〜がついていますから、便利です。FIAT415、411/451クローラ、昔のクボタ総合カタログ

今日は札幌農学校第二農場で見た、昭和40年代のクボタ総合カタログ(そんな感じです)の中の、FIAT415クローラタイプのFIAT411/451「昔のカタログシリーズ」です。

 

白衣のオペレーターが印象的なカラー最後のページ。後ろのほうに控えているのが今回紹介するFIATのトラクターですね!右奥にちらっと見えているのは国産なのに色が赤いから追いやられ体待ったのでしょうか。

白衣のオペレーターが印象的なカラー最後のページ。後ろのほうに控えているのが今回紹介するFIATのトラクターですね!右奥にちらっと見えているのはクボタST22です。国産なのにあんなに隅に追いやられているのは、色がFIATと同じような赤だからでしょうか。

 

以前L13GR、L170R、L200R、L27R、L35R、ST22と紹介してきました。 カタログはまだまだ続きますが、あとはアタッチメントやオプションの紹介で、具体的な機種についてはこれが最後になります。

以前L13GR、L170RL200R、L27RL35R、ST22と紹介してきました。
カタログはまだまだ続きますが、あとはアタッチメントやオプションの紹介で、具体的な機種についてはこれが最後になります。

 

■フィアット製のエンジンは、振動が少なく、負荷の変化に対して十分の余裕を持つ高出力の水冷ディーゼルです。 ■コントラマチックウエイとトランスファームシステムで牽引力を増加し、牽引に直接効果のないムダな重量を省いた軽量トラクタです。 ■トラクタの牽引負荷をいつも一定に保つことのできるドラフトコントロール(牽引負荷の自動調節)ができますから、過負荷による車輪のスリップやエンストを防止します。 ■作業機の上下位置を一定に保つポジションコントロール(位置制御)ができますから、プラウ耕などの場合耕深を一定に保つことができます ■油圧ポンプは、エンジン直接駆動ですら、クラッチを切っても作業機は作動します。 ■2段ペダル式のダブルクラッチになっていますので、トラクタの走行を停止してもPTO軸は独立して作動します。また、走行に合わせたPTO回転(グランドPTO)を得ることもできます。 ■PTO軸の回転数は、国際規格の540回転/分です。別に高速回転の直結PTO軸もついています。 ■デファレンシャルロックがついていますから差動装置を固定することができます。プラウ耕や、湿田での片輪スリップの心配がありません。 ■燃料、潤滑油、吸入空気は、すべて二重ろ過装置になっており、特に潤滑油は、遠心オイルフィルターによって金属粉などを完全に取り除きます。 (415形は3重沪過) ■ブレーキは、ミッションの内側にとりつけられていますので、防塵防水が完全で、水田作業も安心してできます。 ■速度計、エンジン回転計、PTO回転計、アワーメーターが一体となったトラクターメーター、油圧計、冷却水温度計、チャージランプなどを計器板ライトが照らしますから、夜でも機械の状態がすぐわかります。

FIAT415/615のセールストークを書き写してみます。

■フィアット製のエンジンは、振動が少なく、負荷の変化に対して十分の余裕を持つ高出力の水冷ディーゼルです。
■コントラマチックウエイとトランスファームシステムで牽引力を増加し、牽引に直接効果のないムダな重量を省いた軽量トラクタです。
■トラクタの牽引負荷をいつも一定に保つことのできるドラフトコントロール(牽引負荷の自動調節)ができますから、過負荷による車輪のスリップやエンストを防止します。
■作業機の上下位置を一定に保つポジションコントロール(位置制御)ができますから、プラウ耕などの場合耕深を一定に保つことができます
■油圧ポンプは、エンジン直接駆動ですら、クラッチを切っても作業機は作動します。
■2段ペダル式のダブルクラッチになっていますので、トラクタの走行を停止してもPTO軸は独立して作動します。また、走行に合わせたPTO回転(グランドPTO)を得ることもできます。
■PTO軸の回転数は、国際規格の540回転/分です。別に高速回転の直結PTO軸もついています。
■デファレンシャルロックがついていますから差動装置を固定することができます。プラウ耕や、湿田での片輪スリップの心配がありません。
■燃料、潤滑油、吸入空気は、すべて二重ろ過装置になっており、特に潤滑油は、遠心オイルフィルターによって金属粉などを完全に取り除きます。
(415形は3重沪過)
■ブレーキは、ミッションの内側にとりつけられていますので、防塵防水が完全で、水田作業も安心してできます。
■速度計、エンジン回転計、PTO回転計、アワーメーターが一体となったトラクターメーター、油圧計、冷却水温度計、チャージランプなどを計器板ライトが照らしますから、夜でも機械の状態がすぐわかります。

 

fiat415

以前見たFIAT415です。フィアット4気筒ディーゼル 2,270cc 45馬力 1965年から1968年まで生産されていたそうです。

 

