1 2 3 4 5 6 16

10月2018

やっぱりカタログは60年代!イセキ(ZETOR)TZ5511/TZ4511/TZ3511「昔のカタログ」

今日は札幌農学校第二農場で見た、井関農機ゼトア5511/4511/3511のカタログ、「昔のカタログシリーズ」です。

 

札幌農学校第2農場はWikipediaによれば・・・ 札幌農学校第2農場(さっぽろのうがっこうだいにのうじょう)は、北海道札幌市、北海道大学構内にある施設。ウィリアム・スミス・クラークの大農経営構想に基づき、明治時代に建てられた木造の畜舎などの建築物群が位置する。また、施設は「模範的畜舎」を意味する「Model Barn(モデルバーン)」という名称でも知られる。一部建造物は内部が一般公開され、北海道開拓時代の農具など展示されている数々の資料を無料で見学することが可能である。 となっています。建物が素晴らしいのですが、それは後日として、今日はその中で見たカタログのお話です。

Wikipediaによれば・・・

札幌農学校第2農場(さっぽろのうがっこうだいにのうじょう)は、北海道札幌市、北海道大学構内にある施設。ウィリアム・スミス・クラークの大農経営構想に基づき、明治時代に建てられた木造の畜舎などの建築物群が位置する。また、施設は「模範的畜舎」を意味する「Model Barn(モデルバーン)」という名称でも知られる。一部建造物は内部が一般公開され、北海道開拓時代の農具など展示されている数々の資料を無料で見学することが可能である。

となっています。建物が素晴らしいのですが、それは後日として、今日はその中で見たカタログのお話です。

 

イセキで販売していたZETOR5511は社史の年表によると、1968年(昭和43年)中頃から1971年(昭和46年)中頃まで販売されていたもようです。保存状態が良く、ツルツルピカピカです。とても50年前のものとは思えません。

イセキで販売していたZETOR5511は社史の年表によると、1968年(昭和43年)中頃から1971年(昭和46年)中頃まで販売されていたもようです。保存状態が良く、ツルツルピカピカです。とても50年前のものとは思えません。残念ながらスキャンすることはできないので、暗い室内、わずかな時間の間に急いで写真を撮っています。見辛いのはご容赦ください。

 

日本のメーカーに中型・大型のトラクターが作れなかったのか、作るより輸入したほうがメリットがあったのかわかりませんが、1960年代後半から70年代中盤にかけて、井関農機に限らず中型・大型のトラクターは外国製を売っていたようです。

日本のメーカーに中型・大型のトラクターが作れなかったのか、作るより輸入したほうがメリットがあったのかわかりませんが、1960年代後半から70年代中盤にかけて、井関農機に限らず中型・大型のトラクターは外国製を売っていたようです。

 

井関農機では内部的に?TZ5511と呼ばれていたモデルです。60年代のカタログは今のカタログと違い、思いきった個性的な表現が多いので楽しいです。ちょっと中身をのぞいてみると・・・

 

“ズバ抜けた強馬力”であらゆる土を征服する!

1945年から本格的に生産され、現在年産55,000台—–世界的に有名な機械技術をもつチェコスロバキヤで生まれたゼトアトラクターは世界72ヵ国で活躍中です。

すぐれた各部機構、強力無比のエンジンを装備・・・トラクターの理想を実現させたすばらしい機体構造で、どんなに過酷な条件下でも常に最高の作業性能を発揮します!

