1975年当時、展示会に行ったらこんな感じ?フルレストアの三菱D1300「撮りトラ@第34回国際農業機械展in帯広」

今日はhokkaidoujinさんにお招きいただき行ってきた、第34回国際農業機械展in帯広の三菱農機ブースで見た、フルレストアされた三菱トラクターD1300マイサン「撮りトラ」です。

 

いきなりブレブレの写真でごめんなさい。三菱のブースに入ってすぐのところにありました。大きくD1300、1975年製造・・・とあります。43年前、展示会で新車を見ているイメージです。
いきなりブレブレの写真でごめんなさい。三菱のブースに入ってすぐのところにありました。大きくD1300、1975年製造・・・とあります。43年前、展示会で新車を見ているイメージです。

 

さすがにメーカーのブースに置いてあるだけあって、隙のない仕上がりぶり。どこも凹んでいるところはありません。
さすがにメーカーのブースに置いてあるだけあって、隙のない仕上がりぶり。どこも凹んでいるところはありません。

 

基本的にトラクターはこんな形をしているので、このように売り場に置いてあってもそれほど違和感はありません。
基本的にトラクターはこんな形をしているので、このように売り場に置いてあってもそれほど違和感はありません。

 

しかし、正面から見た時には少し違和感が・・・シンプルすぎるのです。今の展示会の中では、どのトラクターももう少し複雑な顔をしていますから、のっぺらぼうに見えてしまいます。
しかし、正面から見た時には少し違和感が・・・シンプルすぎるのです。今の展示会の中では、どのトラクターももう少し複雑な顔をしていますから、のっぺらぼうに見えてしまいます。ヘッドランプは今仙電機。多分当時モノではなく、現在の新品です。

 

なぜそう思うかというと、銘の文字やレンズカットがシャープなんですもの・・・当時のものはもう少し甘々だったと想うんです。
なぜそう思うかというと、銘の文字やレンズカットがシャープなんですもの・・・当時のものはもう少し甘々だったと想うんです。

 

三菱農用トラクタ D1300 13PS/2700rpm 0.669ℓ
三菱農用トラクタ D1300 エンジンは2気筒、13PS/2700rpm 0.669ℓ

 

このあたりも素晴らしい仕上がり。
このあたりも素晴らしい仕上がり。

 

ステッカーはもちろん新品。
ステッカーはもちろん新品。

 

この類いのトラクターは今まで野外で、しかも何十年も使用された状態の物を見てきました。それが赤い絨毯の上、ピカピカの状態で最新式の商品と並んで置いてあるのを見るのはもちろん初めてです。

 

喜ぶべき状態なのに、ウキウキしないのはどうしてなのでしょう・・・

 

通常はこの状態です。

 

これはTさんのマイサンD1300です。なんだかブルトラに似てますね。
これはTさんのマイサンD1300です。年表によると1975年〜1977年。

 

三菱トラクターD1300。2気筒エンジンでとにかくコンパクトなトラクター。もしかして対流式の水冷だったりしたら車体の割にラジエターも大きくしなくちゃいけないから、必然的にマークなどは眉間に置くしかなくて顔も似てきちゃうのかもしれません。
普通はこの状態で見るわけです。ボデイの色は褪せているし各部に錆は浮いています。今思いましたけど、三菱のマークのベースはもう少し小さなほうがカッコよかったかも・・・

 

トラクター狂さんが送ってくれた雑誌の切り抜きです。ブルーが変えた若者のハート。と書いてあります。
トラクター狂さんが送ってくれた雑誌の切り抜きです。ブルーが変えた若者のハート。と書いてあります。

そのコピーには・・・

ブルーが変えた若者のハート。
マイサンは、鮮烈のブルー。この色が今若い農業マンに大きな希望と意欲をかきたてています。女性でもすぐ乗れる、簡単な運転と操作。小回りがきくから山間地の田畑でも、効率よくラクに作業がすすみます。さあ、今すぐ乗ってみよう「ブルーのマイサン」。ヤル気をおこさせるトラクターです。

なんだか熱いです。D1300も先日のD2500と同じく若者向けにコマーシャルを打っていたんですね。「これさえあればもっと稼げる」的な気持を持ちながら当時の若者は展示会でD1300を見ていたのでしょうか・・・

 

一方、僕も同じように見たわけですけど、長年使われて野外で見たほうがしっくり来て、展示会でピカピカのものを見ても「ピンとこない」と思っている・・・

 

機械ですから、性能的、意匠的に先進のものじゃないと驚きがないと言うのはあります。

 

でも、今気がつきました。昔のトラクターがカッコいいのは、そのトラクターが元々カッコいいのではなく、使ってた人がカッコいいからなんだ!(多分)

 

 

 

 

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