1982年〜1983年。太く短く生きた当時のヤンマーを代表した?YM4220D「撮りトラ」

今日は北海道の中古車屋さんで見たヤンマーのYM4220D「撮りトラ」です。

 

ヤンマーYM4320Dです。ライトが割れ、半分ヤサグレた感じ。なぜがヒゲの残った新品のファルケンタイヤがエンジンフードに載っていますね。 YM4320Dはtractordata.comによると、1982年〜1983年と短命。ヤンマー3T84T、3気筒1.4ℓディーゼル、42馬力となっています。
ヤンマーYM4320Dです。ライトが割れ、半分ヤサグレた感じ。なぜがヒゲの残った新品のファルケンタイヤがエンジンフードに載っていますね。
YM4320Dはtractordata.comによると、1982年〜1983年と短命。ヤンマー3T84T、3気筒1.4ℓディーゼル、42馬力となっています。

 

よくわからないのですが、ハイパワーシフトだそうです。こういう重なった文字列好き!
よくわからないのですが、ハイパワーシフトだそうです。こういう重なった文字列好き!

 

ヤンマーのサイト『画像で振り返るトラクターの半世紀  誌上「ヤンマー 赤いトラクター展」』にも写真が載ってました。 昭和50年代、UFO登場という項目のトップに出てきています。それによれば・・・ でこぼこ畑を平にする、ヤンマートラクターの“UFO” 進化するトラクター。ヤンマーは昭和50年代に“UFO”を開発しました!……といっても、未確認飛行物体ではありません。ヤンマーのUFOは、自動水平制御装置のことを指します。機体の傾きをセンサーが感知し、後ろに取り付ける作業機(ロータリー)を自動制御。でこぼこな畑を均平にならせるようにしたこの装置も、現在では標準装備になっています。 また、写真の説明として 1982年 YM4220 ヤンマートラクターで初のパワーステアリング採用。フロントローダ作業などの操舵力軽減のために設定。特に4輪駆動は操舵が重いため、有効だった。 耕うん作業の高精度化要望を受けて、耕深自動調節機構(オートロータリー)を、水田作業の水平度向上の要望を受けて作業機の水平自動制御機構(UFOマチック)をそれぞれ開発。 と書いてあります。様々な情報を総合してみると、型式名の最後に「D」が付くと四駆を表し、数字で終っている(この例でいえばYM4220)ものは二駆のようです。
ヤンマーのサイト『画像で振り返るトラクターの半世紀  誌上「ヤンマー 赤いトラクター展」』にも写真が載ってました。
昭和50年代、UFO登場という項目のトップに出てきています。それによれば・・・

でこぼこ畑を平にする、ヤンマートラクターの“UFO”
進化するトラクター。ヤンマーは昭和50年代に“UFO”を開発しました!……といっても、未確認飛行物体ではありません。ヤンマーのUFOは、自動水平制御装置のことを指します。機体の傾きをセンサーが感知し、後ろに取り付ける作業機(ロータリー)を自動制御。でこぼこな畑を均平にならせるようにしたこの装置も、現在では標準装備になっています。

また、写真の説明として

1982年 YM4220
ヤンマートラクターで初のパワーステアリング採用。フロントローダ作業などの操舵力軽減のために設定。特に4輪駆動は操舵が重いため、有効だった。
耕うん作業の高精度化要望を受けて、耕深自動調節機構(オートロータリー)を、水田作業の水平度向上の要望を受けて作業機の水平自動制御機構(UFOマチック)をそれぞれ開発。

と書いてあります。様々な情報を総合してみると、型式名の最後に「D」が付くと四駆を表し、数字で終っている(この例でいえばYM4220)ものは二駆のようです。

 

以前みたヤンマートラクター年表にもYM4220は載っています。1982年YM4220湿式ディスクブレーキを採用とあり、短命にもかかわらず、UFO、湿式ブレーキとエポックメーキング的な機体だったことがわかります。
以前見たヤンマートラクター年表にもYM4220は載っています。
1982年YM4220湿式ディスクブレーキを採用とあり、短命にもかかわらず、UFO、湿式ブレーキとエポックメーキング的な機体だったことがわかります。数あるヤンマーのトラクターの中で、画像で振り返るトラクターの半世紀 で取りあげられ、こうやって展示会で年表にも書かれるトラクターなんですからよっぽどです。

 

ヤンマーYM4220D 42馬力ターボディーゼルだということがわかります。42とバッジが付いているのはわかりやすくていいですね!
ヤンマーYM4220D
42馬力ターボディーゼルです。42とバッジが付いているのはわかりやすくていいですね!

 

僕にとって需要な情報が詰まったリヤフェンダーの内側。しかしそれらの情報は離れていて散漫になってしまい、何を撮ったのかわからなくなっています。それぞれ拡大します。
僕にとって需要な情報が詰まったリヤフェンダーの内側。しかしそれらの情報は離れていて散漫になってしまい、何を撮ったのかわからなくなっています。それぞれ拡大します。

 

まずは型式名。 YM4220Dですね。
まずは型式名。
YM4220D

 

農林水産省81155 検査合格証票 1981年の155番目に合格・・・という感じなのでしょうね。
農林水産省81155
検査合格証票
1981年の155番目に合格・・・という感じなのでしょうね。

 

そして最も重要視する小型特殊自動車型式認定番号・・・ 農1473号 ヤンマーYM42B型 この小さなプレート、各社で独自に作るみたいで、大きさは統一されているし、書かれていることも統一されているのですが、フォントやレイアウトが違うので会社によって、年式によって、型式によってずいぶん感じが違います。
そして最も重要視する小型特殊自動車型式認定番号・・・
農1473号 ヤンマーYM42B型
この小さなプレート、各社で独自に作るみたいで、大きさは統一されているし、書かれていることも統一されているのですが、フォントやレイアウトが違うので会社によって、年式によって、型式によってずいぶん感じが違います。この銘板はずいぶんあっさりしているなあ・・・

 

上のYM4220Dに比べると、ヰセキTS2800の銘版などはこってりした相撲文字的・・・かなり違います。僕はどちらかといえばこっちが好み。
上のYM4220Dに比べると、ヰセキTS2800の銘版などはこってりした相撲文字的・・・かなり違います。僕はどちらかといえばこっちが好み。

 

なぜ認定番号を重要視するかと言うと、このように農機メーカー各社を一律にソートできるから・・・ データ数はまだまだ少ないですけど、これでいえばYM4220Dは日の本E2604と三菱MT4201Dの間に入ります。なぜ認定番号を重要視するかと言うと、このように農機メーカー各社を一律にソートできるから・・・ データ数はまだまだ少ないですけど、これでいえばYM4220Dは日の本E2604と三菱MT4201Dの間に入ります。
なぜ認定番号を重要視するかと言うと、このように農機メーカー各社を一律にソートできるから・・・
データ数はまだまだ少ないですけれど、これでいえばYM4220Dは日の本E2604と三菱MT4201Dの間に入ります。年式がはっきりわかっている機体が数台あれば、この数字を使って年式のわからない機体の生まれ年を大体推定できそうだと思いませんか?

ただ、問題なのが運輸省型式認定番号の写真自体が少ないこと。(ほとんど僕しか撮っていないので、あたりまえなんですが・・・)インパクトあるトラクター自体にくらべ、ものすごく地味で小さなプレートですから、僕自身も撮り忘れちゃうこともしばしば・・・ま、とにかく地道に撮り続けるしかないですねぇ・・・

 

今日はこんなところです。また明日!

 

 

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