 

征服とかチェコスロバキヤ、最近の広告では見ない言葉ですね〜。

 

今のカタログは写真の面積とテキストの面積の比率が5:1くらいの感じですが、このころは1:1とか2:1くらいの感じ。 見出しには●連続中作業ができる強力なエンジン(ユニット式のシリンダーが見える写真が載っています。ユニーク!)●前進16段・後進?段のトランスミッション●精巧な油圧装置ゼトアマチック●ずば抜けて強いけん引力●便利なダブルクラッチ とあります。

今のカタログは写真の面積とテキストの面積の比率が5:1くらいの感じですが、このころは1:1とか2:1くらいの感じ。

見出しには●連続中作業ができる強力なエンジン(ユニット式のシリンダーが見える写真が載っています。ユニーク!)●前進16段・後進?段のトランスミッション●精巧な油圧装置ゼトアマチック●ずば抜けて強いけん引力●便利なダブルクラッチ

とあります。

 

ダブルクラッチとは何だろう・・・ピントが手前に合っているのでうまく読めないのですが、クラッチを軽く踏み込むとPTOの動力が切、さらに踏み込むとエンジンのクラッチが切れる・・・そんな感じの機構のことを言っているようです。

 

写真も綺麗だし、色もビビッド・・・ホントにそんなに昔のものなのかなぁ・・・ ●利用範囲の広いPTO装置●軽く強力な油圧ブレーキ(読めないですけど多分そうじゃないかな)●広範囲な車輪調整●快適な運転操作

写真も綺麗だし、色もビビッド・・・ホントにそんなに昔のものなのかなぁ・・・
●利用範囲の広いPTO装置●軽く強力な油圧ブレーキ(読めないですけど多分そうじゃないかな)●広範囲な車輪調整●快適な運転操作

 

ゼトア5511 銘柄形式ゼトア5501 種類	ディーゼル 冷却方式	水冷 サイクル数	4 シリンダー数	4 内径×行程(mm)	95×110 総行程容積(cc)	3,120 圧縮比	17.9:1 出力(ps)	57 定格回転数(r.p.m)	2,200 車両総重量(kg)	2,270 荷重 前輪(kg)	900 荷重 後輪(kg)	1,370 全長(本体のみ・mm)	3,475 全巾(標準状態・mm)	1,740 軸距(標準状態・mm)	1,620 輪距 前輪最大	1.725 輪距 前輪最小	1.330 輪距 後輪最大	1.800 輪距 前輪最小	1.425 最低地上高(mm)	460

ゼトア5511
銘柄形式 ゼトア5501
種類 ディーゼル
冷却方式 水冷
サイクル数 4
シリンダー数 4
内径×行程(mm) 95×110
総行程容積(cc) 3,120
圧縮比 17.9:1
出力(ps) 57
定格回転数(r.p.m) 2,200
車両総重量(kg) 2,270
荷重 前輪(kg) 900
荷重 後輪(kg) 1,370
全長(本体のみ・mm) 3,475
全巾(標準状態・mm) 1,740
軸距(標準状態・mm) 1,620
輪距 前輪最大 1.725
輪距 前輪最小 1.330
輪距 後輪最大 1.800
輪距 前輪最小 1.425
最低地上高(mm) 460

 

青焼き図面のような三面図が載っているのがいい感じです。時間がなくなってしまいました。この続きは明日ということで・・・

 

赤から青になりたてのヰセキTS3510耕太「撮りトラ」

今日は、hokkaidoujinさんの案内で行った中古車屋さんで見たイセキトラクターTS3510「耕太」「撮りトラ」です。

 

ヰセキのTS3510です。農研機構の登録では1976年、昭和51年ですが、井関農機60年史の年表によれば、赤いTS2800やゼトアの3011-3511-3545からの中型トラクターの流れを引き継ぐ形で農研機構の登録より前の1975年(昭和50年)登場し、1981年(昭和56年)いっぱいまで売られていたことになっています。

ヰセキのTS3510です。農研機構の登録では1976年、昭和51年ですが、井関農機60年史の年表によれば、赤いTS2800や、ゼトアの3011-3511-3545からの中型トラクターの流れを引き継ぐ形で、農研機構の登録より前の1975年(昭和50年)に登場し、1981年(昭和56年)いっぱいまで売られていたことになっています。この写真で少し気になるのは、リヤホイールがオレンジなこと。イセキと言ったら白いホイールですが、オレンジも似合いますね。「フロントホイールが異様に白いのは後から自家塗装したから」と考えられますから、もしかしたら当初はオレンジのホイールだった・・・などということもあるかもしれません。

