投稿日: 2019年6月1日2019年6月1日 投稿者: nora何となくわかってきた。三菱D1800/D1801FD/D1800ⅡFD/D1850FD「撮りトラ」今日もしつこく続いています。FacebookでいただいたTさんの三菱トラクターと佐藤トラクター、主にD1800〜「撮りトラ」です。まずは昨日のサトーST3200の年表から・・・トラクターの切り抜きが汚かったので、きれいに切り抜き直して新たに作り直しています。(もしかしたら違いがわからないかもしれませんけど・・・)これをやりながら、三菱及びサトーのモデルチェンジの様子がだんだんわかってきました。流れとしてはこうです。従来モデル↓従来モデルの顔のままマイナーチェンジ+四駆追加(短命)↓メカはそれほどいじらず顔を変える(比較的短命)↓メカはそれほどいじらず、型番が末尾50になって顔もガラッと変わる。(長命)こんな感じです。 しかし、この法則は三菱だけで、ほぼ同じ機材を販売していたサトーはどういうわけだかこの顔が嫌いだったみたいです。 従って三菱が縦ラインの白お面を採用してからもこの顔を使用しつづけたように見えます。もしかしたら「嫌い」という感覚的なものではなく、ちゃんと理由があったのかもしれませんけど。長い前置きを終えて TさんのST-1801Dです。四駆ですね。 顔自体はこの切り抜きの下の機体、D1800と同じです。D1800は三菱の年表によると昭和48年、1973年発売ということになっています。 三菱の年表です。サトーのST1801Dは1973年生まれのD1800と同じ顔なのに、生まれは昭和51年、1976年・・・3歳も若いです。 型式・・・間違いないですね。ST-1801D、年表によれば三菱のD1800ⅡFDにあたります。 生まれ年、1976年は農研機構でも確認できます。さて、そのD18002ⅡFDはというと・・・ ネットで写真を探してきました。D18002ⅡFDです。ちょっと顔がわかりにくいですね。 D18002ⅡFDです。「縦ライン白お面」ですよね。年式が違っている可能性はありますけど、多分中身は同じ機体でも、違う顔で売られていたんです。 これもネットで探してきた写真です。D1800Ⅱと書いてあります。そしてこれが四駆になるとD1800ⅡFDになるというわけですね。ということは初代ののっぺりとした顔がそう表記はしてませんけどⅠ型。そして「縦ライン白お面」になるとⅡ型と考えて良いのではないでしょうか? そしこちらはTさんのD1850FDです。年表によると1978〜となっていますよね。中身はD18002ⅡFDとそんなに違わないと思いますが、顔がずいぶん変わっています。 Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅱ型FD、50FDと流れもスッキリした・・・と思ったのもつかの間、こんなものを見つけてしまいました。 D1800、つまりⅠ型の四駆です。これは混乱するなあ・・・エンジンフードにFDの記載もないし、Ⅱ型とも書いていないのでⅡ型→Ⅰ型の部品交換でもない。4WDのステッカーが貼ってあるみたいなのでオリジナルでしょうねぇ・・・Ⅰ型末期に四駆ができて、そこからサトーのST1800D/ST1801Dシリーズに繋がったのでしょうか・・・ というわけでここまでの流れを表にまとめてみました。こんな感じになるでしょうか・・・ 今日はこんなところです。またあした! 上の記事とゆるく関連しているほかの記事:昭和50年代のサトー。1年間で2回顔が変わってる!主にD3200/D3250「撮りトラ」朝三分の農機考古学。多分1974年登録三菱D1800はM61手持ちの材料で序列を決定(仮)これでどうでしょう?サトーST2001「撮ってもらって撮りトラ」三菱D1500Vなんていうのもあったのか・・・サトー/三菱含め4台の年式及び運輸省型式認定番号が判明「ネットの写真で撮りトラ」サトーST2001「撮ってもらって撮りトラ」とりあえず得た情報から明日序列を考えてみます1973型式認定三菱D1800の改良版、D1800Ⅱは型式M61で多分1977年あたりに販売「朝1分の農機考古学」共有:FacebookTwitterPinterestLinkedInメールアドレスいいね:いいね 読み込み中…