「昔のカタログ」インターナショナル ライス コンバイン105 その1

昔のカタログシリーズです。今日は以前紹介したベルギーの会社、クレイス社の作ったライスコンバインと同じような時期のインターナショナル105です。

昭和42年(1967)〜43年(1968)あたりからぼちぼち導入されたように資料に書いてあります。というわけで、50年近く前のカタログということになるのでしょう・・・多分。

正面にはIHのマーク、サイドに「富士小松ロビン株式会社」の文字のあるヘルメットをかぶったお兄さんが丸いスライド窓を開けて中のお米を調べています。多分ここかグレンタンクなんでしょうね。(知りませんよ、想像です)
正面にはIHのマーク、サイドに「富士小松ロビン株式会社」の文字のあるヘルメットをかぶったお兄さんが丸いスライド窓を開けて中のお米を調べています。多分ここかグレンタンクなんでしょうね。(知りませんよ、想像です)

色々調べてみるとこの寄せ集めたような名前の「富士小松ロビン株式会社」は、富士ロビン株式会社?側からの沿革に昭和42年12月、株式会社小松製作所と業務提携(同社大型農業機械の国内販売を当社が行う)し、「富士小松ロビン株式会社」に社名変更とあります。
 
ということは、このインターナショナル ライス コンバイン、(トラクターもなんでしょうね?)を売るためにできた会社ということが言えそうです。もしかしたら以前紹介したコマツインターのお店は「富士小松ロビン株式会社」が作ったものかもしれませんねえ・・・

年期の入った看板。そして「インタートラクタ」というカタカナ文字。この看板のお店のことです。
年期の入った看板。そして「インタートラクタ」というカタカナ文字。この看板のお店のことです。

しかし、そのわずか2年と半月後、昭和45年6月には株式会社小松製作所との業務提携を解消し、富士ロビン株式会社に社名変更。とあります。一体何があったんだ・・・

いろいろ書いてありますねえ・・・
いろいろ書いてありますねえ・・・

抜群の機能プラス使いやすさ

●視野の広い運転席、各部の点検調整も容易です。しかも操作は簡単確実、振動、騒音も少なく、運転者が長時間作業を行っても疲れません。

●車体重量は、他のコンバインと比べても抜群に軽くなっています。湿田の多い、我が国の農業地帯で最高の走行性能を発揮します。また、車体の軽量性が乾田において、トラックアタッチメントにかわり、ライスタイヤを装着することを可能にしてありますので、きわめて軽快な作業が行えます。

●伝統を誇るインター55馬力水冷4サイクルガソリンエンジンは、ディーゼルエンジンに比べ、取扱が容易で、長期格納の保管整備も楽なうえ、軽量と少ない振動、しかも強馬力と抜群な性能をもっています。

●左右独立ディスクブレーキ方式で操縦操作が容易です。また、旋回半径もきわめて小さく小区画圃場でも能率的に働きます。

●ベアリングは完全密閉自動調芯式を使用してありますので、給油の手間がかからないばかりでなく、いつまでも高い性能を保持します。

でも、日本の湿田も強力で軽量の105も苦戦したんですよね。

international105 combine 886 インターナショナル105コンバイン
日本の湿田は強力

コンバイン競技会(仮称)にもエントリーしていました

Combine test. Result.
何のことかわからない項目がたくさん並んでいますが、いくつか素人にも興味の湧く数字も出ています。

(クリックで拡大すると思ったんですけど、さらにブラウザーで拡大しないとよく見えないので、PDFを置いてあります→コンバイン競技会 リザルト

ごめんなさい・・・途中ですが時間がなくなっちゃいました。失礼してまた明日!

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