スペックのほうは615が隠れてしまって見えません。 かいつまんで書いておくと・・・ FIAT 211R シリンダ数 2 総行程容積 1,135cc 出力 20ps 回転速度 2300rpm FIAT 315 シリンダ数 4 総行程容積 1,901cc 出力 35ps 回転速度 2500rpm FIAT415/415S シリンダ数 4 総行程容積 2,270cc 出力 45ps 回転速度 2500rpm

こちらはFIAT615のカタログ写真。スペックは615が隠れてしまって見えません。
かいつまんで書いておくと・・・

FIAT 211R
シリンダ数 2 総行程容積 1,135cc 出力 20ps 回転速度 2300rpm
FIAT 315
シリンダ数 4 総行程容積 1,901cc 出力 35ps 回転速度 2500rpm
FIAT415/415S
シリンダ数 4 総行程容積 2,270cc 出力 45ps 回転速度 2500rpm

となっています。

 

そしてクローラタイプ。これも左端が隠れていて見えないところがあるのですが、想像も交えて書き写しておくと・・・ ■フィアット製ディーゼルは、出力に余裕があり、他に例のない、高いトルク性能を誇っています。しかも燃料費は驚くほど少なくてすみます。 ■燃料は三重に、空気も二重にろ過されてエンジンに入りますから、エンジンの耐久力は抜群です。 ■潤滑油は、二重のオイルフィルタを通り、さらに遠心ろ過機によって鉄粉が完全に取り除かれますから、ピストンや摺動部を摩耗させるおそれがありません。 ■4気筒ディーゼルクランクシャフトは5個のベアリングで受けていますから、振動が少なく、非常に静かです。 ■フィアット独特の空気ガバナーがエンジン速度を調整しますから、加速性能が良く、エンストもしません。 ■ブレーキは完全防水ですから、安心して作業できます。 ■丈夫な多板操向クラッチによって片側履帯へ全出力電動でき、ハンドブレーキとあいまって、一点旋回が簡単に行なえます。 ■軽い車体に広い履帯がついていますから、標準形でも0.3kg/㎠、広幅なら0.26kg/㎠(451cwは0.16kg/㎠)と、接地圧が低く、湿田で高性能を発揮します。 ■設計は日本と同じ未リサイズですから、工具や部品はすべて国産品で間に合います。 ■重心が低く、トレッドが広いので安定性があり、標準形で41%、広幅で49%の傾斜でも転倒しません。 ■油圧ポンプはエンジンから直接駆動していますから、エンジンが回転している限り、クラッチを切っても作業機は昇降できます。 ■ポジションコントロールがついていますから、作業状態をいちいち見なくても、作業機はレバーでセットした所定の位置に確実に止まります。 ■アタッチメントとしてダブル書くションコントロールを装置すると、押し下げ・押し上げの作用が共にできますから、排土板などの特殊作業機に便利です。 ■エンジン回転計、アワメータ、PTO回転計が一つになったトラクタメータ、および油圧計、温度計などの計器類が見やすくまとめられ、夜間も計器盤ライトによって照らし出されますから、いつも安全で能率よい作業ができます。 ■国際規格の1 3/8 540rpmのPTO軸が、標準装備でついておりますので、ロータリをはじめ各種か移転作業機の仕様が便利です。 形式       411C 451C 451CW 用途または形状  標準  広幅  湿地用広幅 エンジン     立形4サイクル水冷ディーゼル シリンダ数    4 内径×行程    85×100mm 総行程容積    2,270cc 出力       45ps 回転速度     2500rpm 圧縮比      21.5 燃焼方式     過流室式 仕様燃料     クボタディーゼル重油またはディーゼル軽油 潤滑方式     全圧送式強制潤滑 冷却方式     ラジエター冷却 始動方式     セルスタート 全長       2530mm 全高(ボンネット)1300mm 全高(マフラー )1590mm 全幅       1440/1640/2220mm 最低地上高    270mm 履帯中心幅    1010/1300/1300mm 履帯板幅     260/310/650mm 軸距       1318mm 変速段数     前進6段・後進2段 動力取出軸    直径1 3/8インチ 履帯枚数     32 クラッチ     乾式単板 作業上下装置   ポジションコントロール付油圧3点リンク(カテゴリⅠ) 作業機持上能力  1200/1200/1200kg 重量       2400/2510/2940kg

