明。ひとつ抜き書きすると、
⑵トランスミッション
前進6段、後進2段で、あらゆる農作業に最適の速度が得られます。重負荷に耐えられる高品質の材料、精度の高いテーパーローラーベアリングを使用し、また、ギアは圧力角が大きく取ってあるので、耐久性が一段と大きくなっています。

 

シフト部分、拡大してみるとこんな感じです。

シフト部分、拡大してみるとこんな感じです。

 

 

年長者のおじさんの看板トラクター変速部分。今でもバッチリ使えそうなでっかいスイッチ(シフトを引っぱるとONになりそう)が今でも使えそうな感じです。やっぱりトラクターにヤワな部品は似合いません。

これがDBの実機とそっくり。

 

880型のスペックは水冷3気筒ディーゼル、2,694cc、47PS/2,200rpmとなっています。

上の形は何か忘れましたが、こちらは880型。副変速があるのでシフトは2本ですが、生え方や作りがそっくりです。

 

あともう一つ、機能説明ばかりと思っていたら、裏にもデザインのことが書いてありました。

 

⑻格調高いユニークなデザイン
車体は、オーキッドホワイト、ポピーレッド、チョコレートブラウンのスリートーンカラーで、明るい色調、しかも全体的に力感あふれた、格調の高い素晴らしいデザインです。

 

3トーンと、色のことまで書いてあります。色がカタログに具体的に書かれているのは、選べるカラバリのサンシャインの他は思い当たりません。それともう一つ、チョコレートブラウン色、どこに使われているのだろう・・・表紙をで探すと・・・シートですかねえ・・・

 

選べるカラーバリエーション!クボタサンシャインLシリーズ。色のある農業をお楽しみ下さい!

選べるカラーバリエーション!クボタサンシャインLシリーズ。色のある農業をお楽しみ下さい!

 

クボタトラクター L1シリーズ 昔のカタログ

色について書かれたカタログは非常に少ないです。マリンブルー、ワインレッド、サファイアグリーンの3色。

 

トラクターに色は付いていますが、トラクターカタログはずーっと色のない世界でやってきました。その中で色に触れたものはほんのわずか。このことも興味深いです。

 

今日はこんなところです。明日も続きます!

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