 

イセキTS2800です。この写真を見て一番初めに目に飛び込んできたのがフロントのおもり。レールの切れ端を番線で縛っただけ・・・人柄が現れてますねえ・・・。もちろん、悪い意味に取らないでくださいね。僕もこっちサイドの人間なので「シンパシーを感じる」という意味です。

こちらはイセキTS2800です。このときまでイセキのトラクターは赤。三菱も赤から青になりましたし、何か「赤はダメ」な転機があったのでしょうか? TS2800は1972年(昭和47年)中頃に誕生し、TS3510が市場に投入されるタイミングの1975年(昭和50年)に青いTS2810にモデルチェンジしています。

 

井関ZETOR3011 1968年

こちらは井関ZETOR3011 TZ3011という名で1966年から1968年まで売られていたようです。

 

中身はわかりませんが、外見はなかなかユニーク!オールドスクールというかオールドスタイルというか・・・流行にとらわれない質実剛健な雰囲気が漂っています。それからエンジンに対してずいぶんボディが長いです。一体前のほうに何が入っているのでしょう?6気筒のエンジンを搭載したバージョンもあったのでしょうか?

こちらは同じ中型でも少し大きいZETOR4712です。イセキではTZ4712という型式名?で1973年(昭和48年)中頃から〜1975年(昭和50年)中頃まで売られていたようです。やはり赤いトラクター。

 

1975年(昭和50年)当時、赤く、エキゾチックな雰囲気のトラクターラインナップだったイセキ・・・そこへ青く、ちょっと角目で未来的なデザインの青いトラクター、しかも名前は純日本風の『耕太』ですから、賛否両論巻起こったのではないでしょうか?

1975年(昭和50年)当時、赤く、エキゾチックな雰囲気のトラクターラインナップだったイセキ・・・そこへ青く、ちょっと角目で未来的なデザインの青いトラクター、しかも名前は純日本風の『耕太』ですから、賛否両論巻起こったのではないでしょうか?

 

TS3510は3AB13気筒1777ccディーゼル、35馬力/2400rpmとなっています。

TS3510は3AB13気筒1777ccディーゼル、35馬力/2400rpmとなっています。マフラーに缶をかぶせてガムテープで塞いでしまっているのは、お店の人がそうしたのだと思います。

 

青くなったということで、少しFORDを意識しているのでしょうか・・・メーター回りにそんな雰囲気が出ているような気がします。

青くなったということで、少しFORDを意識しているのでしょうか・・・メーター回りにそんな雰囲気が出ているような気がします。

 

ホームセンターで「大体こんな色だろう」とスプレー缶を買ってきたのは良いけど、実際に塗り始めたら思ったより濃くて焦ったの図・・・という感じです。図らずも青の迷彩になってしまった経緯、目に浮かぶようです。機械を大事にするんですが、若干計画性に欠け、楽天的な性格の持ち主さんだったのでしょう。

ホームセンターで「大体こんな色だろう」とスプレー缶を買ってきたのは良いけれど、実際に塗り始めたら思ったより濃くて焦ったの図・・・という感じです。あまりに目立つので、全体に塗ろうとしたが、今度は塗料がなくなってしまった・・・図らずも青の迷彩になってしまった経緯、目に浮かぶようです。機械を大事にするんですが、若干計画性に欠け、楽天的な性格の持ち主さんだったのでしょう。わかります。わかります。

 

ますます充実してきたイセキの取説サイトには、今から30年以上も前のカタログまで見ることができます。ホント、素晴らしい!

ますます充実してきたイセキの取説サイトには、今から30年以上も前のカタログまで見ることができます。ホント、素晴らしい!

