柄杓というより匙な感じ・・・カラスビシャク

トラクターと同じで、見たことのないものを見つけると写真を撮って収集したくなります。理科の実験で使う薬匙見たいな形の、とっても不思議な形をした花(?)が田んぼの法面にたくさん咲いていました。

カラスビシャク
スギナの林の中、高く首をもたげて不思議な形の花が咲いています。
カラスビシャク
調べてみると「カラスビシャク」というのだそうです。柄杓というより、薬匙な感じ。
薬匙
柄杓というより、こっちに近い・・・薬匙

そしてさらに不思議なことに、咲いているのはその田んぼだけ・・・同じように並んでいる他の田んぼには全く咲いていないのです。草刈りのタイミング、田んぼを作っている人のクセで植物の植生が変わってしまう、しかもピンポイントで・・・なんて繊細なんだろう。

カラスビシャク
カラスビシャク

ウィキペディアによると

カラスビシャク(烏柄杓、学名:Pinellia ternata)とは、サトイモ科の植物の一種。

地下茎は球形で、その上から根と茎葉が出る。葉は1-2枚ほどしかなく、長い葉柄があって立ち上がり、先端に3枚の小葉をつける。葉柄の中ほどにはムカゴをつける。
開花期は初夏。テンナンショウ属のものによく似た花で、緑色。付属体の先端が細長く伸びているので、ウラシマソウを小さくしたような花序の姿である。ただしこの属の特徴として雌花序部が背面で仏炎苞に癒合しているので、筒部の下半分がやや細くなって見える。

花でいいみたいですね。たしかに釣り糸が伸びているところはウラシマソウに似ています。

こちらはウラシマソウ。カラスビシャクに比べるとかわいげがないですね。それに花自体があまり立ち上がってこないです。
こちらはウラシマソウ。カラスビシャクに比べるとかわいげがないですね。それに花自体があまり立ち上がってこないです。

立ち姿はマムシグサにも似ています。大きさは違いますが・・・

マムシグサ(蝮草、学名:Arisaema serratum)は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草である。有毒植物。
筑波山のマムシグサ 結構な斜面にも生えています。

とにかく気になる花

カラスビシャクの花 引っこ抜くとヒョロヒョロと長い柄杓の柄とともに抜けてきます。
カラスビシャクの花 引っこ抜くとヒョロヒョロと長い柄杓の柄とともに抜けてきます。
カラスビシャクの花 バラしてみるとこうなってます。ウラシマソウのように雄花と雌花にわかれているのだろうか・・・そうじゃないようにみえるけど・・・
カラスビシャクの花 バラしてみるとこうなってます。ウラシマソウのように雄花と雌花にわかれているのだろうか・・・そうじゃないようにみえるけど・・・
カラスビシャク
葉っぱはイチゴスプーン見たいな形の葉が3枚セット。
カラスビシャク
苦しい思いをして地面に這いつくばってやっとこうやって顔が見えるくらいのうつむき加減です。見ると笑っているみたいですね!
カラスビシャク
畑などに生える雑草で、ウィキペディアには湿った場所を好むとは書いていなかったのですが・・・
カラスビシャク
大場町で初めて見ました。発見はいつでもあるんだなぁ
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