米の生産過程は丸見え

このあいだあぜぬりを見てきたせいか、きれいに塗られた畦が目に付く季節です。

先日のあぜ塗り・・・これです

↑1分ちょっと。実は往復やっているのですが、今日は時間の都合で往路のみです。復路はまた後日。

昨日、外に出たらすごくきれいに塗られた畦を見かけたので写真を撮ってきました。

おお!定規で計ったんじゃないか?ってくらいきれいな畦。・・・でも、
おお!定規で計ったんじゃないか?ってくらいきれいな畦。・・・でも、
近くで見ると微妙に曲がってはいます。もちろん、僕はこんなにまっすぐ走れないですけどね。
近くで見ると微妙に曲がってはいます。もちろん、僕はこんなにまっすぐ走れないですけどね。

もっとまっすぐなのはないか、色々探してみました。

あぜぬり

近くで見ると微妙に曲がってはいます。もちろん、僕はこんなにまっすぐ走れないですけどね。

近くで見ると微妙に曲がってはいます。もちろん、僕はこんなにまっすぐ走れないですけどね。
どれもまっすぐですが、厳密にはまっすぐではありません。それにしてもこのあたりの田んぼは真っ黒ですね。

見た中で一番まっすぐなヤツを並べてみたんですが、どうしたってちょっとタイヤを取られてふらつけば畦も曲がってしまいます。

完璧なものを求めるとしたらGPS連動のトラクターを使うとか、まっすぐなレールを渡してそれをガイドにして走るとかしないと無理ですよね。

米の生産過程は丸見え

田んぼは「お米」を作っているわけで、「畦」を作っているわけではありません。でも、こうやって僕みたいに自分はできないくせに「あそこはまっすぐだ」「あそこは曲がってる」と見る人間がいる・・・

田んぼって、外部のヒト注視のもとで、すべての生産過程がつまびらかになっている屋外工場みたいなものですね。やりにくいよなあ・・・

モノを作る人だったら、成果物がすべてな訳で過程はできるだけ見せたくないだろうな・・・と思います。左甚五郎だって、大勢の人たちから見られてたらきっとやりにくいはず。
モノを作る人だったら、成果物がすべてな訳で過程はできるだけ見せたくないだろうな・・・と思います。左甚五郎だって、大勢の人たちから見られてたらきっとやりにくいはず。

あ、でも、作業場で作れるような小さめのものを作る人ならいいですが、大工さんのような大きなものを作る人は農家と同じで、たくさんの人に見られる状態で仕事をするしかないか・・・

大工さんに聞いたのですが、いい職人は仕事中に失敗しても絶対「あっ」と言わないそうです。「突っ込まれどころをわざわざ作らない」ということでしょうか。こういう屋外工場での仕事をしている人の知恵なのでしょうね。

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