投稿日: 2018年8月8日2018年8月8日Vツインだからこそのこの形。日の本MD200「撮りトラ」今日は、hokkaidoujinさんの案内で行った中古屋さんで見た、1971年 (昭和46年)あたり、日本で初めて高速回転V型2気筒(3400rpm)を搭載した日の本MD-200「撮りトラ」です。 まあ、ボロボロなんですけど、去年私設博物館で見たものよりはずっと「働いていた」感があります。(博物館で見たものは、レストアされてピカピカだったので)少なくとも立形エンジンよりは背の低い、Vツインエンジンを搭載しているため、思いきってエンジンフードを前に切り下げることができ、スマートなシルエットになっていることがよくわかります。メチャクチャユニークな形です。 こちらは去年見たレストア済みの日の本MD200。きっと普通のエンジンならエンジンフードは前に向かって水平に近くなっていると思うんです。冒頭の写真、なんだかずいぶんスポーティだな・・・と、思えたのは、バッテリー部分のカバーが失われて前が尖ってしまっているからそう見えたのですね。 こんな小さなトラクターでもフロントローダーを付けて使っていたのですね。ブラケットが見えます。エンジンはずいぶんコンパクトです。 Vツインというと、これを思い出します。ホンダのGL400(写真はWikipediaより)このVツインはラジエターをめり込ませるためか、シリンダーをねじって配置していますね。 1966年 耕耘機 F90 日の本MD200が日本で初めて高速回転V型ディーゼルエンジン(3400rpm)を搭載というらしいのですが、高速型V型ディーゼルエンジンを搭載した耕耘機であればもっと古いのがあります。(既出ですが) ホンダ 耕耘機 F90 昭和41年 1966年 エンジン:空冷4サイクルV型2気筒 OHV ディーゼル 479cc 最高出力:9馬力/3000rpm 重量:313kg 昔の未来の形、全開な感じです。今でもカッコいい。エンジンはなんと空冷4サイクルディーゼル!排気量/479cc/最高出力/9PS/3,000rpm/変速機/前進8段/ 後進2段/当時の価格は¥272,000!高い! 銘板部分。展示プレートにはホンダ初のディーゼル耕耘機、静かで低振動の2気筒・セル始動。ロータリーは着脱瞬時ワンチャック式でリモコン操作。 明るい2眼ヘッドライト採用。とあります。 MD200に戻ります。ちょこっとシリンダーヘッドが両脇に飛び出していますけど、スマートでいかにも走りそうな形。(働くというよりは「走る」感じ) メータ脇サイド左側に付いている草刈機のアクセルみたいなの・・・他の日の本でも見たことがあります。なんだろう・・・ 回転計はちゃんと3400からレッドです。でも、0〜1000回転までも同様にレッド。もしかして、1000回転までは使えないとか? 日の本トラクターMD-200㈱東洋社あれ?MD-(ハイフン)200なの?? よくよく見るとMDと200の間に短い「-」が入っている!MD200じゃなくて、MD-200だったんだ! 総排気量:0.809ℓ最大出力:20ps/3400rpmとあります。 今日はここまでです。また明日! 共有:FacebookTwitterPinterestLinkedInメールアドレスいいね:いいね 読み込み中…