CLAAS ARION 550部品探検「撮りトラ@第34回国際農業機械展in帯広」
今日はちょっと前に「キャビンがタイヤの間にあるのでは?問題」が僕の中で話題になった、第34回国際農業機械展in帯広で見た、クラース・トラクター ARION 550「撮りトラ」続きです。

CLAAS ARION 550はデータシートによると、DPS 4気筒 ターボ・インタークーラー・ディーゼル4525cc 定格158馬力 最大163馬力とあります。このDPS、以前Arion 540/620/640を見た時に、DEUTZ Power Systemsの略なのか、John Deere Power Systems’ (JDPS)なのか、わからなかったのですが、前回のCLAAS ARION 650の時に一番スペックに近いJDPS(ジョンディア)の PowerTech PVXに落ち着いたので今回もそういうことにしておきます。

今日は残りものの写真・・・ということになります。フロントモアはフェラヴェルケというドイツの会社の製品でしたね! Wikipediaによると、この1918年創立の農業機械製造会社は2011年に売却され現在AGCO傘下に入っているようです。

日夜危ないことをして怪我してる「危険ヒト」「キケンくん」がここでも痛めつけられていますね。
気になった部分

2006年にトレーラー部品の会社として創業のSANUBEという会社ですが、オーストリアなんだか、ドイツなんだか、ハンガリーなんだか、どこで生まれたのかはよくわかりません。アドレスはオーストリアみたいですが・・・
もう一つ気になった部分

調べてみると出てきました。「CBM Group」イタリア・モデナの会社です。それ以外はよくわかりませんでした。

ニューホランドのT8シリーズ、巨大なハーフクローラトラクターT8.435

そのT8.435のスイングドローバーっていうんでしょうか・・・この写真のちょっと上のあたり・・・
SANUBEにしても、CBMにしても、このように大手の部品に採用されるということは喜ばしいことなのでしょう。製品の売先が確保できますし経営も安定しますし・・・
昔たくさんの農機メーカー生まれたときは、「近所の農家を喜ばせたい!」的に鍛冶屋さんが、機械を作り始めたのだと思います。
しかし今や「仕事として近所の農家を喜ばせたい!」と思ったら、近所の人ではなく、見も知らない大勢の農家を思い浮かべて製品を作って、大手メーカーの系列に入ることを目指し、その傘下に入らないとならない・・・ということかもしれませんね。
これがもっともっと進むと、その調整で小回りの効く工場を持たない個人メーカーや、オーダーメイド農機製作会社が生まれてくるかもしれません。
やっぱり上から下に常に流れる一方通行より、カオスのほうがおもしろいです。
今日はこんなところです。また明日!
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2019年1月14日 10:07 AM | カテゴリー:第34回国際農業機械展in帯広, 農業機械 | コメント(0)