 

カタログ自体は今時とあまり変わりのない感じで、おもしろいところはなかったですけどね。

カタログ自体は今時とあまり変わりのない感じで、おもしろいところはなかったですけどね。

 

 

 

 

1 2 3 4 5 6 16

サイト内の検索

お気に入りリンク

最近の記事

最新のコメント

  • 色が黄色だと建機に見える。コマツWD50「撮り虎」へのコメント (一柳進より[12/15]) コマツWD50トラク
  • ブラボー!フォード・ムスタングは実在した!「撮りトラ&昔のカタログ」へのコメント (くるまんより[12/13]) こんばんわ 5年ほど
  • ブラボー!フォード・ムスタングは実在した!「撮りトラ&昔のカタログ」へのコメント (くるまんより[12/13]) こんばんわ 5年ほど
  • おっと!これもLODIちゃん!CLAAS ARION 650「撮りトラ@第34回国際農業機械展in帯広」へのコメント (象印より[12/12]) クラースのトラクター
  • 28年前のディーゼル田植機。クボタ RAINBOW S1-650RUDM「田植機考古学」へのコメント (トラクター狂より[12/09]) 今更ながらのコメント
  • フェントFENDT 828 Vario「撮りトラ@第34回国際農業機械展in帯広」へのコメント (山葵より[12/07]) あっ!もうフロントガ
  • タイヤ、色、売り方までも独特。フィンランド生まれ、2160万円!VALTRA T234D「撮りトラ@第34回国際農業機械展in帯広」へのコメント (H2より[12/06]) Valtraは北海道
  • タイヤ、色、売り方までも独特。フィンランド生まれ、2160万円!VALTRA T234D「撮りトラ@第34回国際農業機械展in帯広」へのコメント (noraより[12/05]) 山葵さん こんにちは
  • 世界初!耕深自動制御のクボタL1501DT-AC「撮りトラ」へのコメント (noraより[12/05]) ゆーさん こんにちは
  • 世界初!耕深自動制御のクボタL1501DT-AC「撮りトラ」へのコメント (noraより[12/05]) 木田さん おはようご
  • タイヤ、色、売り方までも独特。フィンランド生まれ、2160万円!VALTRA T234D「撮りトラ@第34回国際農業機械展in帯広」へのコメント (山葵より[12/04]) もう四半世紀前の話で
  • 世界初!耕深自動制御のクボタL1501DT-AC「撮りトラ」へのコメント (ゆー@夢追人より[12/04]) こんにちは、最近ジャ
  • 世界初!耕深自動制御のクボタL1501DT-AC「撮りトラ」へのコメント (木田ヤスオより[12/03]) ハンドルの脇のスイッ
  • 世界初!耕深自動制御のクボタL1501DT-AC「撮りトラ」へのコメント (noraより[12/02]) shiroemodo
  • システムとマチックのせめぎ合い。60年代のイセキ(ZETOR)TZ5511/TZ4511/TZ3511「昔のカタログ」へのコメント (noraより[12/02]) 山葵さん こんにちは
  • 世界初!耕深自動制御のクボタL1501DT-AC「撮りトラ」へのコメント (shiroemodonより[12/01]) この時代の耕深制御だ
  • システムとマチックのせめぎ合い。60年代のイセキ(ZETOR)TZ5511/TZ4511/TZ3511「昔のカタログ」へのコメント (山葵より[11/30]) 輸入車のジャッキって
  • システムとマチックのせめぎ合い。60年代のイセキ(ZETOR)TZ5511/TZ4511/TZ3511「昔のカタログ」へのコメント (noraより[11/25]) 山葵さん こんにちは
  • システムとマチックのせめぎ合い。60年代のイセキ(ZETOR)TZ5511/TZ4511/TZ3511「昔のカタログ」へのコメント (山葵より[11/24]) あっ!これです!この
  • トラクターらしからぬ色が似合うわ〜。フィンランド生まれ、2160万円!VALTRA T234D「撮りトラ@第34回国際農業機械展in帯広」へのコメント (noraより[11/23]) H2さん こんにちは
  • タグクラウド

    クボタトラクター トラクターの話題や写真 撮り虎(撮りトラ) 水戸市大場町での米作り(コシヒカリ/飼料稲) 環境保全会活動の紹介や、予定など 米作り(コシヒカリ/飼料稲)動画記事 農業機械