木の下くん、高木くん、土作くん・・・くんくんくんの1988年シバウラ総合カタログその2

今日は「昔のカタログシリーズ」、トラクター狂さんが送ってくれたシバウラの1988年版総合カタログの続きです。トラクター狂さん、ありがとうございます!

前回見たのは1970年(昭和45年)のシバウラ総合カタログでした。それから18年、シバウラはどう変わったのでしょう。

 

硬派の機械メーカーだと思っていたシバウラにお姉さんが登場していますが、それをおいて注目したいのは「木の下くん」「高木くん」「土作くん」の「くんくんトリオ」。項派だと思ったのは僕の思い込みだったようです。
硬派の機械メーカーだと思っていたシバウラにおねえさんが登場していますが、それをおいて注目したいのは「木の下くん」「高木くん」「土作くん」の「くんくんトリオ」。硬派だと思ったのは僕の思い込みで、「おねえさん」と「〜くん」の愛称は、一通り製品が出そろい差別化の難しくなった農機業界全体を巻き込んだ大きなムーブメントだったようです。

 

「〜くん」から始まった愛称はやがて「〜ちゃん」そして「〜っこ」「〜っ子」へ発展していくんでしたね。

 

これは元祖エコネット元気くん。苗いじめのローラーですね。これは「くん」がついている上に、知的財産権の発達していなかった頃から名前が重要だった和菓子業界でおなじみの「元祖」つきです。
これは元祖エコネット元気くん。苗いじめのローラーですね。これは「くん」がついている上に、知的財産権の発達していなかった頃から名前が重要だった和菓子業界でおなじみの「元祖」つきです。

 

茨城県水戸市常澄産コシヒカリ 苗
このように使うものです。

 

こまきちゃん
こまきちゃん

 

箱まきちゃん
箱まきちゃん

 

らくまきちゃんR これなどは「〜ちゃん」+Rです。「くん・ちゃん」にもインフレが始まっています。これがそのうち「らくまきちゃんZ」とか「らくまきちゃんEX」とか「らくまきちゃんROYAL」などに繋がっていくヤツです。
らくまきちゃんR これなどは「〜ちゃん」+Rです。「くん・ちゃん」にもインフレが始まっています。これがそのうち「らくまきちゃんZ」とか「らくまきちゃんEX」とか「らくまきちゃんROYAL」などに繋がっていくヤツです。

 

少し脱線しました

 

「やさしくて、仕事ができるマイコントラクタ・スタイガー」トラクターのインパネのことをこのカタログでは「マイコンモニタ」と呼んでいるようです。写真の基板がそのマイコン基板なのでしょうか? 名前はともかく、こういうカクっとしたインパネ、好きなんですよね、僕。
「やさしくて、仕事ができるマイコントラクタ・スタイガー」トラクターのインパネのことをこのカタログでは「マイコンモニタ」と呼んでいるようです。写真の基板がそのマイコン基板なのでしょうか? 名前はともかく、こういうカクっとしたインパネ、好きなんですよね、僕。

 

少し驚いたのは田植機を売っていたこと。この頃シバウラは総合農機メーカーだったんですね。トラクター狂さんは三菱のOEMと見ているようです。
少し驚いたのは田植機を売っていたこと。この頃シバウラは総合農機メーカーだったんですね。トラクター狂さんは三菱のOEMと見ているようです。

 

 

現役の頃はこんな感じだったんだ!
三菱マイレディは歩行形です。シバウラの歩行形はペースト施肥機(三菱独自の・・・とカタログで謳われていた)付ですし、形も似ていますよね。

 

ここに北海道仕様を見つけました。 引用すると 補助苗12枚を搭載!北海道仕様。 北海道仕様は、広い圃場での連続作業を可能にした補助苗を12枚積めるゆとりの設計です。 とあります。
1981年の三菱田植機MPR601です。シバウラのカタログに載っている田植機とは形は違いますが、似ています。この後、三菱の田植機は1987年にMPR50/60が登録されていて、シバウラのカタログに載っているのはこちらのほうだと思われます。

 

おサイフは昔も今も奥さまが握っているのでしょうが、「ともだち感覚♡」「奥さまの出番です!」この全力で奥さまにアピールする感じ、効果があったのかどうかがすごく気になります。
なかなかぴったりのものがありませんでいsた。こちらは1983年「レゼルダ」三菱2条刈りコンバインML700・ML800のカタログです。

 

hokkaidoujinさんの所で見た三菱のレセルダ。これも少し形が違いますね。
hokkaidoujinさんの所で見た三菱のレセルダ。これも少し形が違いますね。

 

勘違いしていたのですが、三菱のコンバインはレゼルダじゃなくレセルダだったんですね。僕、思い込みが激しいんですみません・・・

 

今日はこんな所で・・・また明日!

 

 

 

 

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“木の下くん、高木くん、土作くん・・・くんくんくんの1988年シバウラ総合カタログその2” への5件の返信

  1. トラクター狂さん こんにちは
    いつも楽しませていただきありがとうございます
    歩行式の田植機、特に一輪は一筆書きの頭を使わないで済み
    行き詰まったらフローティングターンしたり畦道を帰ってきたり
    疲れるのを除けばそれはそれで機動性十分の機械ですよね

  2. 伊藤産業機械(株)さん こんにちは

    三菱コンバインの愛称はほとんどの人が「レゼルダ」と読んでいるようです。
    正しく「レセルダ」と読める人は、かなりの上級者です。

    他にもそんな人がいたなんて、なんだか嬉しいです
    一回濁点を抜いて読んでしまったら、そのあと何回見ても濁点が見えないので
    思い込みもここまで来ると恐ろしい・・・そんな思い込み仲間が他にも居たんですねえ・・・

  3. もう20年近く前になりますが、三菱の歩行4条の田植機(確かマイレディMP460だったような・・・)を使ってました。

    当時、面積が1町歩ちょっとしか無いうえに、乗用が使えそうに無い位深い田圃があったので、地区で一番最後の歩行田植機となりました(笑)

    車重が軽いのでスタックの心配が無く、その気になれば一日で1町歩は植えられたと親父は言ってました。

  4. 三菱コンバインの愛称はほとんどの人が「レゼルダ」と読んでいるようです。
    正しく「レセルダ」と読める人は、かなりの上級者です。

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