そしてクローラタイプ。これも左端が隠れていて見えないところがあるのですが、想像も交えて書き写しておくと・・・

■フィアット製ディーゼルは、出力に余裕があり、他に例のない、高いトルク性能を誇っています。しかも燃料費は驚くほど少なくてすみます。
■燃料は三重に、空気も二重にろ過されてエンジンに入りますから、エンジンの耐久力は抜群です。
■潤滑油は、二重のオイルフィルタを通り、さらに遠心ろ過機によって鉄粉が完全に取り除かれますから、ピストンや摺動部を摩耗させるおそれがありません。
■4気筒ディーゼルクランクシャフトは5個のベアリングで受けていますから、振動が少なく、非常に静かです。
■フィアット独特の空気ガバナーがエンジン速度を調整しますから、加速性能が良く、エンストもしません。
■ブレーキは完全防水ですから、安心して作業できます。
■丈夫な多板操向クラッチによって片側履帯へ全出力電動でき、ハンドブレーキとあいまって、一点旋回が簡単に行なえます。
■軽い車体に広い履帯がついていますから、標準形でも0.3kg/㎠、広幅なら0.26kg/㎠(451cwは0.16kg/㎠)と、接地圧が低く、湿田で高性能を発揮します。
■設計は日本と同じ未リサイズですから、工具や部品はすべて国産品で間に合います。
■重心が低く、トレッドが広いので安定性があり、標準形で41%、広幅で49%の傾斜でも転倒しません。
■油圧ポンプはエンジンから直接駆動していますから、エンジンが回転している限り、クラッチを切っても作業機は昇降できます。
■ポジションコントロールがついていますから、作業状態をいちいち見なくても、作業機はレバーでセットした所定の位置に確実に止まります。
■アタッチメントとしてダブル書くションコントロールを装置すると、押し下げ・押し上げの作用が共にできますから、排土板などの特殊作業機に便利です。
■エンジン回転計、アワメータ、PTO回転計が一つになったトラクタメータ、および油圧計、温度計などの計器類が見やすくまとめられ、夜間も計器盤ライトによって照らし出されますから、いつも安全で能率よい作業ができます。
■国際規格の1 3/8 540rpmのPTO軸が、標準装備でついておりますので、ロータリをはじめ各種か移転作業機の仕様が便利です。

形式       411C 451C 451CW
用途または形状  標準  広幅  湿地用広幅
エンジン     立形4サイクル水冷ディーゼル
シリンダ数    4
内径×行程    85×100mm
総行程容積    2,270cc
出力       45ps
回転速度     2500rpm
圧縮比      21.5
燃焼方式     過流室式
仕様燃料     クボタディーゼル重油またはディーゼル軽油
潤滑方式     全圧送式強制潤滑
冷却方式     ラジエター冷却
始動方式     セルスタート
全長       2530mm
全高(ボンネット)1300mm
全高(マフラー )1590mm
全幅       1440/1640/2220mm
最低地上高    270mm
履帯中心幅    1010/1300/1300mm
履帯板幅     260/310/650mm
軸距       1318mm
変速段数     前進6段・後進2段
動力取出軸    直径1 3/8インチ
履帯枚数     32
クラッチ     乾式単板
作業上下装置   ポジションコントロール付油圧3点リンク(カテゴリⅠ)
作業機持上能力  1200/1200/1200kg
重量       2400/2510/2940kg

 

長々と書き写してしまいました。こういうのは僕の備忘録的側面もあるのでご容赦ください。

 

書き写していて思ったことは、

 

〜がついていますから〜にも安心です。

〜がついていますから〜にも便利です。

 

のような表現がすごく多いことです。このくらいの年代のカタログに共通して「抜群」「驚くほど」という表現も多い・・・一種の流行語ですね。(シバウラS-30Aのカタログなどでもそう感じました)

 

もっと古くなると「夏目漱石か?」な感じで、僕ではついて行けないような古くさい表現だったりしますから、きっとわかりやすく伝えよう・・・と模索し始めた頃なのだと思います。

 

しかし、「〜がついていますから」が多い・・・これはきっと作っている人も感じたのでしょう、後に「〜で安心」などの短縮表記になって行きましたよね。広告表現も高性能化していったわけです。

 

カタログ中の

 

■エンジン回転計、アワメータ、PTO回転計が一つになったトラクタメータ、および油圧計、温度計などの計器類が見やすくまとめられ、夜間も計器盤ライトによって照らし出されますから、いつも安全で能率よい作業ができます。

 

という部分、新しいカタログはどう表現するのかな・・・と最近のカタログをパラッと探して似たような部分を拾い出してみると・・・

 

スーパーeスレッシャー+脱穀コア技術でレバー・スイッチ類を左サイドに集中配置、ワンクラス上の脱穀性能を発揮。スムーズな操作をサポートします。

 

う〜ん・・・テンポの良い言い回しで耳当たりが良くなっていますが、古いカタログが「語りかけ」になっているのとは対照的に、新しいカタログは「言い切り」になっていますね。ちょっと対象者との距離が遠くなった感じがします。

それと、説明すると長くなる機能や構造をカプセル化、名詞化して、他の場所で画像や図で説明しよう・・・という意図が見えます。

 

時間がなくなってしまったので今日はおしまいですが、新旧カタログ比較おもしろそうです。機会を捉えてやってみたいですね! それではまた明日!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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